■スポンサードリンク


迷路館の殺人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

迷路館の殺人の評価: 8.06/10点 レビュー 32件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.06pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全13件 1~13 1/1ページ
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

素敵なラビリンス状態


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

アントンリブ
J9QWGWDO
No.12:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

迷路館の殺人の感想

個人的には綾辻氏最高作。
犯人を当てるだけがミステリーではないのだとラストにどんでん返し、間違ってもこれ以降の作品を先に読んでは駄目ですよ~

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

りーり
9EDFH0HC
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

十角館より好き

個人的には、十角館より好きです。
一番好きな小説かも。
人に勧めたい。

halhi
II1T2RT1
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

もっと早く読めばよかった

前作の水車館がいまいちだったので
読むのを少し敬遠していた本作。
が、しかししかしなぜもっと早く読まなかったんだ!という後悔の念に駆られました。
間違いなく今まで読んだ中で1番面白かった作品です。
これからもしこれを超える作品に出会ったらいったい何点つければいいんだろうか?(笑)

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マビノギオン
ETOPY8N1
No.9:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

騙されたいあなたへ

私は昨日の夜中に本作を読み終えた。
その後、ほぼ1日経過した今レビューを書いている。
その間、呆然としてしまい、なにもやる気が出なかった。
次の本を読むのがもったいなくて、感慨に耽っていたのだ。

そろそろ感想だが、1ページ目を読んだ瞬間から騙されているので注意してくれ。
本の中に本があるという作中作なのだが、この作者は誰だと初めに問いかけてくるが、
これにも絶対に騙されるだろう。
騙されている中で更に騙されるのだ。
そして話が進み、犯人が明かされるが、その後の真相にも騙される人がいるだろう。
かくいう私もこの真相にも騙された。この真相を看破できた方はすごい!

最終章の「エピローグ」に全てがつまりすぎて驚きの連続。
さあ、みんな騙されましょう。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

この凝りようが堪らない!

迷路館。
この題名を見たときにようやく本格ミステリらしい館が出てきたと思った。しかし表紙絵は記念碑のようなオブジェが森の彼方に見えるだけで「あれ?」と思ったものだが、開巻するやいきなり妙に凝った装丁だったのに驚いた。本の中に本がある、しかも講談社ノベルスを何から何まで模倣したそのデザインにニヤリとした。こういうのを作中作という趣向だというのを本書の解説で初めて知ったのだから、いかに私がまだヒヨッコだったのかが解るだろう。
しかも中に収められた館の間取り図はもう生活すること自体を全く無視した本当の迷路が館の中に組み込まれてあり、逆に私は「コレだよ、コレ!」と喜んだのを覚えている。ここまで奇抜な館を用意するとリアリティ云々は吹っ飛んでしまい、もうその異質な世界で繰り広げられる殺人劇を今か今かと不謹慎ながら待ち受けるだけであった。
建築関係の仕事に進んだ今だとこの館を見てすぐに「ありえない」と一笑に付すだろう。なぜなら日本の現行の建築基準法に全く適っていないからだ。しかもこれが日本で名高い建築家の手になる仕事だというのだから、抱腹絶倒、荒唐無稽とは正にこのことである。しかし当時学生だった私はそんなことは露知らず、純粋に物語に没頭することが出来た。これこそその時が私にとって読むべき時期だったのだと今になって思う。ちなみに私の専攻は土木であり、建築学は全くの門外漢であった。しかし就職すれば会社はそんなことには頓着せず、土木も建築も一緒くたでせざるを得なくなる。まあ、でもこれはいい誤算ではあった。

さてそんな館を用意した綾辻氏はさらに本格ミステリ好きの中枢神経を刺激する設定を放り込んでくる。その館の主は宮垣葉太郎という本格ミステリの巨匠であり、そこで彼の弟子とも云える新進作家たちを読んで競作を行い、優れた作品を書いた者には彼の名前を冠した賞と賞金を送るという設定。いやあ、堪らない設定だ。しかもこのシチュエーションは当時の新本格シーンを牽引し、若い本格ミステリ作家を推薦して次々とデビューさせた島田氏、そしてその推薦を受けた綾辻氏、法月氏、我孫子氏、歌野氏の境遇をそのまま投影したようで、フィクションながら一部ノンフィクションのような錯覚を覚えた。だから作中に出てくるそれぞれの作家、評論家、編集者の実際のモデルは誰なのだろうと空想に耽ったりもした。

しかし、これだけミステリ好きをくすぐる設定は冷静に眺めると非常に異様な光景である。なにしろこの競作は宮垣氏が自殺した状況下で行われるし、こんな住みにくい迷路の家にこもって創作すること自体もまた異様だ。そして連続殺人事件が起こるのだが、それでも逃げ出さず、館に居続け、捜索を続ける彼らは狂気の作家達と云えよう。全てが終わり、事が公になったとき、果たして彼らの社会的評価というのはどうなるのか?などという懸念が今更ながらに湧いてくる。

しかし本書を読むのにそんなことを気にしてはいけない。本書は日本に似たどこか別の国で行われた事で捉えるぐらいの寛容さで臨めばかなり楽しめる作品で、私は館シリーズで2番目に好きな作品である。迷路館という特殊な館を存分に活用したトリックに加え、事件が終った後で判明する真相にはかなり驚いた。館シリーズと呼ばれるこのシリーズで初めて館が主役となった作品だと思う。

ちなみにここで出てくる宮垣氏の畢生の大作『華麗なる没落のために』はその実、鮎川哲也氏の未完の作品『白樺荘事件』を指していたのではないかと私は思っている。まだ見ぬ巨匠の作品を一刻も早く読みたい、そしてそれは巨匠最後にふさわしい傑作に違いないという思いが込められているように感じた。

で、ミステリを数こなした今、この3作を振り返ると綾辻氏はトリックとロジックという本格ミステリの王道と思われがちだが、実は叙述トリックの使い手でもあるということ。その分野では折原氏の名が広く知られているが、この館シリーズ3作は全て叙述トリックが仕掛けられていることに気づくだろう。どこかの対談かコラムで作者自身、叙述トリックこそが本格ミステリにおける最後の砦のようなことも云っていた記憶がある。
叙述トリックはその名自体がネタバレという人もいるが、私は一つの意見として受け取るに留めている。なぜなら優れた叙述トリックはそれを意識しても看破できず驚きをもたらすからだ。

とりあえず綾辻作品は本作で一旦休憩。次の作家に移るとしよう。

Tetchy
WHOKS60S
No.7:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

迷路館の殺人の感想

館シリーズ3作目
綾辻先生の館シリーズ安定の面白さです
王道の館、密室、連続殺人ですが、王道でありながら毎度驚きがあり、新鮮です
犯人は誰か、作者は誰かという、二重の謎解きと叙述トリックは見事です。
作者は後々の作品にも大きく関わりますし、館シリーズが気になる方は、発行順通りに是非読んでほしいです。
とても面白い作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

あんみつ
QVSFG7MB
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

迷路館の殺人の感想

トリックに対する自分の推測が的中して小躍りしていたらその直後からの、恒例「抜け穴」の場所・真犯人・そしてストーリー全体の仕掛けにまんまと嵌められた(綾辻さんはフェアプレイなので当たる時は当たる)。これは流石に分からなかった。巻を追うごとに面白くなっていく。

水生
89I2I7TQ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

中村青司の迷路館

館シリーズはやっぱりおもしろい。簡単な推理で安心してはいけない。

phantom
XG7WFVJT
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

迷路館の殺人の感想

「作中作」、「見立て殺人」、そして巨大な「路」と遊び心に溢れた初期綾辻ミステリの名作!折り紙の「悪魔」折ってみたいなあ(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

十角館と並ぶ名作

前作が少々大人しいので、どうかなと思いましたが、ミステリーは、小説とはこういうモノだと言ってもいい名作。文字の遊び、文章の操り方、面白い面白い!綾辻ワールド万歳的な名作

やさぐれ太郎
6MQMIP6C
No.2:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

完璧に騙された

ミステリ初心者なんだけど、この作品を読みレビュー書き込みたくなっちゃった。
綾辻作品は、殺人鬼→殺人鬼Ⅱ(暫らくの間があり)→十角館→フリークス→アナザー→水車館→
迷路館の順で読みました。で、その中でこの作品がNo.1です。
犯人を当ててやると意気込み読み始め、話の途中までは、よし、予想した範囲内だしめしめ
私もやるじゃないかと思っていたら・・・
終盤あたりから、え?え!?てきて、追い討ちをかけるように嘘ーーーっ!?
鳥肌がたちました。殺人鬼の作者こんなのも書けるのかと圧巻。とにかくインパクトがスバ抜けて
ます。どこかでトリックの禁じ手云々書いてるの読んだけど、個人的にはそれがどうしたって
感じ。館の雰囲気も、物語の構成も、名探偵も大好き。この税込み¥780は安い。
綾辻さんに10満点!!

sumerujyakohu
QQ9OT9RU
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

迷路館の殺人の感想

何回も驚かされました。
文句なしです

ラケット
LLINCEK8

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!