■スポンサードリンク


ウラジオストクから来た女



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ウラジオストクから来た女 函館水上警察

ウラジオストクから来た女の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

高城高「函館水上警察」第2弾は「ウラジオストクから来た女」

明治の函館を舞台に、水上警察署を中核に活動する男たちを描くハードボイルド作家高城高著の「函館水上警察」シリーズ第2弾は「ウラジオストクから来た女」。

明治20年代の函館港にはロシアからの船舶の往来も盛ん。ウラジオストクからやってきたロシア籍をもつ謎の美女が街を闊歩。そして周囲に巻き起こる事件。明治初頭の大火のどさくさに紛れて起こった夫婦殺人事件と、ひとり生き残った娘のその後の流転の生涯。函館とウラジオストックを結ぶ糸が当時の北方海域の交易の有様を交えて描写されていく。

当時の函館の港から元町・弁天界隈の風景と人情を活写する筆者の腕のさえは前作同様。現在の函館に生きる私たちに100年前の函館を見せてくれる。

著者あとがきによれば「函館水上警察」シリーズは今回で完結とか。残念。でも他のテーマで是非この前後の時代の函館を書き綴ってほしいものだ。

ちなみに表紙カバーの絵が前回に続きすばらしい。函館の往時の町並みを巧みに描きこんでいる。
ウラジオストクから来た女 函館水上警察Amazon書評・レビュー:ウラジオストクから来た女 函館水上警察より
4488024653

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!