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災厄



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【この小説が収録されている参考書籍】
災厄
災厄 (講談社文庫)

災厄の評価: 3.83/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

悪意の根底にあるものが……

少年の異常な犯罪についての話かと思いきや、少年の弁護についた男の妻を巡る女のドロドロ話に展開していって、おお! と興味津々。
人の弱さや悪意を掘り下げていく話は好物なので。

でも、悪意の根底にあるものが「ずっと好きだった男をとられた」というような意外とのっぺりした事情だったりしたのが残念。
もっと些細ながら共感性の高いエピソードで悪意の発露を積み上げてもらえたら……なんて偉そうな読者だけど。
災厄Amazon書評・レビュー:災厄より
406214347X
No.2:
(3pt)

醜い女の戦い

読みはじめに、少年が妊婦を狙う話が出てくるので、
「もう少年犯罪物はいいよー、お腹いっぱいだよー」と渋々読んでた。
すると、何故か、リングサイドで繰り広げられる、女VS女の戦い。
嫉妬と、好奇心でエスカレートしてゆく。

一緒に働いている女と、一緒に暮らしてる女。
後半に、直接対決があるんだけど、「わたしの方がカレを知ってるのよ合戦」
それは、もう醜い、醜い。

醜い女の争いを書かせたら、屈指の作家さんの、醜い女の小説です。
災厄Amazon書評・レビュー:災厄より
406214347X
No.1:
(3pt)

ささいな悪意

妊婦連続殺人事件の容疑者男子高校生を夫が弁護することになる。
妊婦5ヶ月目の妻の周囲がそこから大きく歪んでゆく。
この本の怖いのは、他人の悪意の無い悪意に翻弄されていくところにある。
知人でありながら、心の内で嫉妬が表面化してしまった時、罪の意識無しに相手の人格を脅かすまでの行動をしてしまう人間の愚かさと弱さ。
誰もが胸の内にこういう悪意を持っているのだと思わせるので、正直読むと気が滅入る。
災厄Amazon書評・レビュー:災厄より
406214347X

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