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僕が死んだあの森



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【この小説が収録されている参考書籍】
僕が死んだあの森

僕が死んだあの森の評価: 8.50/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

鬼才・ルメートルの新たな到達点

フランス・ミステリー界の鬼才が本領を発揮したノン・シリーズ長編。12歳の少年が犯した殺人を題材に、犯罪と償いの微妙な関係を描いた心理サスペンスである。
フランスの片田舎で母親と二人で暮らす12歳の少年・アントワーヌはふとしたはずみで隣家の6歳の少年レミを殺してしまい、動転して死体を森の中の穴に隠してしまう。当然のことながら村は大騒ぎとなり、警察やマスコミも駆けつけて捜索と事情聴取、取材が始まった。いつも身に着けていた腕時計を現場に残してきたのではないかと気が気でないアントワーヌだったが、死体を隠した森の捜査が行われようとした前日、村が大嵐に襲われ事態は急変した。
事態が発覚することの恐怖と犯した罪の大きさに生きた心地がしない12歳の少年は、その後の人生をどう生きていくのか? 思いがけない偶然や些細な誤解から状況が変化していくプロセスは、まさにサスペンスそのもの。全編、緊張感がみなぎっている。罪の意識におびえる少年の心理だけで最後まで読者を離さないクオリティの高さは、さすがにルメートルである。
心理サスペンスのファンには絶対のオススメ作である。

iisan
927253Y1
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ここ最近で読んだ中ではナンバー1!

期待しないで読んでみたのですが・・・
これが掘り出し物で最近読んだ中ではトップでした。

ルメートル氏の本はほとんど読んでいますが、こういう少年目線で書くのも上手いですね。
昔読んだロバートRマキャモン氏の「少年時代」を思い出しました、これも傑作でした。

ルメートル氏は残虐なミステリーが似合うと思っていましたが、この本でその考えを改めなくては・・・と。
まだまだ引き出しがありそうです。

ももか
3UKDKR1P

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