通過者



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初公開日(参考)2018年08月
分類

長編小説

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通過者 (BLOOM COLLECTION)

2018年08月18日 通過者 (BLOOM COLLECTION)

濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害―遁走性フーグ症―のある男が救助され、精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。同時刻、駅の外れで牛の頭をかぶせられた全裸死体が発見され、若い女警部アナイスが現場へ急行する。マティアスとアナイスの抱えたものは、捻じれながら絡み合っていく。 マティアスは、患者の正体を探ろうとするうちに、自らもまた遁走性フーグを発症して記憶喪失と人格遷移を繰り返してきたことに気付かされる。そして、自分こそが殺人犯なのではないか、と疑いを抱く。孤独な四十代の精神科医が、その原因である多重人格性を受け入れ、遁走する自分を追いながら過去を切り開き、真犯人を探しだそうとする。 女警部アナイスは、次々に発見される死体を手掛かりに、事件の真相を追い求め、同時にマティアスを追い求める。マティアスは犯人ではないとの根拠のない確信と、制御不能な渇望に駆り立てられたアナイスは、深刻な神経症を再発し、動き続けるために迷いなく覚せい剤を打つ。アナイスは捜査の正道を踏み外し、やがて囚われの身となった。 霧のボルドーからマルセイユの(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

通過者の総合評価:8.42/10点レビュー 36件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ものすごく難解です

「死者の国」も既読なのですが、まずは先に読んだこの本から。
グランジェ氏の本は確か初めてだと思います。
ここまで難しいと分かっていたら、最初から読まなかったかも・・・です。
でも、最後まで読みたい!と思わせるほどの熱狂?囚われたものになったような感覚でした。

こういう作家さんなのだと分かって「死者の国」を読むと、あれほど難解だと思っていたものが、それがグランジェ氏の真髄だと理解できます。
長いし内容も重いし困難な道ですが、未読の方にはお勧めです。


ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読むには体力・気力がいるが、それだけの価値あり

フレンチ・ミステリーのリーダーの一人であるグランジェの長編第9作(邦訳は4作目)。上下2段組みで700ページ、重さ670gという、最近では珍しい重厚長大な一冊だが、サスペンス・アクションの醍醐味が詰まった傑作である。
ボルドー中央駅構内でホームレスが殺害された現場近くにいた男が保護されたのだが、記憶喪失に陥っていたため、マティアス・フレールが医長を勤める精神病院に運ばれてきた。マティアスは、男が記憶を取り戻すための手助けをしようと治療に取りかかる。一方、事件を担当することになったボルドー警察の女性警部アナイス・シャトレは、これをチャンスとし、何としても事件を解決するべく強引な捜査を進めようとする。事件に対し反対方向から対応する二人は、激しくぶつかり合うのだが、アナイスはマティアスに惹かれるものがあった。しかし、事件現場で採取された指紋が、遠く離れたマルセイユで逮捕歴があるホームレスのものと一致し、さらにホームレスの写真がマティアスに似ていたことから事件は急展開を見せ、アナイスとマティアスは追う者と追われる者になる・・・。
解離性遁走と呼ばれる人格の分裂がメインテーマとなり、それにスパイ小説、犯人追走劇、政治的陰謀などが加わった、盛りだくさんの物語である。あっという間に人格が分裂して全くの別人として生きているという設定がやや気になるものの、アクションもサスペンスも非常にレベルが高く、700ページをまったく緩み無く疾走する作品である。
グランジェ・ファンはもちろん、フレンチ・ミステリーのファン、ミッション・インポッシブルのファンにオススメしたい。

iisan
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.34:
(3pt)

『クリムゾン・リバー』の著者が描く世界

『クリムゾン・リバー』の著者が描くこの世界はともかく読了するには今季が必要!横にノートをおきながらチェックしながら読んだほうが良いかもしれません。翻訳にやや癖というか難がありただでさえページ数が多いのに疲労感が増してしまう感があります。独特な世界観はなかなかハマるとクセになるのかもしれませんが読了時の達成感は補償します。
通過者 (BLOOM COLLECTION)Amazon書評・レビュー:通過者 (BLOOM COLLECTION)より
4813271561
No.33:
(3pt)

難解です‼️

難しい展開。読了後も理解出来た感じが、していない。作者の独特の世界にはまった!
通過者 (BLOOM COLLECTION)Amazon書評・レビュー:通過者 (BLOOM COLLECTION)より
4813271561
No.32:
(3pt)

解離性遁走

逃亡者のインスパイアっぽい作品だと思う。解離性遁走の患者が、自分の本来の人格を求めて過去をさかのぼっていくと、自分が殺人者かもしれない疑惑が生じ、その真実を求めて調査するというストーリーになっている。
 かなり長い一冊なのだが、細かな小節に分かれているのでテンポ良く読めると思う。
通過者 (BLOOM COLLECTION)Amazon書評・レビュー:通過者 (BLOOM COLLECTION)より
4813271561
No.31:
(5pt)

まさに力業の一級スリラー。

グランジェの作品は読んだのは初めながら、映画は数本見ていて十分面白かったのだが…本は別次元の完成度。

2段組、しかも細かいフォントで700ページ超で、日本のスカスカ小説なら5冊分くらいはあるので、読んでも読んでも減らない!
しかし、冒頭から濃厚な文章でグイグイ引き込まれる。

無駄な描写はなく比喩や暗喩で密度の高い文章が最後まで続く。それも今まで誰も書いたことのないような不思議な設定!
最初に目次を見たとき、複数主人公の物語か?と思ったのだが…。こんな設定を破綻なく展開し、短いページで追うものと追われるものが一人称で交互に描かれるのだが、次々と切り替えられる舞台や設定の巧さ、多彩な登場人物もしっかりと描き分けられていて、違和感なく物語に入り込める。

この作品はTVシリーズ化されているらしいが、是非見てみたい!
通過者 (BLOOM COLLECTION)Amazon書評・レビュー:通過者 (BLOOM COLLECTION)より
4813271561
No.30:
(4pt)

校正がイマイチ

Kindle版を購入。ストーリーは楽しめたが誤字脱字や人名の間違いなどあって気になってしまった。
カタカナ表記も多くて、普通に日本語で訳してくれた方が私には分かりやすかった。
通過者 (BLOOM COLLECTION)Amazon書評・レビュー:通過者 (BLOOM COLLECTION)より
4813271561



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