やっと抜け出した悪夢のマンションに再び引き戻された三郎。彼の前に、殺意に満ちた少女が立ちはだかる。

売れない芸人・クマは、運び屋のバイトを始める。新たな依頼は、ピンクのキャデラックを高級ホテルまで届けること。

一度入ったら、勝つまでここから出られない…。

清冠学園野球部のエース・長尾虎之助は「キラキラ王子」と呼ばれる国民的アイドル。

海沿いの「ハートブレイク・モーテル」は最高潮に緊迫していた。

美人結婚詐欺師の世良公子が凄腕詐欺師に命じられたのは、さびれた商店街の豆腐屋の息子と結婚すること。

後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターに、ヤクザ、オカマ、自殺願望の女と閉じ込められていた。

クリスマス・イヴ、女子高生・知子の目の前でサンタクロースが車に轢かれた!瀕死のサンタは、1億円の入った袋を知子に託す。

「今日から、あなたたちは鈴木さんです」。巨額の借金を抱えた男女四人が豪邸に集められた。

会員制高級ステーキハウスの雇われ店長、久慈良彦は、オーナーの立浪琢郎から「妻と寝ただろう」と銃をつきつけられた。

崩壊した東京で生き残るんだ!! 『悪夢』シリーズで話題沸騰の才人が描く戦慄の群像劇 何の前触れもなく、地球が崩壊した。

レースクイーン、モデル、女優。美女ばかりを狙った連続殺人事件が発生。

作家デビュー前の「わたし」が、寂れたD町のバーの店主だった頃、日々怪異なものばかり目にした…。事故を誘発するマグカップ。

花嫁の晴夏は、「新郎を殺せ」と、ある人物から命じられている。

心霊現象にまつわる相談と解決を請け負う京都市役所心霊相談課、通称GPS(ゴースト・サイキック・セクション)。

『悪夢のエレベーター』の鬼才が描くババ抜き勝負! 女王ゲームとは命がけのババ抜き。

「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。

〝伝説の刑事〟になることを夢見る、「バネ」こと赤羽健吾の前に、連続殺人鬼が現れた。

くだらない事故で入院し両腕にギプスをはめられた瞬間から、ツトムの悲劇は始まった。

映画監督を夢見る木村勇太は、売れない劇団「チームKGB」の座長をしながら、大阪市K区寿町でバー「デ・ニーロ」を経営していた。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

人生の一発逆転を賭けた銀行強盗に成功、営業前のキャバクラハニーバニーに駆け込む3人の小悪党がいた。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

天才詐欺師の津田は、8年の服役を終え出所した。裏の世界からは足を洗う。

渋谷の居酒屋でバイトをする女子大生・詩乃は、閉店作業中に四十歳独身の女性店長とともに業務用冷蔵庫に閉じ込められてしまう。

200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。

スーパーキッズアイドルグループとして一世を風靡した「フィーバー5」。

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。

銀行強盗で得た大金を山分けし、日本各地に潜伏していたシュウ、コジ、健さん。

バツイチの理々子は、路地裏のバーで柴田と名乗る男に声をかけられた。

「自衛隊員の皆さんに恋愛や結婚の経験談を語ってもらいたいんです」。

とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。

コペンハーゲン警察の特捜部Q。未解決事件を専門に扱う部署である。

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。

目が覚めたら、なぜか全裸で車のトランクのなか!?広告代理店に勤める耳原敏夫は、何不自由ない生活を送っていたが、家庭では冷たい空気が流れ、仕事にも虚しさを感じていた。

殺人鬼 vs. 幽霊! ? 戦いの舞台は沖縄へ。

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。

横浜いちダンディなおじいちゃんが、22歳にタイムスリップ!?つられてやってきた恋の季節に、家族みんなで、大騒ぎ。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。

“嫌われ者に愛の手を”―週刊誌記者・小谷野丈二のもとに届いた謎のメモは、壮絶な復讐劇の始まりだった。

江夏七海は小五の夏休みに、落ちぶれた冒険家の父に連れられ、宝探しの仕事に向かう。

理不尽な犯罪で突然命を奪われ、悔しくて死にきれない人が、ときどき神様の気まぐれで、魔物として生まれ変わる。

斧田歩(17歳・大阪在住)は、東へ向かう車中にいた。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。

見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(『石榴』)。

密室状態での恋人の死に始まり、その調査を依頼した素人探偵まで、衆人環視のもとで殺された蓑浦は、彼に不思議な友情を捧げる親友諸戸とともに、事件の真相を追って南紀の孤島へ向かうことになった。

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

M県のI湾に浮かぶ沖の島に突如として出現したものはなんであったか?富豪菰田源三郎と瓜二つの小説家人見広介は、源三郎が死んだのを幸いに源三郎になりすまし、菰田家の莫大な財産をもって、おのが空想した夢のパノラマ島をつくりあげた。

大正末期、大震災直後の東京にひとりの異才が登場、卓抜な着想、緻密な構成、巧みな語り口で読者をひきこむ優れた短篇を次々と発表していった。