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誘拐犯の不思議
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誘拐犯の不思議の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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冒頭、心霊写真家が登場するので、けっこう期待して読んだ。 「智天使〜」の再読に引き続いてだったということもあったしね。 でも、これはいまひとつだった。 「智天使〜」には妙な熱がこもっていた。 たぶん、某作に対する著者なりの考えが、まさに怨念のようにこめられていたんだろう。 しかし、本作はまったく凡作の、ごく普通レベルのミステリだった。 しかもトリックはみえみえだしね。 この「〜不思議」シリーズは、著者の蘭子シリーズがかなり寡作になった今、著者の本格ミステリの本筋だと思う。 たぶん、「〜マジック」シリーズよりも本格度が高いものにするつもりだったんじゃないかな。 しかし、どうも最近の著者の作品は、どっちのシリーズもいまひとつの本格度だ。 本格ミステリとしては、ロジックの密度が低いのと、著者にしては謎が弱い。 もっとも、最近の蘭子物はもう本格ミステリじゃなくなっているし、著者も少々劣化が始まっているのかもしれない。 クリスティを例外として、どうしても本格ミステリの作家は、年をとると本格度が劣化してしまう。 クイーンもカーも、高木彬光や島田荘司だってそうだ。 しかし、まだまだ著者は老け込む年齢ではない。 サトル物で、もっと本格度の高い、密度の高いロジックの作品を書けるはずだ。 本作は残念だったが、がんばってほしい。 | ||||
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トリックは凝ろうとしているも、犯人探しが中途半端過ぎて(後半2/3程度で唐突にわかる印象)、小説としては面白くないと言わざるを得ないような作品。折角のトリックも犯人の心情や動機からも説得性はなく、水乃サトルシリーズであるのに彼の魅力も描かれず小説としての構成に疑問を感じ、悪い意味での突飛性しか感じませんでした。 | ||||
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トリックは凝ろうとしているも、犯人探しが中途半端過ぎて(後半2/3程度で唐突にわかる印象)、小説としては面白くないと言わざるを得ないような作品。折角のトリックも犯人の心情や動機からも説得性はなく、水乃サトルシリーズであるのに彼の魅力も描かれず小説としての構成に疑問を感じ、悪い意味での突飛性しか感じませんでした。 | ||||
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