函館水上警察



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

4.75pt ( 5max) / 4件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []-
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

40.00pt

80.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2009年07月
分類

長編小説

閲覧回数2,037回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数3

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

函館水上警察

2009年07月11日 函館水上警察

明治二十四年の函館に発足した、小さな警察署。ロシアやイギリスなどの船舶が来航するというこの土地特有の事情に対応するため、署には外国語に堪能なものが集められ、小蒸気と端艇を有していた。個性豊かな署員たちを指揮するのは、アメリカ放浪経験をもつフェンシングの名手・五条文也警部。ラッコ密猟船の水夫長変死事件や、英国軍艦の水兵の切ない失踪事件などを解決するため、署員たちは日夜陸と海を駆ける―。完全復活を遂げた著者が放つ、珠玉の時代警察小説。若き日の森林太郎(鴎外)の知られざる函館訪問記「坂の上の対話」を併録。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

函館水上警察の総合評価:9.50/10点レビュー 4件。-ランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(5pt)

時代劇好きな方にも歴史好きな方にも

ノンフィクションですが実際に当時起こった事件やそれをとりまく大店や会社など実在した組織をストーリーの背景として描いているのでその当時の函館の諸外国との関係から人々の生活までその時代にタイムスリップしたように克明に感じる事ができます。時代劇好きな方だけではなく歴史好きな方にもオススメです。
私も函館の歴史的な街並みが好きで何度も旅行に訪れているのですがますます函館旅行が楽しみになりました。
函館水上警察Amazon書評・レビュー:函館水上警察より
4488024440
No.3:
(4pt)

明治の函館が行間から滲み出る。

函館出身のハードボイルド作家、高城高の新作は明治20年代の函館を舞台にした水上警察の男たちの骨太の物語。
それにしてもよく調べている。時代小説はディテールがしっかりしていないと浮わついてしまうのだが、比較的史料の少ないこの時代の日常をよく書いているのはさすが。当時のロシアとの関係、北方海域の漁業、市内の商工業者の動向から博徒の生業、遊女の生態まで・・・

当時の通船(かよいぶね)や沖仲仕の実態、遊郭の話、そして千島方面へのラッコ「密猟」、毎年避暑に現れるイギリス艦隊など、当時の函館の姿、特に「国際都市」の様子がよく書き込まれていて、函館の歴史に関心あるものにとってもなかなか楽しい。
専門誌「ミステリー!」に連載された作品の再録だが、最初の3編がなぜか結末を迎える前にぶっつり終わっていて、その解決が4作目で一気になされるという構成も面白い。作者は大学在学中にハードボイルド作家としてデビューしたがその後沈黙。2006年に70歳を過ぎてからの復活。過去の作品の復刻も出て、その後精力的に史実を下敷きにした「ハードボイルド」を発表。復活第一作(ミステリーズに掲載)の「坂の上の対話」も今回のハードカバーに収録。

ちなみに同じ「水上警察」シリーズの前作 「ウラジオストクから来た女」と同様に本書の表紙カバーが素晴らしい。明治の函館の古絵図を上手にあしらっている。
函館水上警察Amazon書評・レビュー:函館水上警察より
4488024440
No.2:
(5pt)

海洋冒険小説としても

 読み始めると、「鬼平犯科帳」などの時代小説を感じさせるところもあるのですが(確かに基本線はそこら辺だと思います)、実は「ホーンブロワー」好きの私にとっては、感涙ものの「海洋冒険小説」でありました。ラッコ密漁船が実はイギリス海軍払い下げの元帆走砲艦だったり(美しい図面付き!)、賭博のガサ入れのために千石船にボートで乗り付けて切り込んだり、詳細に船や港町の描写をしていたり・・・(ちなみに主人公の五条の特技はフェンシングではなく「サーベル」です)。特に、戦時下でなく犯罪がらみの話が多い『海軍提督ホーンブロワー』と似た雰囲気があると思います。ぜひシリーズ化して欲しいですね!
函館水上警察Amazon書評・レビュー:函館水上警察より
4488024440
No.1:
(5pt)

海洋冒険小説としても

読み始めると、「鬼平犯科帳」などの時代小説を感じさせるところもあるのですが(確かに基本線はそこら辺だと思います)、実は「ホーンブロワー」好きの私にとっては、感涙ものの「海洋冒険小説」でありました。ラッコ密漁船が実はイギリス海軍払い下げの元帆走砲艦だったり(美しい図面付き!)、賭博のガサ入れのために千石船にボートで乗り付けて切り込んだり、詳細に船や港町の描写をしていたり・・・(ちなみに主人公の五条の特技はフェンシングではなく「サーベル」です)。特に、戦時下でなく犯罪がらみの話が多い『海軍提督ホーンブロワー』と似た雰囲気があると思います。ぜひシリーズ化して欲しいですね!
函館水上警察 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:函館水上警察 (創元推理文庫)より
4488474055



その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク