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死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~
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死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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シリーズとしての3/6作目。 そして個人的にも前作『舞面真面とお面の女』に続く3作目の「野崎まど」でもある。 3作目にして完全に「野崎まど」の筆致に飼い慣らされた僕(やつがれ)の感性は、ページを捲りその文字に目を這わせた瞬間から、すっかりとその“世界”に入り込んでしまう。 そして入り込んだ先に見えた世界は…… 確かに僕自身3作目にしてそれなりに「野崎まど」の“手口”に慣れてきたとは感じていた。でも「奇才」の「奇才」たる所以は、早々容易く手に取れるほど浅はかな訳ではなかった、ということを今作では身を以て体感、楽しむことが出来た。 余り詳細に触れてしまうと、肝心要折角の“仕掛け”に手をかけてしまうことになりそうなので、程々にしておくが、兎に角「笑わせて」貰った―それはそれは色々な意味で……。 シリーズ3作目だからこそ、理解し得る「面白さ」ってことで納得も出来る一方、“シリーズ”と謳われているからこそ、今後の展開に対する期待を込めた“疑念”もまた生まれてくる。 最後のページを捲るまで、そんなことは思いもよらなかったし、捲ったからこそ芽生えもした。そんな作品だ―とまぁ、僕は勝手に感じている。 | ||||
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およそレビューとは言えない雑で不真面目な感想なのですが、とある教員の一人称語りで物語は進むのですがこの教員の語り口がなんというか気障で鼻につくというか鼻持ちならない性格・言動が受け付けず10ページくらいで断念しました。やたらと上下関係を気に留めたがりで口ぶりが同僚や後輩に先輩風吹かすかと思えば年配の先生から見れば我々はひよっこなのだなどとやや余計な上下関係的卑屈さまで発露しだすので読んでて見苦しさがあるなと。まあラノベっぽい小説は大概そんな感じの卑屈・厭世的・ややキザな主人公が多いのでらしいと言えばらしいのですが教員という立場の主人公なのでそれがちょっと若干キツいなと思えてしまいましたね。 | ||||
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奇想系のミステリ。軽く読めるお話として楽しめました。 ただ、他のかたもおっしゃっていますが、私もオチは早く読めてしまったのが残念でした。 予想を超えた展開が来てほしい、という期待を強く持ちすぎてしまったのかもしれません。 | ||||
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"『自分が学ぶ事と相手に教える事は直結しているんです。インプットとアウトプットの無限の繰り返し。それが教育の本質であり、同時に教育の限界でもあるのだと、私は思います』"2010年初版、2019年新装版となる本書は女子校を舞台に『不死と教育』の限界を考察する『アムリタ』シリーズ第三弾。 個人的には【[映]アムリタ 新装版】から始まるシリーズを順番に最後まで読んでいこうと『舞面真面とお面の女』に次いで、手にとりました。 さて、そんな本書は【大学だけがない】幼稚園から高校までを揃えた名門女子校『私立藤凰学院』に新しく勤務することになった生物教師"伊藤"は、ある日『この学校には、永遠の命を持つ生徒がいる』という噂話があることを同僚や生徒から聞くのですが。荒唐無稽な話だと一応は【考察するも切り捨てる】彼の前に、本当に『死なない生徒』と自称する識別組子(しきべつくみこ)が現れて。。 まず、これまで読んできたシリーズでも感じたことですが。本書でも設定や登場人物たちは、良くも悪くも【どこか虚構的、アニメ的な印象】なのですが。掛け合い漫才のような会話で進んでいくので【とにかく読みやすく】一気に読み終えることが出来ました。 また本書で明かされる『永遠の命』の正体は【流石に無理があるように感じました】が。いかにも平和な学園ものといった物語に【異様な出来事、超越的な存在が突如あらわれる】本シリーズ。やはり魅力的だな。とあらためて。 | ||||
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これは本当に評価に困る作品です。 期待していた物とかなり違いましたし、結末に納得できるかと言われたら「できる」し、「できない」 こればかりは読んでくれとしか言いようがない。 ただこれまでに読んだメディアワークスの作品とは明らかに違う。かなりラノベ寄りの作品です。むしろ、ラノベで出してくれていたほうが納得できました。 ただ、つまらなくはない。特別面白いわけでもありません。 | ||||
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※(追記➡)アマゾンで本品を購入したのに、その印みたいなのが本稿タイトルについてないので、アマゾンで購入しました事をここに明記します。 ※核心的に近いネタバレが、本文章の最後に少しありますので(事前警告あり)、本作未読で、いずれ読むつもりの方は、念の為若干御注意ください。 (なるべく抽象的に書きましたが) あとそこにいくまでも、どうしても若干のほのめかしはありますので、 本作既読後に本文を読むのがやっぱり無難かもしれません。 ラストにこそやや反則技かも?な展開がありますが、 そこにいくまでの過程的には概ね論理的破綻がない範囲で、 程良く知的サスペンスを楽しめます。 前二作を読んでいると、とあるコがラスボスかなと思えますが・・・・・・ さすがに、妙に論理的な長台詞のあるあの人はクサいなと思ってたら、オチでやはり当たらずとも遠からずだったりとか、 一作目初読みの時も一部明らかに怪しいタイミングで出てくる方がいたり、とかありましたが、 三作目となれば余計色々予想できる楽しみはあります。 伏線が親切なのはいいですね、だいたい怪しい人はわかります。 (さすがに真の真相までは最後までわかりませんでしたが) 基本的には、毎回どんでん返しがカタルシスを阻害し過ぎない(鬱はあっても濃すぎない)、 最後の真相のあとの、真・真相が、毎回本末転倒になりすぎてない点が、 本シリーズの良い点だと個人的には思っていまして、本作も一応ある程度はそうなんで、 基本今回もよかったと言えばよかったです。 一応。 (ネタバレほぼ無しはここまで。以下は御注意) ただ、 (以下ここからは、多少核心的ネタバレ 未読の方御注意) ・ 当初の主人公サイドの予想と違い、 「さ」のつく行為をされたと思われた被害者は予想よりは1名少なかった訳です。 ただ、さのつくあの行為と、ゆのつくあの行為を、真犯人は一回ずつしてる訳で(現時点での情報が正しければ)、 警察や社会は主人公達の説明と、現場の状況から、真犯人を改めて責めたり逮捕したりはしない(できないというか常識的に認知不可というか、仮に真犯人を見かけても、双子の別人とでも解釈せざるを得ない、真犯人が変装とかしてなくても)訳で。 個人的に本作の真犯人には最終的には幸せになって欲しい一方、 完全無罪方面てのも、 なんか違うと思うし、少しもやっと。 その辺、続編とかで上手く落とし所があるのか、少し気になります。 真犯人さんはこれからも本作主人公のいる世界にいる訳なので。 真犯人的存在に犯罪を一切行わせず、本作のオチに持っていくのは不可能・・・・・・だったのでしょうか、 やっぱり。 | ||||
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『[映]アムリタ』に続く6部作3冊目。 教育についてライトなテイストで書こうとしたと思われる作品。 結末自体は読めるけれど、学園コメディものとして面白く読めたかな、と。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 真相だけを見れば拍子抜けにも思えますが,学び,教え,教わり,学ぶために生き, どこまで自分を,そして他人を知ることができるのか,自分は,他人とは何者なのか, 考えるほど深みにはまりそうであり,驚きとその一方では不気味さを抱かせる一冊です. ただ,デビューからの二作と比べ,キャラクタや流れにややマンネリ感が覗く印象で, 九年前の作品(本作は10年10月の同タイトルの新装版)におかしな話ではあるのですが, 古くさいとまでは言わないものの,今となっては見慣れた感があるのも否めないところ…. とはいえ,予想通りでながらも,期待通りにひっくり返される後日談での答え合わせは, 尊大な偽物が薄らいでいくとともに,人は他人とわかり合えるのか,なぜ知りたがるのか, 脳天気な本物の存在が,少しの寂しさを漂わせ,強く浮かび上がってくるように映りました. なお,タイトルからは学園が舞台のミステリが連想され,確かに惨い事件も起きますが, そのあたりは物語の一部でしかなく,犯人探しや謎解きなどを楽しむ作品とは異なります. | ||||
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ホラーというよりはカルトチックなお話で、中盤あたりでは何となくオチが読めました。 主人公は全編で他の登場人物に振り回されていて、目立たない。生物学的な視点から事件を解析したりもするが、結局はモブです。 もうひとひねり欲しかった。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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奇怪な作品名に釣られて購入しました。 非常に読みやすく、サクッと読み終えました。 良い意味で、くだけた内容なので、ライトノベルが好きな人にはおすすめです。 「広末涼子」が、そこかしこに登場します。 一方、お堅いミステリが好きな人には、絶対におすすめしません。 内容は、SF:ミステリ:学園コメディ=1:2:7、という配分。 変な女子高生が主に登場します。ミステリの要素は薄いです。 本作の内容を簡単にまとめると、「本物」が「本物」の友達を探していたが、結局のところ、 見つからなかった、というお話。 お楽しみに。 | ||||
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会話がコミカルで面白くて漫画みたいにスラスラ入ってきます。まさにライトノベルって感じのような。 それでいて若干哲学的なところもあって楽しいです。 全体の雰囲気とキャラと結末とで2シリーズで一番好きです。 | ||||
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永遠の命を持つ生徒がいるという噂の藤鳳学院に教師として転任することになった主人公。 ある日、学校の生徒である識別組子に「自分が永遠の命を持っている」と打ち明けられる。 しかし、その翌日に識別組子は何者かに殺される… というストーリー。 この本のテーマは「永遠の命とはなにか」といったところでしょうか。 不死とはどういう存在なのか、それが物語の鍵になっています。 もし記憶というメカニズムが解明され、信号化できるようになれば今作のトリックも可能になるのかもしません。 そういう意味ではミステリー、いや、やっぱりファンタジー。 そんな感じで今作も楽しませていただきました。 なかなか面白かったです。 | ||||
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野崎作品で最初に引っ掛かった作品。 「生ける屍の死」みたいな作品?と思いきや・・・ではありまして。 ここまでの野崎作品同様、純然たるミステリーではありません。 犯人もすぐに割れますし。 こんなことするヤツはおらんだろ?とは思いつつも、 現在出来る不死(≒知の継承)をする唯一の方法がこれなのかも。 その意味では、よくこんなこと考えついたものだと感心します。 さらにこれに”ホンモノ”を対峙させるとは・・・。 簡単に首をハネた理由も明快ですね。 だって、相手もそうなら、どんな結果になるかよく知っているのですから。 今作いちばんの肝は、四角形と五角形の間のカタチってヤツだと思う。 この概念だけで、なんか説得力が増す。 | ||||
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女子校に赴任した生物教師伊藤は、同僚から「この学園には不死の生徒がいる」という噂を聞く。 その本人・識別組子が姿を現した。何を聞いても笑みを浮かべながらはくらかす彼女だったが、数日後何者かに殺されてしまう。 話がどこへ向かっているのか、まったくわからない。謎とサスペンスで盛り上がる。 不死の正体には驚いたが、あまりの異様さに納得しかねる。不自然すぎないか。 識別殺しの真の動機は、思い切りユニークだ。捻りを加えた二段オチの結末に唖然とする。 アンバランスだが、魅力的な異色作には違いない。 | ||||
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読んでいく最中、「あれ?ここってもしかしてこういうこと?」とか思い、 最後の方で「ああ!やっぱりそうか!」となり、 最終章で「は!?そんな予想までできるか!!」となる作品ですね。 | ||||
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なかなか深い。 でも、ノリはあくまでラノベ。 展開も結末もラノベ。 肝心なところは闇の中。 結局のところはミステリではなくファンタジー。 もっと本格的な世界で野崎先生の物語を読みたいと思うものの、この世界だからこそ、この荒唐無稽なお話を至極まじめに展開できたのかもしれないとも思ったり。 この作者が、手綱を緩めてラノベに来たのか、自分の居場所だと考えて突撃してきたのか。それが、私に残った謎でした。 正直、物足りない。 でも、一気に読んだ。 文句は言えるけど、確かに楽しんだ。 でも、だからこそ肩透かしなところもあったり。 良いファンタジーだったと思います。 | ||||
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野崎まどに慣れてきた頃。相変わらず奇妙な設定は「あえて」こうしている感が強い。場合によっては支離滅裂と受け取ってもいいかもしれない。これでは良いも悪いも分からん。/ある程度読んでいくとオチが読める……と思ったが外した。最後の10%でひっくり返され、最後の1%で唖然とする。 | ||||
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死なない生徒の正体が視点が新しいです。 この作者は作品によって文体も変える器用な方ですが、なかなか読み応えがありました。 | ||||
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幼小中高一貫の女子校に運良く再就職出来た一般人の生物教師が「不死」を見る話。 個人的にはトリックは前2作と同様に好きだが、オチが弱かった気がする。 「不死」を扱っている割には「死」が軽く扱われ過ぎているからかも知れない。 それと学園長の名前が気になる。 個人的にはあとがきの「永遠の命の矛盾」のくだりが面白かった。 | ||||
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