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誘拐犯の不思議
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誘拐犯の不思議の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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密室のイメージの強い二階堂氏が挑んだ誘拐ものの本格推理作品。 冒頭心霊研究科が登場するが、これはあくまで味付け。本筋に入ると誘拐された女性と脅迫を受けたその父親との攻防がカットバックで描かれる。さらには周囲で謎のホームレス惨殺事件が・・・・とまた東野某氏のアレにかこつけたような事件が起こる。 このカットバック方式が二階堂氏らしく思いっきり思わせぶりなので、アリバイトリックはだいたい予想が付いてしまうが・・・・。 近年は蘭子シリーズよりもサトルシリーズの方が読み応えのある作品が多いが、本作も突出した出来ではないが、標準以上の出来である。 | ||||
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2010年に出た単行本の文庫化。 水乃サトルの学生時代シリーズの一冊。 サトルの恋人が巻き込まれた誘拐事件がテーマ。過去の因縁が複雑に絡まり合った、いかにも二階堂作品らしいストーリーだ。さらにグロテスクで陰惨な殺人事件が繰り返され、謎の心霊写真家もサトルに挑戦してきたりと、雰囲気も素晴らしい。 トリックの部分は、それなりによくできていると思うが、読者の予想を覆すというほどではない。 | ||||
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今度の作品は、題名どおり緊張感に満ちた誘拐事件が起きます。犯人の正体や動機の謎に加えて、三葉の心霊写真が醸し出す謎が加わり、今後、どう展開するのかという魅惑的なストーリーとなっています。前半はサスペンス色が強くて、水乃サトル・シリーズの中でも異色作となりました。 しかし、見所は中盤以降のアリバイ崩しにあります。誘拐事件に仕掛けられた罠は、本格ミステリーを読み慣れた読者には漠然と真相が読めるかもしれません。ところが、その先に、猟奇的な連続ホームレス殺しという事件と、それによって作られた犯人の鉄壁のアリバイがあり、不可能が読者の前に立ちはだかるという趣向になっています。よって、後半の展開には、鮎川哲也のアリバイものを彷彿させる風格さえあると感じました。 ホームレスを使ったアリバイ・トリックは前例がなく、犯人は(作者は)こんなことまでやるのか! と、読者は絶対に驚くことになるでしょう。 サトルのライバルらしき怪しい男も登場して、次の事件の予告もされているなど、続編が発表されるのが今から楽しみでなりません。 | ||||
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今度の作品は、題名どおり緊張感に満ちた誘拐事件が起きます。犯人の正体や動機の謎に加えて、三葉の心霊写真が醸し出す謎が加わり、今後、どう展開するのかという魅惑的なストーリーとなっています。前半はサスペンス色が強くて、水乃サトル・シリーズの中でも異色作となりました。 しかし、見所は中盤以降のアリバイ崩しにあります。誘拐事件に仕掛けられた罠は、本格ミステリーを読み慣れた読者には漠然と真相が読めるかもしれません。ところが、その先に、猟奇的な連続ホームレス殺しという事件と、それによって作られた犯人の鉄壁のアリバイがあり、不可能が読者の前に立ちはだかるという趣向になっています。よって、後半の展開には、鮎川哲也のアリバイものを彷彿させる風格さえあると感じました。 ホームレスを使ったアリバイ・トリックは前例がなく、犯人は(作者は)こんなことまでやるのか! と、読者は絶対に驚くことになるでしょう。 サトルのライバルらしき怪しい男も登場して、次の事件の予告もされているなど、続編が発表されるのが今から楽しみでなりません。 | ||||
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