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あらすじ
濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害―遁走性フーグ症―のある男が救助され、精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。同時刻、駅の外れで牛の頭をかぶせられた全裸死体が発見され、若い女警部アナイスが現場へ急行する。マティアスとアナイスの抱えたものは、捻じれながら絡み合っていく。マティアスは、患者の正体を探ろうとするうちに、自らもまた遁走性フーグを発症して記憶喪失と人格遷移を繰り返してきたことに気付かされる。そして、自分こそが殺人犯なのではないか、と疑いを抱く。孤独な四十代の精神科医が、その原因である多重人格性を受け入れ、遁走する自分を追いながら過去を切り開き、真犯人を探しだそうとする。女警部アナイスは、次々に発見される死体を手掛かりに、事件の真相を追い求め、同時にマティアスを追い求める。マティアスは犯人ではないとの根拠のない確信と、制御不能な渇望に駆り立てられたアナイスは、深刻な神経症を再発し、動き続けるために迷いなく覚せい剤を打つ。アナイスは捜査の正道を踏み外し、やがて囚われの身となった。 霧のボルドーからマルセイユの(「BOOK」データベースより)
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評判
通過者の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
通過者の総合評価:
8.42/10点 レビュー 36件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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「死者の国」も既読なのですが、まずは先に読んだこの本から。
グランジェ氏の本は確か初めてだと思います。
ここまで難しいと分かっていたら、最初から読まなかったかも・・・です。
でも、最後まで読みたい!と思わせるほどの熱狂?囚われたものになったような感覚でした。
こういう作家さんなのだと分かって「死者の国」を読むと、あれほど難解だと思っていたものが、それがグランジェ氏の真髄だと理解できます。
長いし内容も重いし困難な道ですが、未読の方にはお勧めです。