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扉の外
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扉の外の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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物語は、ミステリー調+「ヒステリー」調。 いわいる、人間の欲とか業とか、「粋は身を滅ぼす」的なこととか、 欲に飲まれた人間のことをつらつらと書いている。 オタク一般で言うような「ライトノベル(笑)」を期待するとバカを見る。 (決してライトノベルが悪いと言いたい訳ではないよ? 深く語っているから軽い気持ちで読むのはどうかということ。) さて、ミステリーにスリルを感じる私には良作でした。 ただ、ミステリーに弱い人にはつらいかもしれない。 ハッピーエンドは無い、というか、「一段落付いたところでブツ切り」なので、 そういうのに耐えられない人は読むべきでない・・・・・・と思う。 しかし、そういうところを勘定に入れても、良い作品ですね。 ライトノベル特有の、読みやすさ、理解しやすさは顕在していて、 さらに一歩踏み込んだところにも行く。 ラノベによくある、エロティックな表現も無理がなく、新鮮だった。 私の基準では、最近の芥川賞よりは良い作品だと思います。 ・・・・・・言い過ぎました、ごめんなさい。 | ||||
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思っているより評価が高くなかったこの本。 確かに、地味だから「萌え」とかの追求には向かないし、ラノベとしてはどうなんだろうという気もしなくはないけど充分おもしろいです。 密室環境と人間の心理を混ぜたミステリーチックなお話で、次から次へと繰り広げられる心理戦と人間の醜さを描いた描写は素晴らしい、の一言です。 ただ、難を挙げれば詰めが甘いというか中途半端というか。 ……でも、おもしろいと思うんだけどなあ。 | ||||
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表紙の絵とタイトルにやられました。 短くても簡潔してるよいタイトルだと思いました。 表紙の人々もみんな腹に一物もってんなぁっつー感じ。 内容的にも面白かった。 ただし前半限定。 目が覚めると見知らぬ場所に寝かされていた主人公の少年。 そこにあったのは閉ざされた空間とクラスメイト、そして自身を“ソフィア”と名乗る人口知能の支配。 世界が滅んでしまったと告げる“彼女”は、自らに従えば生存を保証するともちかけてくる。 な感じ。 導入部分と主人公が外にいく方法を模索、決行するあたりまでよかった。 外に出た後に出会った人々も多分個々のキャラを考えればいいんだと思う。 けど、何か必死にキャラを動かそうとしている感じがした。 スムーズに動かせきれない作者の力量。でもまあデビュー作だからしょうがないよね。 文章の構成とか、言葉の遣いどころとか綺麗だったので、これからを期待したいと思います。 | ||||
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これで金賞かぁ…って感じでした。 とりあえず、続編は買わないかなぁ… 全体的に一生懸命ひねくれようとしてる感じがあって、それがもの凄く読みずらかった。 登場人物の心情変化(?)にもついていけなかった… とにかく微妙。 最終的に「ふぅーん」って感じでした。 | ||||
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目覚めると、そこは密室だった!?修学旅行に出かけたはずの2年4組の生徒全員だけがおり、そこは宇宙船の中なのだという。核戦争が始まり、人類の遺伝子をつなぐため、彼らは選ばれ、ただ、人工知能"ソフィア"の指示から逸脱しなければよい、というのだが...ソフィアに対して、母親からの押し付けに感じるのと同様の嫌悪を感じた紀之は、ソフィアに従うことの証である「ブレスレット」を外してしまう。クラスのみんなが、ソフィアから与えられるシステムの恩恵を享受するが、そこから外れてしまった紀之は、密室の中、クラスの異物となっていく... 一方的な情報を与えられ、密室に閉じ込められた集団。その中にいる限りは安全だが、外を、真実を確かめるためには、そこから出なくてはならないし、後戻りもできない...誰と相談することもなく、集団から外れてしまった紀之と密室の中、ストレスをためていくクラスメイト。本当に地球に核戦争は起こったのか?この部屋の外はどうなっているのか?という割とよくある設定のような話なのですが、結構読ませてくれます。ただ、読み終わった時点では、不完全燃焼です。ここで終わり?みたいな。2巻があるので、そちらに期待したいと思います。 | ||||
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前半部分はなかなか面白かったです。 主人公の心理描写や駆け引きと言った部分がなかなかグッドです。 ただ、他の方が述べているように終盤は投げやりな気がしてなりません。 もっと、いい終わり方があるとは思いますが恐らくはページの関係でこうなったのだと思います。 まあ、でも、金賞作品と言っちゃ、金賞作品らしい作品です。 伏線が張ってあるようなので、次回の期待を込めてあえて☆4とします。 | ||||
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ざっと見た印象はバトルロワイアルみたいなのと被ります。 ちゃんと見れば、心理描写などが丁寧に書かれているのでよいと思いますが、内容に関してはかなり好みが分かれると思われます。 私個人としては、主人公への感情移入が難しいタイプで、全体的に登場人物たちから攻撃的な印象を受けます。そのため、登場人物から物語に入る、と言うのが難しく感じます。 また、続編がありますが、ライトノベルでは珍しく1巻である程度の区切りをつける、と言う事はしません。1巻だけだとかなり多くの謎が残り、消化不良な点があります。 1巻だけだと「物語に引き込まれる」と言う印象が薄いので☆2つ。 | ||||
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文章力は確かにあり、物語にグイグイと引きこまれる面白さがありました。 設定もソフトなバトロアという雰囲気で、良くも悪くも思春期の少年少女の心理描写を描きやすい設定だった為か、心理描写も上手に描かれていたと思います。 しかし、その心理描写は全体的に青臭く、主人公たちの年齢を考えるとそれがリアルなのかもしれません。 その為、読んでいる側が昔の自分を思い出し、なんだか恥ずかしい気分にさせられることも事実です。 また、他の方が指摘しているようにラストの投げっぱなし感も頂けません。 物語上、敢えて描かなかったというよりは、広げた風呂敷を畳みきれなかった為、抽象的で救いがあるのかないのか解らないラストで〆てしまったという印象を受けてしまいました。 あの最後のオチがもう少し綺麗にまとまっていたのならば、文章もストーリーも記憶に残る素晴らしいものになったかと思います。 | ||||
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主人公がムカつきます。主人公以外の男性キャラは総じて、『雑魚キャラ』なのも、ムカつきます。 ヒロインは全員、主人公に好意を抱いているという、オプション付きで、不快感を増します。 オチについても、投げっぱなしだし・・・肩透かしをくった・・・・?! | ||||
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賞を取った作品で絵柄が気に入ったからかったのですが、 密室に閉じ込められた人間たちのストーリーでとてもおもしろく一気に読みました。 主人公の気持ちが良く描かれていて分かりやすいです。 物語り全体で人間の傲慢さ、人間の本性のようなものが描かれている気がします。 確かに人間てこうだよな〜と思えることが、扉の中の人間たちによって描かれていて話がつかみやすくなっていました。 終り方が微妙なので☆4つししようとおもいましたが、5月に2巻が出るとのことでそれに期待して☆5つ | ||||
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「サークル」を毛嫌いしていた主人公が、結局最後は自分の「サークル」を見つける話。 何かの実験をしている研究者になったつもりで読むといいかもしれない。 | ||||
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書店で本書を軽く読んでから他の受賞作読んで一度買うのを止め、他の二つの受賞作を買ったが、気になって結局買ってしまった。悪くはなかったけれど、ストーリーに新鮮味がなく正直買わなくても良かった程度。 経緯と結果が判明しないまま終わる、謎めいた状況における密室からの脱出というストーリーは映画「キューブ」と同じ。 文章は素晴らしく読んでいる間は話に引き込まれ、これは面白いと感じたが、読後はすっきりしない気分になった。もっと読者の裏をかくどんでん返しがあれば良かった。 次回作を出すのなら今作とリンクした、そして解決するような物を書いてほしい。これだけだと謎が謎のままの未完成な作品な気がする。 | ||||
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この話は集団と個人の関係の話であり、 また人間ってこうあるべきじゃないの?という 作者の問いかけなのであろう。 だから話もそういう終わり方である。 でもそういう話だから別によいと思う。 そういう人間劇のために用意された舞台(設定)の状況は 前置きなしに始まるしなにも解決しないとも言える。 だからそういう話を期待して読むと最後にひどく落胆する。 エヴァンゲリオンでいきなり最後に地球を囲んで拍手する シーンになんだよそれって怒る人は読まないほうがよい。 | ||||
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内容としては派手さはなく、地味な感じ そのぶんサスペンス的な要素、雰囲気がよく出ていると思います クラス全員が突然、ある密室に閉じ込められ、奇妙なルールのもと生活することを強いられるというお話。そうゆう状況下でサークルというか束縛を嫌う主人公が独りで1章2章3章とその拠点を転々とし、その場その場で冷静に観察・分析しつつ、閉じ込められた宇宙船(!?)内での自分の居場所を見つけていく…まぁそんな流れです 主人公の性格もアレですし話自体が地味で暗めな感じですが、取り巻く人間関係ですとかストーリー展開ですとかが面白いので、一度読み出したら読了するまで夢中になれるのではないかと。私はこうゆう話が好きなので、読み出したら時間を忘れて読んでしまいました(苦笑 ただ、いろいろと謎を提出しつつその謎が解かれていないまま終わってしまうので(それが狙いか否かはともかく)不満に思う一方で、この話が気に入ったならば続編も期待できます 個人的には話も好きですし、謎が謎のまま終わってしまうのも嫌な感じなので続編を期待したいですね♪ | ||||
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題名、そして始まりからは想像のつかない展開でした。 読んでいて思ったことは今まで歴史の時間に習ってきたこと、 青年期における自分の身の環境、なんとなくわかってはいるんだけどいまいちピンっとこない そんな事々が主人交の境遇を通して少し身近になりました。 「あぁそうだよなぁ」と思うところが少なからずあった作品、一緒に出ている もう一つの金賞、世界平和は一家団欒のあとで よりこっちの方が感銘を受けました。 | ||||
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ページをめくりながら、 まだ終わらないで、と読みきるのが惜しくなるような そんな作品でした。 衝撃的な出だし。 読者にも全く状況がつかめない。 突然日常から切り離され隔離された空間での生活。 そして、明確なそれでいて意味不明な生活のためのルール。 人間関係描写も面白い。 密室にある意味軟禁された状態での男女。 協調するか、独断専行か。 そんな中、物語は後者の人間の主観で進んでいきます。 主人公は感情移入できそうで出来ないあくの強い性格。 でも、その主人公の周りに集う4名の女性の存在と人間模様が・・・ と、このあたりは実際に読んでいただくのが一番ですね。 本当に魅力的だけれども、明確に性格の違う4人の女性。 弱みとか、強がりとか、クラスメイトとの人間関係とか、 読んでいて気持ち良いくらいに面白いですよ。 ただ、難点を挙げるとすれば、 ラストが弱い、そもそもの導入部分のからくりの説明がないってコトでしょうか。 できれば、上下巻にして徹底的に書き込んで欲しかったですね。 それだけ、もっと読みたいって感じさせてくれました。 ただの金賞作品じゃないと思います。 合う合わないはありますが、とても面白いですよ。 ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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第1章、2章、3章と読み進めてまず思ったことは、『ガリバー旅行記』みたいな話だな、ということ。主人公はタイプの違う国々を眺めてまわる漂流者ガリバーに置き換えられ、それぞれの国で現実世界に通じる皮肉めいた状況に参加しつつも、傍観者として観察し分析する。これは、国家関係におけるゲーム理論をモチーフにしていると思われる(というかそのまんま)。 他の見方としては、『十五少年漂流記』や『蝿の王』のような極限状態における人間の行動を描いたもの、とも読むことができる。私は、こういった類の作品や映画『ショーシャンクの空に』のような脱走モノは、ほとんど当たり外れなく面白いと思う。この作品も例に漏れずとても面白かった。 しいて悪い点を挙げるとするならば、主人公が潔癖すぎて感情移入しづらい、設定が強引であり謎のすべてが解決されるわけではない、という2点。 しかし些細な悪い点など気にならないくらい面白い作品でした。この作者の次回作にも期待。 | ||||
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読み終わった感想は良く出来たミステリー映画を見終わった感じですね。 閉ざされた世界ですが、そこには大きな世界の縮図が現れています。〈学校?、社会?、国家?) 第1章、第2章、第3章と読み進む毎に世界観が広がり、そして・・・ 某富○見文庫なら確実にミステリー文庫のほうに分類される作品ですね。 作品的には完結していますが、続けることも可能な感じですね。(ミステリー映画的終わり方?(あえてなのか謎が残る終わり方)) と、思っていたらやはり続編の発売が決定、「扉の外2」2007年5月に発売予定! 今度こそ今巻で解明されなかった謎が解明されるのかな?・・・ | ||||
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