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扉の外
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扉の外の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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修学旅行に出かけたはずが、しかし気がつけば密室にクラスが丸ごと監禁されていた 人工知能ソフィアの指導のまま、宇宙船だと呼ばれるこの空間で、彼らは過ごす事になる。 SFかと思えば、実はその裏にある人間模様を重視した物語であり、テーマもあって面白いと思ったのですが どうにもまとめ方がよくない。 急に打ち切られた、そんな感じです。 もともと単行本一冊の予定だったのが、シリーズ化して三冊になったというなら 語られなかった秘密も肩って欲しかったが 二巻と三巻もいずれも同じような展開でした。 って言いますか、この作者の作品は全部、似たり寄ったりですね 中盤までは面白いと思っていたが、最後になると肩透かしを食らったような印象になります | ||||
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期待してただけに残念な1作他の方のレビューにあった、「密室に閉じ込められた尾崎豊」というのが、ずばり的をえていました。ただ尾崎豊がカリスマ性を供えていたのに対して、主人公が痛い子という違いはありますが…たとえ登場人物が嫌な奴らしかいなくても魅力があるならその作品は傑作と成りえると思うんですが、私にはこの主人公はただひねくれてる子どもにしか見えず、読むのが辛かったです設定や文章はなかなか面白いので、彼を許せる寛容な心を持ってる方なら好きになれると思いますラストには批判あるようですが、続編ありきならばなんら問題なしです。ただ次巻を読むかは未定ですが | ||||
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表紙の絵とタイトルにやられました。 短くても簡潔してるよいタイトルだと思いました。 表紙の人々もみんな腹に一物もってんなぁっつー感じ。 内容的にも面白かった。 ただし前半限定。 目が覚めると見知らぬ場所に寝かされていた主人公の少年。 そこにあったのは閉ざされた空間とクラスメイト、そして自身を“ソフィア”と名乗る人口知能の支配。 世界が滅んでしまったと告げる“彼女”は、自らに従えば生存を保証するともちかけてくる。 な感じ。 導入部分と主人公が外にいく方法を模索、決行するあたりまでよかった。 外に出た後に出会った人々も多分個々のキャラを考えればいいんだと思う。 けど、何か必死にキャラを動かそうとしている感じがした。 スムーズに動かせきれない作者の力量。でもまあデビュー作だからしょうがないよね。 文章の構成とか、言葉の遣いどころとか綺麗だったので、これからを期待したいと思います。 | ||||
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目覚めると、そこは密室だった!?修学旅行に出かけたはずの2年4組の生徒全員だけがおり、そこは宇宙船の中なのだという。核戦争が始まり、人類の遺伝子をつなぐため、彼らは選ばれ、ただ、人工知能"ソフィア"の指示から逸脱しなければよい、というのだが...ソフィアに対して、母親からの押し付けに感じるのと同様の嫌悪を感じた紀之は、ソフィアに従うことの証である「ブレスレット」を外してしまう。クラスのみんなが、ソフィアから与えられるシステムの恩恵を享受するが、そこから外れてしまった紀之は、密室の中、クラスの異物となっていく... 一方的な情報を与えられ、密室に閉じ込められた集団。その中にいる限りは安全だが、外を、真実を確かめるためには、そこから出なくてはならないし、後戻りもできない...誰と相談することもなく、集団から外れてしまった紀之と密室の中、ストレスをためていくクラスメイト。本当に地球に核戦争は起こったのか?この部屋の外はどうなっているのか?という割とよくある設定のような話なのですが、結構読ませてくれます。ただ、読み終わった時点では、不完全燃焼です。ここで終わり?みたいな。2巻があるので、そちらに期待したいと思います。 | ||||
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文章力は確かにあり、物語にグイグイと引きこまれる面白さがありました。 設定もソフトなバトロアという雰囲気で、良くも悪くも思春期の少年少女の心理描写を描きやすい設定だった為か、心理描写も上手に描かれていたと思います。 しかし、その心理描写は全体的に青臭く、主人公たちの年齢を考えるとそれがリアルなのかもしれません。 その為、読んでいる側が昔の自分を思い出し、なんだか恥ずかしい気分にさせられることも事実です。 また、他の方が指摘しているようにラストの投げっぱなし感も頂けません。 物語上、敢えて描かなかったというよりは、広げた風呂敷を畳みきれなかった為、抽象的で救いがあるのかないのか解らないラストで〆てしまったという印象を受けてしまいました。 あの最後のオチがもう少し綺麗にまとまっていたのならば、文章もストーリーも記憶に残る素晴らしいものになったかと思います。 | ||||
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書店で本書を軽く読んでから他の受賞作読んで一度買うのを止め、他の二つの受賞作を買ったが、気になって結局買ってしまった。悪くはなかったけれど、ストーリーに新鮮味がなく正直買わなくても良かった程度。 経緯と結果が判明しないまま終わる、謎めいた状況における密室からの脱出というストーリーは映画「キューブ」と同じ。 文章は素晴らしく読んでいる間は話に引き込まれ、これは面白いと感じたが、読後はすっきりしない気分になった。もっと読者の裏をかくどんでん返しがあれば良かった。 次回作を出すのなら今作とリンクした、そして解決するような物を書いてほしい。これだけだと謎が謎のままの未完成な作品な気がする。 | ||||
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