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(短編集)
イキルキス
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イキルキスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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長編「ディスコ探偵水曜日」を読む前に、 まだ読んでいなかった中編集であるこの本を読むことにした。3作品で構成。 表題作が2008年発表だが、ほか2作は2002年、2004年発表だった。 ---------------------------------------- で、3作を比べてみると この10年間、この人の小説家としての展開はなかったのではないかというのが 正直な感想。 “進歩”という言葉は安易に使えない難しい言葉だが やはり進歩がないのでは と思えてしまう。 構成を考えて書くという仕上がりではないので 感性に任せて書き、興が乗れば、いいものにもなるが 外すとダラダラとショーもないことを書き連ねる文になる といわれても仕方のない部分はこの3編にあったと 私は思う。 やはり、この人には物語を書いてもらいたい。 中編くらいなら、物語など意識せずとも軽く書けてしまう筆力ではあるが、 正直この本、読むのはなかなかつらくなる部分があった。 表現が過激ということではなく、文章として。 異論のある人もいるかもしれないが退屈で。 過剰な表現や暴力描写は連続してあると逆にまたか、と思われるところもあると思う。 またか、と思わせる描写はいくつもあった。 あとは文体、文のビートの問題ですが 読んでいるときのコンディションもあったのかもしれないのでそこは微妙です。 10年前のものと近作を比べて“成長”が感じられないというのは どうなんでしょう。 すでに完成されていたというわけでもないので、 永遠に未完成ということを選んでるんですかね。 好きな作家で 期待して読んだだけに残念。 ------------------------------------- 現在「ディスコ探偵」を呼んでいる途中。 これとは大違い。すごいですね。 この中編集で、この作家を語るのは間違いですね。 | ||||
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