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パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー



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パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアーの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

焦点がぼやけ散漫な印象に

「フランスの特捜部Q」という触れ込みのシリーズ第2作。落ちこぼれ軍団が、難解な殺人事件を解明してエリート組織の鼻を明かすユーモア警察ミステリーである。
カペスタン警視正率いる迷宮捜査班が新たな殺人事件の捜査を指示されたのは、被害者がカペスタンの元夫の父親だったからだった。しかも、この被害者が元パリ司法警察のエリートだったため、捜査介入部、刑事部というエリートたちとの共同捜査になった。警察のゴミ溜めと揶揄される迷宮捜査班は最初から馬鹿にされ、十分な情報も与えられなかったのだが、メンバーたちの独自の働きにより、かつて南仏で起きた未解決殺人事件との関連性を発見し、捜査は大きく進展したのだった・・・。
前作同様、事件捜査がそれなりの要素を占めてはいるものの、物語の本筋は迷宮捜査班メンバーの個性あふれるキャラの面白さにある。前作でもかなりの特異さだったのが、今回はさらに新メンバーが増え(その中には犬とネズミも含まれる)、さらにばか騒ぎ状態になり、ミステリーとしての緊迫感が薄れ、ドタバタ喜劇の側面が強くなっている。そのため、全体にとっちらかった印象に終わっているのが残念。
ユーモア・ミステリーのファンには楽しめるかもしれないが、謎解きミステリーや警察もののファンにはちょっと物足りないだろう。

iisan
927253Y1

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