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前夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
前夜(上) (講談社文庫)
前夜(下) (講談社文庫)

前夜の評価: 4.31/5点 レビュー 16件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

将軍たちの陰謀を追って、ヨーロッパまで

リーチャーを助ける憲兵少尉(女性)がりりしく、しかも強い。2人でヨーロッパからアメリカ西海岸まで縦横に移動し、悪役に踊らされるFBI等の手をかいくぐって真相に迫る。一級のエンタメでした。
前夜(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:前夜(上) (講談社文庫)より
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No.15:
(5pt)

最後の降格のところは

事件が解決した後、リーチャーは民間人への暴行で少佐から大尉に降格の憂き目にあう。こうなったこと降格についてはすでに、シリーズのほかの本でも書かれている。その理由だが、基地の軍曹の告発による。リーチャーは弁解せず、それを受け入れる。ただし、軍曹はこの本の本筋の証拠をリーチャーが探すのを邪魔にするために告発をしている。リーチャーが誤解した民間人の行動も、この軍曹による。軍曹の妨害は多岐にわたる。とすれば、告発は捜査を妨害するためのものであって、善意によるものとは言いがたい。しかも、事件解決の時点でくだんの軍曹は死んでいる。反対尋問もできない。「告発は悪意の関係人によるもので証拠能力はなく、告発自体が無効」と主張すれば、事案の調査に入る必要もなく、降格はなかったのではないか。法律家の方、いかがでしょうか?
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No.14:
(5pt)

ぎっしり詰まったプロットとエピソード

憲兵時代の話で閉鎖的な軍隊の状況と1990年を取り巻く国際情勢を含めて、練りに練られたプロットだと思う。自分も元自衛官で将校の端くれだったから階級の重みもよくわかるし、アメリカ軍の持つ事情も海兵隊に知人がいたのでそれなりに推測できるけど、これも取材の賜物か? 米軍でも大佐以上になると権力は絶大になる。だから、階級章がイーグルであり自由に飛び回れることに象徴なのだ。閑話休題、軍隊内部の階級闘争は階級だけにとどまらず、兵種にも及ぶことや、軍隊内部のマイノリティの問題を軸にしてうまく伏線を張っている。また、途中に挟まれる母にまつわるエピソードもフランス人を引き合いに出して(アメリカ人から見たフランス人なんだが)リーチャーの出自にまつわる話としてうまく挟み込んでいる。上下二巻になる長編でありながら一気読みさせる面白さは、そうしたエピソードの幅広さによるのだろう。彼自身が軍以外の世界を知らない事情が、その後の作品にもリアリティを与えているし、軍だけで生活できてしまう人種がいることを、日本人が知ってもいいことだと思う。
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No.13:
(5pt)

キレイ

概ね綺麗な本であった。
内容も面白い。
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No.12:
(1pt)

日に焼けて変色

本の下1/5ほどが日に焼けて茶色く変色しておりグラデーションになっていた。
全て変色している方がましで、非常に読み辛いコンディションの本であった。
本の内容は面白いのに残念。
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No.11:
(4pt)

シリーズ“前夜”

ジャック・リーチャー、29歳、軍警察在籍時代の物語。
就業規定なんて何のその、アホな上司には堂々と憎まれ口を叩き、孤軍奮闘しながらも(素敵な協力者はいたが)
根気強くとことん正義を追求する姿勢に惚れ惚れする。悪漢成敗にもすっきり。
関与した人物たちへの配慮や心遣いもする、本当に魅力的な男だ。
さらに人間ドラマやロマンスもあるからおもしろい。
特に今回はリーチャーの母親の死生観や戦時下の出来事に、感動するものがあった。
兄もとてもいい男だが……惜しい(シリーズ第1弾『キリング・フロアー』参照)

今作品の難点は、全体的に状況説明が多すぎて冗長に感じたこと、
翻訳が、“~した” ”だった” ”言った” が連なり子供の作文のようで、それが気になって内容に集中できなくなることが度々あったことである。
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No.10:
(4pt)

まあまあ

まあまあ、面白かった。 本自体は、なんの問題もありません。 リピーターです。
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No.9:
(1pt)

ミーイズムの原点

キリングフロアー、警鐘、反撃、本作と読んできましたが、評価は下降線です。この主人公の過剰な暴力、まして殺人に正当性はないです。ストリーの展開、謎解き(こじつけ)も普通の思いつきレベル。これでは、悪役がバカそのものです。それに米軍をバカにするでない。ほら話としてはなかなかですかね。確かに、ハードボイルド的に深い部分もあります。別に感動したくて読書しているわけではないですが、通常何らかの感動シーンがあるものです。が、本作には無し。(補足:技術的な感動も含みます。私はメカ好き)お金を出して買う価値は無いと思います。図書館が一番。まあ、アウトローも図書館で借りて読んでみます。本作お気に入りの方にはゴメンナサイ。
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No.8:
(5pt)

リー・チャイルド好き

主人に頼まれて購入しました。主人はおもしろいともうしておりました。
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No.7:
(5pt)

リー・チャイルド好き

主人が好きで購入しました。おもしろいと申してました。リー・チャイルドのでている本は、すべて読破したようです。
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No.6:
(5pt)

おもしろかった。

リー・チャイルドのシリーズはどれもおもしろい。期待どおりでした。
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No.5:
(5pt)

映画「アウトロー」の前段。

サスペンス感とストーリー性が秀逸。これを読んでからトム・クルーズの映画を観るといいです。
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No.4:
(4pt)

リーチャー陸軍MP時代の一大事件。シリーズ番外編

現時点で15作が上梓されている、リー・チャイルドによる、ニュー・ハードボイルド・元軍人<ジャック・リーチャー>シリーズの’04年発表の第8作。邦訳としては4冊目。
’97年に創設されたアメリカのミステリー専門季刊誌≪デッドリー・プレジャー≫が主催する「バリー賞」の’05年度ベスト・ミステリー・ノヴェル(最優秀長編賞)受賞作である。また、レックス・スタウトのファンクラブ ウルフ・パックが主催する「ネロ・ウルフ賞」も同年受賞している。
本書はシリーズの番外編とでも言うべき、リーチャーまだ29才で軍のMP(憲兵隊少佐)で軍警察現場指揮官だった時の物語である。

1990年元日になって数秒すぎ、ノース・カロライナ州の陸軍基地フォート・バードで夜勤につく‘わたし’の元にかかってきた電話。すべてがそこから始まる。ヨーロッパで戦車隊を率いる機甲師団司令官でふたつ星の将軍が心臓発作で、みすぼらしいモーテルで死体となって発見されたのだ。カリフォルニアでの会議に赴く途中とのことだったが、そもそも大晦日にヨーロッパから将軍が召集される会議とは。かりにも将軍たるものが一晩15ドルの安モーテルで果てるとは。‘わたし’は背景に大きな陰謀の影を感じる。

果たして、間をおかずに、くだんの将軍の妻がヴァージニアの自宅で撲殺、‘わたし’の基地では対テロ特別部隊デルタ・フォースの軍曹が同性愛の兵士を排除しようとしたような工作がなされて惨殺、サウス・カロライナ州の州都コロンビア郊外で同じくデルタ・フォースの大佐が麻薬取引のこじれを偽装した形で射殺。

そもそもパナマで重要な作戦行動にあった、‘わたし’をはじめ20人もの現場指揮官が、偽のサインと思われる書類で年末の29日にアメリカ国内のさまざまな基地にいっせいに異動になったこともおかしい。

‘わたし’は新任の上官の命を無視して、25才のアフリカ系アメリカ人の女性少尉を連れ、大陸を北へ、西へ、そしてドイツへと赴き真相を探る。前年11月ベルリンの壁崩壊、翌’91年12月ソ連解体という東西冷戦終結をひかえ、模索し激動する米軍の存在感を背景に、持ち前の腕力と演繹的推理力を生かした‘わたし’流の正義感が貫かれる。

また、パリにひとり住む母親の過去の衝撃の逸話やその死、兄ジョーとの久しぶりの邂逅が殺伐となりがちなストーリーに抒情性を持たせている点も見逃せない。

本書は、時代の節目において暗闘するリーチャーを描いた秀作である、と共にこれまで4作を読んできた読者としては、もっと彼の活躍が読みたいところだ。次作の翻訳が待たれる。

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No.3:
(5pt)

アメリカ陸軍

 ベルリンの壁崩壊。予想されるソビエト連邦の解体。世界的な体制変化が起こると「世界警察」を自負するアメリカ各軍は編成や部隊配置を変化させる。海兵隊・海軍・空軍ものはわりと目にしますが、この本は陸軍内部のお話でした。お決まりの権力抗争と陰謀の嵐と言えばそれまでなのですが、活字のでかさもあいまって、なぜか上下巻一気に読んでしまいました。基本、アメリカ軍部や軍を統括する政治の世界の話が好きだからなのかもしれませんが、スピード狂のキュートな黒人女性の相棒もいい味出してましたし、終末期にある母の死に対する価値観、また兄との関係、などがストーリーに深みを加えており、単なる軍隊ものミステリーとは一線を画していたからでしょうか。結局正義とは何かを問うアメリカ人好みの小説という見方もできるかもしれません。でも、理屈抜きで一気読みでした。
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No.2:
(5pt)

よかった! この本を読み逃がさなくて

本書が5月に出版された時に、読もうかどうしようか、結構迷ったんだが、前作が
イマイチ私の嗜好に合わなかった記憶があり、パスしたきり今日まで来ていたんだが、
デミル「将軍の娘」ブライアン・ヘイグ「極秘制裁」/「キング・メーカー」など軍警察物に外れは少なかった
という経験を今頃思い出し読了。
いや〜見逃さず読んでよかったです。私の昔の同シリーズへの記憶を吹き飛ばす面白さでした。
プロット自体はお決まりの軍内部の陰謀物であり、発端はいくつかの殺人事件で、マア、
犯人探し物かと思って読み進むや、陰謀はドンドン大きな話になって行き、...最後の方には戦車隊に
取り囲まれ、命からがら犯人を追い詰めるというすごいシーンも用意されているが、
本当のendingはこの後にやって来ます。まさにblockbuster ending (これは米国レビューのパクリですが..)
額の真ん中を撃ち抜いて、スッキリさせてくれます。
この本筋とならんで、リーチャーの母親のパリを舞台にした意外な戦時中の過去の挿話が語られ、レシスタンスの英雄などが
登場、読ませて、泣かせてくれます。リーチャーの兄貴も興味深い男で、いつか彼が主人公の話が書かれるかもしれません。
(いや、Wリーチャー物も良いかもしれません。)
米国のレビュアーの中には、これらの傍流の話が、本筋の話の流れを遅くしているとのコメントが見受けられましたが
私にはこの話があればこそ、最後が本当に引き立ったと感じました。
あと蛇足ですが、
後書きにもありましたが、本書を第一作として、同シリーズを読み始めた方が,リーチャーを理解して
リーチャーシリーズをより楽しめるのでは、と感じた次第。
最後に、突っ込むところはいくつかありますが、それを補って余りある快作と思います。
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No.1:
(5pt)

シリーズ物の原点が、見える。

ジャック・リーチャーの放浪生活前の軍隊時代が語られる。
いつも、かっこよく、読んだ後スッキリするが、シリーズの自由奔放、悪者をすぐに、やっつけるのとは、ちょっと違って、軍隊の中で、権力と戦いながら、悪者をじっくり探す。
軍隊を辞めた理由は、分からないでもないが、主人公の出生や家族(フランス人の母)の秘密が、初めて登場する。勧善懲悪、小さいな不正や死んでしまった者へのささいな配慮も、主人公は、気持ちいい。
http://www.leechild.com/毎年、1冊づつ書かれているが、今回は、受賞のオンパレード。シリーズは、13冊目だが、日本での翻訳は、4冊目。原作が、英語で、スラスラ読めたらと思う。
前夜 (The Enemy):
2005年 バリー賞/最優秀長篇賞 受賞
2005年 ネロ・ウルフ賞 受賞
2005年 ディリス・ウィン賞 候補
前夜(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:前夜(上) (講談社文庫)より
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