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黒と愛
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黒と愛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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最初は、本格派恐怖ミステリーと思って読み始めたが、途中から人造人間というか完全に空想の世界に入ってしまい、おどろおどろしくなって何がなんだか…という感じで終盤に向かい、最後はあっけないほどスパッと終わってしまう。 そもそも「黒」という名前の女の子が主人公なのだが、自分の娘に「黒」とかいう名前つけるか?? その黒という高校生が、とても別嬪さんで、周りの男をめろめろにしてしまい(笑)、それが原因で何角関係かになってしまい、殺人事件が起こる。それがとてつもなく悲惨で猟奇的な方法で。(余談だが、この猟奇的という言葉を思いつくのに相当苦労した) その美形の女子高生が初対面の人に必ず聞く言葉「あなた鋏は好きですか?」の意味は? 黒い家などの本格ホラーミステリーからすると、数段落ちるが、こんな変な本も売られているのだと思うと、作家というのはどうにでもなる職業なのだとおもってしまう。実際にこの本買う人いるのだろうか?? | ||||
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この作品が描出するのは壊れた人間たちだ。 身体的な畸形、精神的な畸形、自らの歪んだ人間性を肯定するためにフリークに倒錯的な愛情を抱き異常の中で正常であろうとする。 飽くなき異常者の論理に翻弄される奇怪で怖ましい物語。 純愛か?ミステリか?と問われると容易に頷くことはできない。 凡そトリックと呼べるものは陳腐で杜撰なものと言えなくも無い。 また、辻褄の合わない部分も幾つか気になったが フィクションの中の登場人物も記憶違いをするものだと言われれば納得できないことも無い。 しかし意図してそうする意味も特に見当たらず、作者の誤りと推測するのが妥当だろう。誤植も見受けられた。 下手にミステリを絡めるよりも、濃密でグロテスクな畸形愛をより克明に描いてくれたらよかったと思う。 | ||||
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