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そして粛清の扉を



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【この小説が収録されている参考書籍】
そして粛清の扉を

そして粛清の扉をの評価: 3.75/5点 レビュー 60件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 1~20 1/3ページ
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No.42:
(5pt)

残虐だが爽やかさが残る小説

読んだ作品だったのだが、8割は忘れていたので新鮮だった。平凡な女性教師がプロの殺し屋なみのナイフと拳銃の扱い、異常な頭の良さに現実離れしていると感じたが、その謎はラスト数ページで明らかになる。しかし人質として惨殺されていく高校生たちは普通の顔をして人間の屑だった。殺されるべくして殺される。湊かなえ「告白」と比較される本作品だが、読後の爽快感は間違いなくこちらの方が上だ。
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No.41:
(5pt)

すごい!

ドキドキしながら読みました。
これは面白すぎる。
ある意味期待を裏切られた感じでした。
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No.40:
(5pt)

映画化希望

数年前に1度読みましたが、3年A組というドラマが始まり、設定の似ている本作を再度購入。やっぱり面白いです。映画化しないですかね。
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No.39:
(5pt)

現実離れしているが面白い

生まれたときは、皆同じ。それが環境によって変わってしまう人格。平成13年に書かれた作品だか今も変わりなく思う。生まれてきた意味をもう一度考えさせられる作品だった。
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No.38:
(5pt)

一気に読めた

なるほどなるほど、面白い2時間ドラマみたいな感じ。とても読みやすく、状況もわかりやすい。現実に起きたら怖い話だけど、読んでスッキリ!モヤモヤ残らず!
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No.37:
(4pt)

現実感のなさが丁度よい。

極悪不良高校生1クラスを校内に人質にとった中年女性教師。要求は一人につき2千万の身代金。教師は、それぞれの罪悪を暴きながら、拳銃とナイフでまさに粛清をおこなっていく。

なんの躊躇いもなく、淡々と生徒たちを殺戮していく主人公。彼女を阻止せんとするものの、手玉にとられる警察特殊部隊。

高校生のあまりの極悪ぶりといい、現実感が甚だ乏しいのだが、この手のものはこれくらいがちょうど良いのかも。淡々さに飽きがきたところで、おっ!となり、おおっ!となり、おおおっ!となる。この驚きがなければ、ただの残酷物語だね。
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No.36:
(5pt)

個人的にはとてもスッキリ爽快な作品でした!

優秀な高校に通い、唯一の家族である母親と仲良しの女子高生が、クリスマスケーキを買った帰りに暴走族バイクの無謀運転による接触事故で亡くなる。

それから幾ばくの時が過ぎ、娘を亡くした母親ーー不良高校の中でも特に問題児が集められたクラスの担任教師40代は、普段生徒から無視されてばかりの空気人間だったのに、卒業式前日のHRから豹変。

ナイフと拳銃を鮮やかに使いこなし、クラスの生徒を何人か殺すと、生徒を人質にして教室に立て籠る。

周到な計画、警察との攻防。TV生中継の中、彼女は用意された身代金で「ゲーム」を宣言し始めた……。
第1回ホラーサスペンス大賞作品。

以上、そんな内容の、犯罪者を粛清しまくるサスペンスであり、個人的にはとてもスッキリ爽快な作品でした!
設定と主な目的が、今作品の8年後に出版された湊かなえさんの『告白』に酷似しており、ちょっと湊かなえさんにはガッカリしましたが、
追い詰め方や見せ方を上手く変化させてるので、そこは湊さんの手腕だったんだなと思いました。
また、最後のどんでん返しにはビックリさせられましたし、『告白』とは全く異なるベクトルでもあるので、『告白』が面白いと思える方なら楽しめるかと。

ちなみに審査員の宮部みゆきさんは、『無垢の被害者側からの抱腹は、どんな過激な形でも許されるのではないか』という作品の問いかけに頷くことは出来ないと書かれており、宮部さんと同じ考えの方には過激過ぎる作品かも知れません。
個人的に、この種の問いかけは実体験してみないと分からない部分もあるなと感じており、主人公と同じような体験をしたものとしては、『犯罪者に対する永遠の怒り』をスッキリさせてくれた痛快作品でした。
僕としては、もっと有名になっても良かったと思えた作品でしたし、作者は似たような作品を何作か出してるので他の作品も読みたいと思います。
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No.35:
(4pt)

スカッとする、清涼感あるお話でした

設定もキャラクターもメチャメチャ。
残念な集まりの学園もののお話でしたが、そこをスパスパ切っていく、爽快さを感じました。

少しくらい、逆転などもあるのかと思いつつ、最後まで、スパッといくところがとても良かったです
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No.34:
(5pt)

泣いちゃた

こんな大量殺人の話なのに、最後は泣いてしまいました。図書館で借りて最後は購入してしまいました。
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No.33:
(5pt)

褒めにくいですが

残酷ですし、大量殺人ですし、褒めるのもどうかという内容なのですが
この読後感の爽快さはどうしたら良いでしょう。
とにかく面白く一気に読めました。
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No.32:
(4pt)

ドキッとする小説

この作品だけでなく、主人公が犯人やワルモノである小説は少なくない。とはいえこの作品のように頭がキレて理路整然としている犯人像は初めてだった。「失うものの無い人間」の容赦のなさと冷静さのギャップが描写されていて、「自分が生徒だったら・・・」と思わずにはいられなかった。
最初は淡々としていたものの、話が進むにつれてこの緻密な設定が面白くなってくる。特に中盤、身代金の要求から指名手配までのくだりは警察側からの描写が多かったが、読んでいて完全に主人公に翻弄されている様子が伝わってきた。正に「予測できない展開」を味わい続けてグイグイと惹きこまれる。教室ジャックという無差別性のある事件ではあったけど、終盤には主人公の犯人としての理念の真の動機、そして意外な共犯者の存在が怒涛のように明らかになって最後まで飽きることなく読んでしまった。おまけに続編のありそうな予感を漂わせるニクい終わり方である。
ホラーサスペンスはあまり「笑えない」から今まで敬遠していたけど、こういう反逆的な話は自分に置き換えて読んでみると凄く新鮮な感覚で楽しめた。
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No.31:
(5pt)

告白同様に

調子にのりすぎたガキどもにとってのパラダイスは終わりを告げつつあるってこと。まぁガキに限らず俺様化する奴には制裁が必要なんでしょうね。つつましく、おくゆかしい日本の長所は悲しいことになくなりつつあるんですね。
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No.30:
(5pt)

湊氏の「告白」が話題なので読んでみました

こっちの方が面白かったです。「告白」よりもかなりホラー色強いです。どう決着つけるのだろうか?と、ぐんぐん引き込まれました。以下、ネタばれになるかもしれませんが…ラスト、まるでポアロの「アクロイド殺し」のようなどんでん返しの後、もうちょっと掘り下げて欲しかった。続きを読んでみたいという意味で。
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No.29:
(5pt)

もっと良くは出来るが、それに勝る内容だった。

 女性の先生が自分のクラスの生徒29名をナイフや銃で一喝する。先生の性格が180度変わった様子に不良生徒達は戸惑った。先生は生徒にこう言う「愚かな行為を何度となく繰り返すあなた達を、社会に放流する訳にはいかないじゃないですか?担任の責任に於いて、あなた達の卒業を阻止する義務が有るのです。緊急措置を取って然るべきです。」彼らの今までの犯罪を詳細に調べ上げていた先生に、もはや躊躇いはなかった。
 一人の生徒に身代金二千万を要求する。「お約束の時間です」「・・・4億六千万は、本当に揃ったんですか?」お金を工面できない親もいた。先生は、その生徒に「・・・あなた達は、本当に惨めな存在ですねえ・・・根っから愛されていなかったのか、それとも、途中から愛されなくなってしまったのか・・・ご両親を恨みなさいね・・・」そう言って殺した。そして、TVスタッフを教室に招きいれこう言った。「・・・私の娘は、去年のクリスマス・イブの夜、暴走族のバイクに撥ねられて亡くなりました・・・親一人子一人の、本当に優しくていい娘で・・・犯人は、暴走族の少年です。」「・・・この3人の顔を見て下さい。私は、この3人を指名手配したいと思います。賞金は、今グラウンドに在る3億6千万円を充てます。どうぞ、もう一度3人を映してください。」
 室内は、地獄だった。弦間の横には、屍肉を包んでいる制服が、こんもり山を成している。しかも、生徒の生存者は、もう4人しか残っていない。・・・続く
 話の内容、構成、描写力ほぼ完璧です。最後の結末は地味で、もっと強く余韻が残せる。買おうかなこれ。
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No.28:
(4pt)

高校教師が教え子のクソガキ30名を虐殺する痛快な小説

教室に立て篭もり、警察も相手にするが、
ナイフ、拳銃、地雷も駆使して、
警官も同僚教師も保護者もブチ殺します。
「バトルロワイヤル」と比較される事が多い本書だが、
殺す方の教師が主役であり、
クソガキとクソガキを守ろうとする奴が
悪しき敵として描かれているのが素晴しい!
子供は無条件に守られる必要がある、
矯正の可能性があるという、
古き良き時代の思考を引きずっている時代遅れは、
諏訪哲二 の「オレ様化する子どもたち」 でも読んで、
本書の子供観の正しさを認識して下さい。
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No.27:
(4pt)

実に痛快、その一言に尽きる

 レビューを見てではなく、書店で(私の場合は主に古書店だが)見かけて気になった本が当たったときというのは妙に嬉しかったりするのだが、今回がまさにそれ。
 「少年」という言葉で何をやっても許されるこの世の中に真っ向から立ち向かった作品である。多くは語らない方がよかろうが、大きな顔をしてのさばり、はびこっている「ガキ」が次々と倒されていくのを読むのは実に痛快であった。「トラウマ」という言葉に対する警鐘も、育った環境のせいにできるのも限度があるということを端的に指摘しているあたり、なかなかである。人質にされた我が子が殺されてほっとする、あるいは身代わりになれと言われて誰も名乗り出ない、という「親」の描き方も最高。やってくれるぜ。
 星を一つ減じたのは、スクールジャッカーに対する警察側の正義感が鼻についたから。こんな使命感に燃えた人間、今の警察には絶対いないと断言できるね。
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No.26:
(4pt)

チャラついた学生に嫌悪感を持つ人はスッキリする。

映画化しても面白そうなバイオレンスホラー。
作者が抱いている世の中の学生、若者に対する不平不満を一気にぶちまけた感じ。
テンポよく進むのですぐに読みきることが出来る。
エンタメとしては面白いが、文学的に価値があるかというと、そうでもないと思う。
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No.25:
(5pt)

緊張感があった

犯人と警察のやりとり、生徒を殺害する理由、身代金をめぐる生徒の両親の態度、犯人の狡猾さなど詳細に表現されていたため、読んでいてかなりの緊張感があった。最後の結末にも驚かされたが、現状の少年犯罪の問題点に対する考察も述べられており、興味深かった。
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No.24:
(5pt)

心に残る作品でした

非日常的な内容のホラーサスペンス小説。
しかし、その非日常的な猟奇殺人が日常的に起きてしまうのが現在の日本。
肉親を平気で殺し、さらには死体に対しての様々な猟奇行為。
その日がたとえ命日だろうと、朝日は淡々といつもと変わらずに昇ります。
人間は心身の危機に直面した時、サブリミナルで拒絶反応が起こると言われます。
全身の硬直や、一時的に声が出なくなったりなど。劇中では生徒達が馬鹿にしたような態度をとりますが、これも一種の拒絶反応でしょうか。
下の方で、反応ができないのが落ち度と書かれた方がいますが、自分は全くそんなことを思いません。
自分が全くあれと同じシュチュエーションであれをやられたら、劇中と同じ行為をすると思います。瞬間的に現状を判断し、その状況に見合った最良の適正反応をとることができるのは、精々、軍人さんかマンガのなかの戦士だけでしょう。
人が人として描かれる猟奇殺人。
その裏にある人間の深層心理を、みなさんも一度手にとって読んでください。
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No.23:
(4pt)

ラストが気になりイッキ読み

前々より雑誌の書評などを読んで、一度読んでみたいとは思っていましたが・・・やはり、かなり衝撃的な内容でした。
ある女教師が自分のクラス全員を人質に「一人づつ殺していくぞ」と立てこもり・・・という展開で、まさにその「理由」が知りたくてラストまでイッキ読みでした。この本の影響で、今まで見る気もしなかった映画「バトルロワイヤル」見てしまいました。設定は似ているものの中身は、全く違うんですがね。
本の最後にあるホラー大賞選考委員の宮部みゆきさんも確か言っていましたが、この内容なら、もっとそれぞれの登場人物について深く書き込んで、もっと分厚い本になってもいいはず。
そう、もっと深く抉れば抉れるだけのものはあったはず、と思いましたが、とりあえず、怒濤のごとく展開していく話に1日で読み終えさせる力はあったと思います。
気になるのは、この本で粛清にあう年代の方が読んだらどう感じるのかな?
ある意味で、(人生を少し経験した)大人だからこそ、冷静に読み込めるのではないかと思うのですが。
私は、今の年代で読んで正解だと感じましたが、学生の時期だと違う感じ方があったかも知れません。
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