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扉の外
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扉の外の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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人物描写が足りないまま話が進んでいて、ちょっと物足りない感じがした。デビュー作だから当たり前ですね。 私が一番好きな土橋作品は「生贄のジレンマ」なので、あれと比べてしまったために星を減らしましたが、極限状態に置かれた人物たちの変化の描き方は秀逸で、ラストに謎を残したままではありますが、十分に面白い作品です。 | ||||
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久々にこういうラノベに出会えました。 謎が多くとても面白いと思います。 | ||||
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これ、本当におもしろくて読み直しすること3回。 自分だったらどういう選択をしているのだろうと、 ハラハラワクワクドキドキの内容です。 アニメっぽい表紙なので、子供っぽいのかな?とおもったら全然違いました。 ぜひ読んでみてください。 | ||||
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読書が好きで、この本以外にも色んなジャンルで沢山の本を読みました。 私が知りうる小説の中で、「扉の外」が一番好きです。 自分が大切に思うものを抱えて、周りに影響されながらも信じるままに進んでいく。 特異な状況でこそ見つめる事が出来た事、小さくて大きい幸せ、刺々しい囲われた世界で触れた無垢な優しさ。 主人公の逃避がだだの痛々しい強がりで、故に惹かれて、読み終わったときは泣きました。 出て来るキャラクターそれぞれに『自分』が有って、とても良い作品です、拙い紹介の仕方でどこまで良さが伝わるかはわかりませんが、もし少しでも気になった方がいたら手にとって欲しいです。 | ||||
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土橋信二郎氏のデビュー作。密室ミステリは王道ですが、高校生2学年全員を閉じ込めるという設定。クラスごとにシェルターに閉じ込められ、サプライの権利として腕輪をつけられます。腕輪をしている間はシェルターからでられない。外すとでられるが戻れない。扉の外には何があるかわからないという状況で、現状維持を望むか、積極的に探索していくのか?クラスの中でも不協和音がでます。本作のおもしろさは殺しあいはおこらず、ようような生徒たちの反応、そしてクラス単位の平等の状態からヒエラルキが作られていく過程にあります。大人数ながら主軸になる生徒たちもキャラがたっていてわかりやすいです。戦略ゲームで相手をおとしいれることで物質的に支配してゆくというゲーム内容はクローズドサークルが大量殺人だけではないという、あたらしいミステリとしての醍醐味を教えてくれます。ラストの無力感、アンハッピーエンドも好みでした。おすすめです。 | ||||
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賛否両論が飛び交っている小説です。色んな人の考えがありますが、僕にとって、この小説は「人生のバイブル」と言って良いほどの魅力と影響力がありました。生徒たちが巻き込まれた特異な状況はもとより、驚くべきは、その怖いほどに明確に描かれた自分以外の他人の心理です。主人公は、クラスメートと違う行動をとることで孤立してしまいますが、その主人公が受ける他人の目が、まず大きな見所だと思います。さらに、主人公の家庭の状況、ヒロイン達の心の底の感情なども緻密に描かれています。そして、本来ではあり得ない環境で紡がれる感情は、そのまま現実世界に繋がっています。学生や会社員など、もしあなたが集団の中の一員として生きる人なら、この小説は日常生活のあなたの視点をあっけなく崩壊させ、新たな視点を作り上げてしまうでしょう。しかし僕にとって、それはプラスに働きました。自身の感情をコントロールしやすくなりましたし、他人の心理も見抜きやすくなりました。今までの自分を壊したくないなら、読まない方がいいでしょう。ただ、今のこの社会の状況を見れば、これは一読する価値がある小説だと、私は思っています。 | ||||
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疑心暗鬼。ゲームを通して人の感情がどのように変わっていくのか。私はこの点にとても惹かれました。裏切られるんじゃないか。だったら先に裏切ってやろう。といったように。ストーリー云々より人の生々しさがとてもある意味できれいに描いている点に私は魅力を感じました。 | ||||
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他の方の辛口なレビューが私には信じられません この本は私にとても大きな衝撃を与えてくれました とにかく続きがきになる文章力 今まで読んできたラノベで一番惹かれました しかも挿絵があの「けいおん!」のアニメキャラデザを手掛けた堀口さん、サイコーですよ いま売れてる「アクセルワールド」というオンラインゲームを舞台にした同電撃文庫の本を読んだのですが百倍こっちの方が面白かったです とりあえず買ってみて損は絶対無いです そしてはまったら「ツァラトゥストラへの階段」も買いましょう、さらにおもしろいです。 「ラプンツェルの翼」という作品もありおもしろいのですが前の2作品が凄すぎただけに比べると劣りますけどね 機会がありましたらお買い求めください | ||||
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表テーマが学園型サバイバルゲームだとしたら裏テーマは倫理入門です。 主人公の考え方や各キャラクターの行動にはデカルトの方法的懐疑や、合理化・逃避などの防衛機制といった考え方が多く用いられています。 なので高校などで倫理の授業を受けたことのある人には著者がテーマとしたかった思想や人物を思い出しながらニヤニヤできる作品として、逆に倫理というものに全く触れたことのない人にはストーリーを追いながら倫理の魅力の一端を感じられる作品だと思います。 久しぶりに倫理の教科書を読み直してみたくなりました。 | ||||
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物語は、ミステリー調+「ヒステリー」調。 いわいる、人間の欲とか業とか、「粋は身を滅ぼす」的なこととか、 欲に飲まれた人間のことをつらつらと書いている。 オタク一般で言うような「ライトノベル(笑)」を期待するとバカを見る。 (決してライトノベルが悪いと言いたい訳ではないよ? 深く語っているから軽い気持ちで読むのはどうかということ。) さて、ミステリーにスリルを感じる私には良作でした。 ただ、ミステリーに弱い人にはつらいかもしれない。 ハッピーエンドは無い、というか、「一段落付いたところでブツ切り」なので、 そういうのに耐えられない人は読むべきでない・・・・・・と思う。 しかし、そういうところを勘定に入れても、良い作品ですね。 ライトノベル特有の、読みやすさ、理解しやすさは顕在していて、 さらに一歩踏み込んだところにも行く。 ラノベによくある、エロティックな表現も無理がなく、新鮮だった。 私の基準では、最近の芥川賞よりは良い作品だと思います。 ・・・・・・言い過ぎました、ごめんなさい。 | ||||
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思っているより評価が高くなかったこの本。 確かに、地味だから「萌え」とかの追求には向かないし、ラノベとしてはどうなんだろうという気もしなくはないけど充分おもしろいです。 密室環境と人間の心理を混ぜたミステリーチックなお話で、次から次へと繰り広げられる心理戦と人間の醜さを描いた描写は素晴らしい、の一言です。 ただ、難を挙げれば詰めが甘いというか中途半端というか。 ……でも、おもしろいと思うんだけどなあ。 | ||||
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前半部分はなかなか面白かったです。 主人公の心理描写や駆け引きと言った部分がなかなかグッドです。 ただ、他の方が述べているように終盤は投げやりな気がしてなりません。 もっと、いい終わり方があるとは思いますが恐らくはページの関係でこうなったのだと思います。 まあ、でも、金賞作品と言っちゃ、金賞作品らしい作品です。 伏線が張ってあるようなので、次回の期待を込めてあえて☆4とします。 | ||||
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賞を取った作品で絵柄が気に入ったからかったのですが、 密室に閉じ込められた人間たちのストーリーでとてもおもしろく一気に読みました。 主人公の気持ちが良く描かれていて分かりやすいです。 物語り全体で人間の傲慢さ、人間の本性のようなものが描かれている気がします。 確かに人間てこうだよな〜と思えることが、扉の中の人間たちによって描かれていて話がつかみやすくなっていました。 終り方が微妙なので☆4つししようとおもいましたが、5月に2巻が出るとのことでそれに期待して☆5つ | ||||
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「サークル」を毛嫌いしていた主人公が、結局最後は自分の「サークル」を見つける話。 何かの実験をしている研究者になったつもりで読むといいかもしれない。 | ||||
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この話は集団と個人の関係の話であり、 また人間ってこうあるべきじゃないの?という 作者の問いかけなのであろう。 だから話もそういう終わり方である。 でもそういう話だから別によいと思う。 そういう人間劇のために用意された舞台(設定)の状況は 前置きなしに始まるしなにも解決しないとも言える。 だからそういう話を期待して読むと最後にひどく落胆する。 エヴァンゲリオンでいきなり最後に地球を囲んで拍手する シーンになんだよそれって怒る人は読まないほうがよい。 | ||||
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内容としては派手さはなく、地味な感じ そのぶんサスペンス的な要素、雰囲気がよく出ていると思います クラス全員が突然、ある密室に閉じ込められ、奇妙なルールのもと生活することを強いられるというお話。そうゆう状況下でサークルというか束縛を嫌う主人公が独りで1章2章3章とその拠点を転々とし、その場その場で冷静に観察・分析しつつ、閉じ込められた宇宙船(!?)内での自分の居場所を見つけていく…まぁそんな流れです 主人公の性格もアレですし話自体が地味で暗めな感じですが、取り巻く人間関係ですとかストーリー展開ですとかが面白いので、一度読み出したら読了するまで夢中になれるのではないかと。私はこうゆう話が好きなので、読み出したら時間を忘れて読んでしまいました(苦笑 ただ、いろいろと謎を提出しつつその謎が解かれていないまま終わってしまうので(それが狙いか否かはともかく)不満に思う一方で、この話が気に入ったならば続編も期待できます 個人的には話も好きですし、謎が謎のまま終わってしまうのも嫌な感じなので続編を期待したいですね♪ | ||||
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題名、そして始まりからは想像のつかない展開でした。 読んでいて思ったことは今まで歴史の時間に習ってきたこと、 青年期における自分の身の環境、なんとなくわかってはいるんだけどいまいちピンっとこない そんな事々が主人交の境遇を通して少し身近になりました。 「あぁそうだよなぁ」と思うところが少なからずあった作品、一緒に出ている もう一つの金賞、世界平和は一家団欒のあとで よりこっちの方が感銘を受けました。 | ||||
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ページをめくりながら、 まだ終わらないで、と読みきるのが惜しくなるような そんな作品でした。 衝撃的な出だし。 読者にも全く状況がつかめない。 突然日常から切り離され隔離された空間での生活。 そして、明確なそれでいて意味不明な生活のためのルール。 人間関係描写も面白い。 密室にある意味軟禁された状態での男女。 協調するか、独断専行か。 そんな中、物語は後者の人間の主観で進んでいきます。 主人公は感情移入できそうで出来ないあくの強い性格。 でも、その主人公の周りに集う4名の女性の存在と人間模様が・・・ と、このあたりは実際に読んでいただくのが一番ですね。 本当に魅力的だけれども、明確に性格の違う4人の女性。 弱みとか、強がりとか、クラスメイトとの人間関係とか、 読んでいて気持ち良いくらいに面白いですよ。 ただ、難点を挙げるとすれば、 ラストが弱い、そもそもの導入部分のからくりの説明がないってコトでしょうか。 できれば、上下巻にして徹底的に書き込んで欲しかったですね。 それだけ、もっと読みたいって感じさせてくれました。 ただの金賞作品じゃないと思います。 合う合わないはありますが、とても面白いですよ。 ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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第1章、2章、3章と読み進めてまず思ったことは、『ガリバー旅行記』みたいな話だな、ということ。主人公はタイプの違う国々を眺めてまわる漂流者ガリバーに置き換えられ、それぞれの国で現実世界に通じる皮肉めいた状況に参加しつつも、傍観者として観察し分析する。これは、国家関係におけるゲーム理論をモチーフにしていると思われる(というかそのまんま)。 他の見方としては、『十五少年漂流記』や『蝿の王』のような極限状態における人間の行動を描いたもの、とも読むことができる。私は、こういった類の作品や映画『ショーシャンクの空に』のような脱走モノは、ほとんど当たり外れなく面白いと思う。この作品も例に漏れずとても面白かった。 しいて悪い点を挙げるとするならば、主人公が潔癖すぎて感情移入しづらい、設定が強引であり謎のすべてが解決されるわけではない、という2点。 しかし些細な悪い点など気にならないくらい面白い作品でした。この作者の次回作にも期待。 | ||||
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読み終わった感想は良く出来たミステリー映画を見終わった感じですね。 閉ざされた世界ですが、そこには大きな世界の縮図が現れています。〈学校?、社会?、国家?) 第1章、第2章、第3章と読み進む毎に世界観が広がり、そして・・・ 某富○見文庫なら確実にミステリー文庫のほうに分類される作品ですね。 作品的には完結していますが、続けることも可能な感じですね。(ミステリー映画的終わり方?(あえてなのか謎が残る終わり方)) と、思っていたらやはり続編の発売が決定、「扉の外2」2007年5月に発売予定! 今度こそ今巻で解明されなかった謎が解明されるのかな?・・・ | ||||
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