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(短編集)

時計屋探偵の冒険: アリバイ崩し承ります2



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【この小説が収録されている参考書籍】
時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2

時計屋探偵の冒険: アリバイ崩し承ります2の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
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時計屋探偵の冒険: アリバイ崩し承ります2の感想

第75回日本推理作家協会賞の『時計屋探偵と二律背反のアリバイ』を含む短編集。

『アリバイ崩し承りますシリーズ』の2作目ですが、本作から読んでも問題ありません。前作同様に物語は"容疑者が特定できているがアリバイがある為に逮捕できない謎"を探偵役に相談するというアリバイ×安楽椅子探偵の短編集です。

個人的に著者の作品は物語よりもパズル的な謎解きに主立った印象を持っているのですが、本作も変わらずその傾向でした。大きく何か心に響く内容がないのが正直な所。その為、謎解きの問題が面白いかどうかが決め手となる次第。本短編集には5作品の短編があります。その中では推理作家協会賞を受賞した『時計屋探偵と二律背反のアリバイ』と『時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ』の2作品が楽しめました。

『時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ』は500人が参加するパーティで目撃情報がある中でのアリバイもの。
『時計屋探偵と二律背反のアリバイ』は2か所離れた所で起きた事件の容疑者がどちらも同じ。両方の犯人である事はありえないのだが。という変化球的な謎です。
どちらも謎解きのミステリとして楽しめました。

アリバイ崩しのミステリなので似たような仕掛けに感じるのが物足りなさを感じましたが、『二律背反のアリバイ』の方は一歩秀でて巧い仕掛けがあり受賞に納得の短編作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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