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閉鎖病棟



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【この小説が収録されている参考書籍】
閉鎖病棟―Closed Ward
閉鎖病棟 (新潮文庫)

閉鎖病棟の評価: 8.20/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.20pt

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No.1:
(6pt)

閉鎖病棟の感想

純粋、誤解、嫌悪、不知、逡巡

この小説を読み進めると、閉鎖された空間でそれ以外の空間よりも純粋な人間の生き方があることに、自分の不知を思う。
知らないことは、誤解を生み嫌悪さえ覚え、それが差別につながっているのではと思う。

病院を取り巻いて行われるやり取りは、誤解と不知が錯綜し、ある者は、敢然と拒否し、ある者は逡巡する。
壮絶な過去を背負い、それらに苦悩する人たちとそれを包容する人たちの関係性に、自分の浅はかさを突きつけられた。

分からないものへの恐怖は知ろうとする努力によってのみ克服できるのだ。良い小説だった。

塞翁
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