■スポンサードリンク


ラブカは静かに弓を持つ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ラブカは静かに弓を持つ

ラブカは静かに弓を持つの評価: 7.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

まあまあでした

身近な話でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(7pt)

ラブカは静かに弓を持つの感想

音楽教室を舞台としたスパイもの。主人公は音楽著作権連盟の職員。教室での状況を調べるべく上司の命令により潜入していく流れ。
スパイ小説としての立ち位置は、戦略や頭脳を描く作品ではなく、スパイとなった主人公の苦悩や成長を描く作品となります。

物語は実在した音楽教室著作権裁判をモチーフにしている内容であり、音楽教室から使用楽曲の著作権料を徴収を示した出来事は数年前ニュースになりましたので記憶に新しい出来事です。それぞれの名称を微妙にずらして書かれていますのでわかる人にはわかる内容です。

主人公が若手の社員で上司の指示に従いスパイになるというバランス感覚が良かったです。
まだ会社に染まり切っておらず、多くの悩みを抱え、社会と自身の葛藤を抱えており、考え方や行動も若さゆえの動きとして描かれていました。明かせない素性や幼少のトラウマなど心が深海の闇に染まっている姿が描かれているのもよいですし、人や音楽との出会いにより気持ちが揺れ動く様子も良かったです。

音楽小説ですが演奏シーンがまったく描かれずスキップされているのが印象的でした。そこが描きたい所ではないという事でしょう。
著作権についてのそれぞれの正義の考え、会社としての考え、個人としての考え、なかなかと拾うポイントが多く楽しみました。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!