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そして、よみがえる世界。



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そして、よみがえる世界。

そして、よみがえる世界。の評価: 3.00/10点 レビュー 1件。 Eランク
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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(3pt)

そして、よみがえる世界。の感想

表紙とタイトルに惹かれて購入。表紙のイラストが綺麗。
期待値が高かった為か、作品との相性が悪かったのが正直な気持ちです。

身体を動かす事ができない身体障碍者が脳(思考)で操作可能なデバイスにより介護ロボットを動かして自分自身を介護するという、近未来的な世界観と技術は面白く読めました。仮想現実や医療を交えたエンタメ作品です。

正直な所、設定上の問題かもしれませんが、他のSF作品や有名どころのアニメで見知っているような設定が多く感じられました。そして悪い事に本書の中盤までは非常に分り辛く教科書を読んでいるような気分で惹きこまれませんでした。相性の問題かもしれません。中身が把握できない説明主体の物語が展開されて、それを読まされたような気分です。それでいてどこかで見知っている設定達なのでそのイメージで補いながらの読書でした。
中盤から物語が稼働し始めてよくなるとはいえ、その時点では気持ちが離れてしまった読書でした。

※その他売り方について小言っぽくなりますが思う事を。
帯には【『同志少女よ、敵を撃て』につづくアガサ・クリスティー賞大賞受賞作】としてPRされています。版元の気持ちを察する印象です。本書の物語を純粋にPRするのではなく、わざわざ『同志少女』の名前を載せて、アガサ・クリスティー賞の自社の賞をPR。作品の帯がこれでは受賞者にちょっと失礼ではないでしょうか。作品内容からSFの読者を増やしたい意図も含まれているのだろうなと感じた次第。アガサ・クリスティー賞はまた迷走してしまったように感じました。

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T4OQ1KM0

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