眠りなき夜明け
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ススキノ。 現在学生の私にとって、この響きは夢にあふれている。 田舎で育った私は、あんなに夜中まで賑やかな街を知らないし、お酒も飲み始めたばかりなので、街に出るとなんだか少し大人になったような気分だ。 ホストのお兄さんに声をかけられると実は少し嬉しかったりもする。 ひょんな事からこの本に出会ったが、この物語は今よりもっと夢が詰まっていた、1980年代のススキノを舞台にしている。 主人公の黒頭は、キャバレーの黒服で、様々な人の欲望を相手に奮闘する。 一見クールな黒頭だか、キャバレーの女のために駆け回る姿などからは、その人情深さが感じられる。 ハードボイルドというものは初めて読んだが、黒頭のこのクールさが際立つのが良い。 クールな彼の熱い一面を見てしまうと、くぅ〜と心の底から湧き上がってくるものがある。 ススキノの「夢」は物語の最後に一度終わりが見える。 しかし、今私はススキノに夢を見ている。 あの街はまだまだ魅力的だ。 私は本書を読んで、ススキノの新たな一面を知る事ができた。 おかげで、「今」のススキノを楽しむ事ができている。 今のススキノにも、また終わりが来るのかもしれない。 私は、この本をススキノで青春謳歌する同世代の若者に勧めたい。 きっと君も街でなんとなく黒頭を探してしまうようになるだろう。 | ||||
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