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悪夢の観覧車



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪夢の観覧車 (幻冬舎文庫)

悪夢の観覧車の評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

悪夢の観覧車の感想

前作エレベータが残念な作品だったが、面白味もあったので
評判の良いこの本を読んでみた。
登場人物のキャラが立っており
人間関係や心情の展開が良くできていた。
最後まで面白く読めます。
表紙の黒いカラス謎です。

jethro tull
1MWR4UH4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悪夢の観覧車の感想

内容は観覧車に閉じ込められた人達の群像劇。
観覧車をジャックして人質を取った犯人。ママの誕生日旅行で来ていた家族。伝説のスリ師の爺。etc...
籠に閉じ込められた面々の状況が切り替わりながら話が進みます。

タイトルや表紙から、誘拐ものの緊張する堅苦しい雰囲気、またはホラーを連想していましたが中身はコミカルでライトな傾向でした。知名度がある作品で例えると、恩田陸『ドミノ』やゲームの『428』の雰囲気に近いです。重くなく気軽に楽しめます。
群像劇作品の舞台は街の中やホテル等の大型施設にて交わる事が多いのですが、本作品は個々が観覧車の籠に閉じ込められており、交わり辛い状況です。どう話が交差するのか予測がつかない珍しいシチュエーションでした。

どういう話に転ぶかは読んでからのお楽しみ。
総じて面白く、最初と読後の印象の違い、ストーリー展開や繋げ方、分かりやすいキャラクター達、そして読みやすさ。と、ストレスなく楽しめて面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

悪夢の観覧車の感想

シリーズ物のようだが、この作者さんは初読。
文章は軽快でテンポがあり非常に読みやすいのですが、最初から最後までどこかドタバタしています。
舞台は大阪。
無論関西弁が飛び交うことになるのですが、大阪人の私が聞いても(読んでも)どこか仰々しい。
いくら大阪人でも、このシチュエーションでこんな(ウケ狙いの)台詞は吐きませんよ、がやたらと多い。
こういうコメディタッチなところは、作者の意図的なものと思いますが、観覧車ジャックという派手な事件を扱った作品であるのに、おかげでサスペンス的な緊迫感がゼロですね。
まぁシリアスに描いて、あのラストだと正直転けますが・・・
絶対に成功しない・・・ですよね。

登場人物が多く、それぞれに物語を持っていますが、そんなバラバラなストーリーが一つに繋がっていきます。
この作品の評価が高いのはここだと思います。実際評価されているレビュアーが多いですね。
分からないではないですが、個人的には「少し分かりやすすぎる」かなと。

梁山泊
MTNH2G0O

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