■スポンサードリンク
くらのかみ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
くらのかみの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本格的なサスペンスやホラーを期待すると肩透かし食らうけど自分は少し外してる感じが面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
にしては、子供向け。 非常にライトな小野不由美。 過ぎる17の〜に比べたら怖さは1/10くらい。 つまり全く怖くない。夏休みに子供が読むと冷んやりする程度なので、児童書レベルかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
田舎の屋敷で遭遇した事件に思春期ちょっと前の子供達が謎解きに挑戦するというお話し。 登場人物が多いし敷地を含む屋敷も広く且つ事件も立て続けに起こるので頭の中で整理するのが大変だが、主人公の耕介が人物相関図や敷地見取り図、事件発生時の時系列表等を書いていて物語の進行と共にそれらを参照する事が出来るのでありがたい。 そしてやっぱり小野不由美さん。謎解きだけでは終わらずちゃんと怪異も有ります。どんな怪異かは読んでのお楽しみ。 事件も怪異も無かったですが、私が子供の頃正月に祖父母の家に行き大勢の従兄弟の子達と遊んだのを思い出しました。本書はそんな子供時代を懐かしく思い出させてくれる良書だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
状態が『良い』を購入しましたが、予想以上に綺麗で大満足でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだのに、懐かしかった。祖父母の家の本棚で、装丁のきれいな本を見つけて読んだ、という感じがした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北村薫作・野球の国のアリスの裏に紹介されていて図書館で手に取りました。 一人多い子どもは定番の座敷童ネタですね。小野不由美さんの作品では祠破壊ネタも見ましたが、怪談ってヘタに奇抜な話考えるよりも定番路線で作った方が怖いのでは…なんて考えながら読みました。 座敷童も怖かったですが、地蔵も何もしないながら怖い感じでしたよ。地蔵って道祖神なんて言われているし、異界の境目のシンボルなんて言われているし…。 最後に、一番怖いのは座敷童がもたらした富を独占しようと犯罪に手を染める生身の人間なのかもしれない…。これまた定番のJホラー要素です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔の国語辞典のようにカバーが付いています。 すべての漢字にふりがなが振ってあります。 大人にとってはそれが多少読みづらい。 ミステリーの中にホラーがちりばめられているという感じでしょうか。 典型的な都市伝説から始まりますが、子供にとっては引き込まれるのでは無いかと思います。 ミステリーが続き、ふとこの存在は?! 最後までその存在がなんなのかは分からないままですが、綺麗に終わります。 私が子供の頃にこの本を手にしていたらきっと宝物になったと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「くらのかみ」とは座敷童のことだそうです。 子供が1人増えるところから始まり、いかにも座敷童が出そうなシチュエーションで、 少年少女探偵団(?)が活躍します。 子供向けのミステリー小説としては面白いのでお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いわくある旧家、ホラー(ファンタジー?)とミステリーの絡み合い、そして登場人物の多さとややこしさ(笑)…なんて小野不由美らしい作品。 私の場合、「座敷童子は誰か」という問題にはあまり重きを置かずに読んだので(事実それが誰であるかはさほど重要ではなかったし)ミステリー部分が大変面白く展開・解決しました(判明した後で読み直すと「そういえば○○的に考えて最初からこの子しかいないか」となりました)。 大人があてにできないから子供が集まって探偵するというのも、そこにファンタジー要素が絡むというのも、割とありそうな題材ではあるのですが、ファンタジーの存在自体がミステリーを深め、謎解きのカギになっているのはさすがの一言。他の作家ならミステリーが解決した後のエピローグ部分で「そういえばひとつ問題が残ってたよね、結局誰なの?」となりますよ。 ただ、子供向けということで図解がある分他の小野作品よりマシですが、とにかく噛み砕きながら読むのが大変。しっかり理解して何が謎なのかを整理しながら進まないと、せっかくの部分で「あっ、そういえばそうか!」と気持ちよく謎が解けません。初めて読む時の楽しみは1度しか味わえませんから、そこは存分に納得して頂きたいと思います。 相手が小野さんでは希望は薄いですが、これは実写映画化すると面白いんじゃないかと。小野作品の中では比較的配役や撮影が難しくないでしょうし、量も多くないので2時間くらいに収まると思うのです。むしろ顔とセットで「○○おばさん、○○おじさん」の方が覚えやすいし、「あの時誰はいなかった、誰は何をしていた」というのも回想シーンとして実写してくれると分かりやすい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の主題は『座敷童子は誰か』であって、一家にまつわる惨劇やら周辺で起こり始める人が死にかねない奇妙な事件の謎解きではありません。だからこそ、そのあたりの語り口はさらりとしてるし、深追いしないし、主人公である子供たちの知らないところで始末されるし、顛末は概要が語られるだけで淡白に終わってしまいます。主題を見誤ると非常に物足りない読後感になるあたり『黒祠の島』を彷彿とさせます。 児童書なのに行者殺しネタを持ってくるあたりに驚きましたが、行者殺しを想起させようと色々見立てられて起こる事件は前述のとおりさらりと流されるだけ、事件を取り囲む大人たちの不気味とも思える無反応っぷりもさらりと流されて物足りませんが、パズルのような事件の枠組みだけでも充分レベルは高く、楽しめるとは思います。 主人公のトーンが低く、感情移入するに足るものがなかったのは残念です。主題の座敷童子は、初登場でこのこしか有り得ないと特定できてしまうこともあり、もう少し色々とかっちり要素が噛み合えば更に楽しめたのではないかと思ってしまうのは、贅沢な読者の戯言ですね。 行者殺し方向の民俗的なおどろおどろしいネタを堪能したい向きには悪霊シリーズをお勧めしたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の主題は『座敷童子は誰か』であって、一家にまつわる惨劇やら周辺で起こり始める人が死にかねない奇妙な事件の謎解きではありません。だからこそ、そのあたりの語り口はさらりとしてるし、深追いしないし、主人公である子供たちの知らないところで始末されるし、顛末は概要が語られるだけで淡白に終わってしまいます。主題を見誤ると非常に物足りない読後感になるあたり『黒祠の島』を彷彿とさせます。 児童書なのに行者殺しネタを持ってくるあたりに驚きましたが、行者殺しを想起させようと色々見立てられて起こる事件は前述のとおりさらりと流されるだけ、事件を取り囲む大人たちの不気味とも思える無反応っぷりもさらりと流されて物足りませんが、パズルのような事件の枠組みだけでも充分レベルは高く、楽しめるとは思います。 主人公のトーンが低く、感情移入するに足るものがなかったのは残念です。主題の座敷童子は、初登場でこのこしか有り得ないと特定できてしまうこともあり、もう少し色々とかっちり要素が噛み合えば更に楽しめたのではないかと思ってしまうのは、贅沢な読者の戯言ですね。 行者殺し方向の民俗的なおどろおどろしいネタを堪能したい向きには悪霊シリーズをお勧めしたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子どもが読むことを前提としている以上、仕方のないことだとは思うが、文章としては不満が残る。 ただ、この話の怖さは、座敷わらしにとって「家を守ること、家が続くこと」と「その家の人間が幸せかどうか」ということは関係ないのだ、別なのだということを、はっきり描いていることだ。私は妙に納得したが、子どもに読ませるにはどうだろう。気がつかなければそれでいいが、子どもを甘く見てはいけないので。 相変わらず、鋭い目で世の中を見ている人だ。内容よりも小野不由美さんそのものが、ちょっと怖い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子どもが読むことを前提としている以上、仕方のないことだとは思うが、文章としては不満が残る。 ただ、この話の怖さは、座敷わらしにとって「家を守ること、家が続くこと」と「その家の人間が幸せかどうか」ということは関係ないのだ、別なのだということを、はっきり描いていることだ。私は妙に納得したが、子どもに読ませるにはどうだろう。気がつかなければそれでいいが、子どもを甘く見てはいけないので。 相変わらず、鋭い目で世の中を見ている人だ。内容よりも小野不由美さんそのものが、ちょっと怖い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物がいっぱい。謎も2つあって(座敷童は誰かということと毒をもったのは誰かということ)、ちょっと頭がこんがらがるけど、整理して読んでいけば十分読み応えのあるおもしろい作品です。 「十二国記」とはまた違うテイストですので、そっちの方を期待すると肩透かしになります。 座敷童といえば良い印象が強いけど、この話の中の座敷童は決して好意的ではありません。 かつて日本のどこにでもあった身近で不確かな存在。ホラーではなく、そんな不思議なものの雰囲気がよく出ている作品でした。 ただ、大人も読める子供向けの本ではありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物がいっぱい。謎も2つあって(座敷童は誰かということと毒をもったのは誰かということ)、ちょっと頭がこんがらがるけど、整理して読んでいけば十分読み応えのあるおもしろい作品です。 「十二国記」とはまた違うテイストですので、そっちの方を期待すると肩透かしになります。 座敷童といえば良い印象が強いけど、この話の中の座敷童は決して好意的ではありません。 かつて日本のどこにでもあった身近で不確かな存在。ホラーではなく、そんな不思議なものの雰囲気がよく出ている作品でした。 ただ、大人も読める子供向けの本ではありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夏休みっぽい装丁が素敵な1冊。内容は子供向けに書かれた文章ですが、大人の方にも耐えうるかと。大人から子供へのプレゼントにピッタリの作品だと思います。あと、夏休みの読書感想文の宿題なんかにも。 夏の田舎の風景が、大きな古いお屋敷の暗い廊下の向うが、井戸の釣瓶の軋む音が、子供たちだけで計画事を進めるワクワクした感じが、大人がする子供への理不尽な対応が…心にありありと浮かんできました。実際に自分が子供の頃の夏休みに体験した事がないような出来事なのに、「懐かしい」と感じてしまうのはナゼなのでしょうかね? 小野不由美さんの作品は、十二国記シリーズよりもホラーものから入ったので、どちらかというとこういったテイストのものの方がしっくりきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
親戚が集まる田舎の大きな家。座敷や屋根裏部屋。出入り禁止のお蔵。 座敷童子。怪談。ひとだま。井戸、池、お墓、田んぼ、あぜ道・・・。 こんな夏休み、何も起こらないわけがない。 遺産相続を巡って集められた、親戚一同。 大人たちの間には、欲望と期待が渦巻く。 食事に毒を混ぜたのは誰なのか。 四人で部屋の隅を回る「四人ゲーム」をしたら、ひとり増えてしまった子ども・・・。 誰が座敷童子なのか? 大人の問題も、子どもの問題も、座敷童子を含めた(!)子ども達で解決。 夏休み前の、わくわく感を高めてくれる1冊です。 装丁も、夏休みっぽい! ところで、この挿絵を見て、「佐藤さとるさんの本!」と思いませんでしたか? 村上勉さんといえば、佐藤さとるさんだと思いますよねー。(思い込み) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小野不由美の《くらのかみ》を読んだ。《十二国記》シリーズ以外で彼女の本を読むのは初めて。やや分厚いハードカバーだったので、読書時間が長くなりそうだと思っていたのだけど、文字が大きいのでそれほどでもなかった。物語は最初確かに四人だった子供が五人に増えているというところから始まる。しかし、誰が増えたのかは分からない。増えたことは明確なのに、誰もが最初からいたとしか思えなかったからだ。その奇妙な出来事のきっかけは四人ゲーム。これは真っ暗な部屋の四隅にそれぞれ一人ずつ立ち、まず一人が壁伝いに移動し、そこにいる者の肩を叩く。叩かれたものは同じように移動し、次の者の肩を叩く。それを繰り返すゲームなのだが、考えるまでもなく、このゲームは繰り返せない。なぜなら四人目が移動した先の角には誰もいないはずだからだ。だが、いないはずの五人目の登場でゲームは成立してしまう。この怪談めいたゲームからすべては始まり、新たな謎とともに物語は進行していく…といった感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小野不由美の《くらのかみ》を読んだ。 《十二国記》シリーズ以外で彼女の本を読むのは初めて。やや分厚いハードカバーだったので、読書時間が長くなりそうだと思っていたのだけど、文字が大きいのでそれほどでもなかった。 物語は最初確かに四人だった子供が五人に増えているというところから始まる。しかし、誰が増えたのかは分からない。増えたことは明確なのに、誰もが最初からいたとしか思えなかったからだ。その奇妙な出来事のきっかけは四人ゲーム。これは真っ暗な部屋の四隅にそれぞれ一人ずつ立ち、まず一人が壁伝いに移動し、そこにいる者の肩を叩く。叩かれたものは同じように移動し、次の者の肩を叩く。それを繰り返すゲームなのだが、考えるまでもなく、このゲームは繰り返せない。なぜなら四人目が移動した先の角には誰もいないはずだからだ。だが、いないはずの五人目の登場でゲームは成立してしまう。この怪談めいたゲームからすべては始まり、新たな謎とともに物語は進行していく…といった感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どことなく懐かしい雰囲気のある作品だとおもいます。作品は、夏のある日、とある田舎の本家に集められた大人と、子どもたちに起こるさまざまな出来事…。一番ひきつけられたのが、「四人ゲーム」という遊びを、本家のお兄さんから教わって、やってしまった子ども達…。始める前は確かに四人だったのに、5人になってしまった!!でも5人とも考えるほど「はじめからいた」という感じがする…と、これだけでも誰が5人目の子ども(お蔵様)なの?という状態なのに、大人の中でも本家の後継者を巡る陰謀が…。登場人物、特に子ども達がどこにでもいる子なのにすごく魅力的に書かれていて、長い夏休み、田舎に帰って読みたい一冊だとおもいました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!