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通過者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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『クリムゾン・リバー』の著者が描くこの世界はともかく読了するには今季が必要!横にノートをおきながらチェックしながら読んだほうが良いかもしれません。翻訳にやや癖というか難がありただでさえページ数が多いのに疲労感が増してしまう感があります。独特な世界観はなかなかハマるとクセになるのかもしれませんが読了時の達成感は補償します。 | ||||
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難しい展開。読了後も理解出来た感じが、していない。作者の独特の世界にはまった! | ||||
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逃亡者のインスパイアっぽい作品だと思う。解離性遁走の患者が、自分の本来の人格を求めて過去をさかのぼっていくと、自分が殺人者かもしれない疑惑が生じ、その真実を求めて調査するというストーリーになっている。 かなり長い一冊なのだが、細かな小節に分かれているのでテンポ良く読めると思う。 | ||||
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グランジェの作品は読んだのは初めながら、映画は数本見ていて十分面白かったのだが…本は別次元の完成度。 2段組、しかも細かいフォントで700ページ超で、日本のスカスカ小説なら5冊分くらいはあるので、読んでも読んでも減らない! しかし、冒頭から濃厚な文章でグイグイ引き込まれる。 無駄な描写はなく比喩や暗喩で密度の高い文章が最後まで続く。それも今まで誰も書いたことのないような不思議な設定! 最初に目次を見たとき、複数主人公の物語か?と思ったのだが…。こんな設定を破綻なく展開し、短いページで追うものと追われるものが一人称で交互に描かれるのだが、次々と切り替えられる舞台や設定の巧さ、多彩な登場人物もしっかりと描き分けられていて、違和感なく物語に入り込める。 この作品はTVシリーズ化されているらしいが、是非見てみたい! | ||||
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Kindle版を購入。ストーリーは楽しめたが誤字脱字や人名の間違いなどあって気になってしまった。 カタカナ表記も多くて、普通に日本語で訳してくれた方が私には分かりやすかった。 | ||||
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エルロイの代わりに、セバスチャン・フィツェック、フランク ティリエ、デイヴィッド・J. スカウなどの名前を入れても良いかもしれません。ここに挙げた作家の本を読んで楽しめた人は、この作品を読んでも、長さと価格に見合う、楽しい読書時間を満喫できると思います。 この作者の特徴として、導入部分からは想像できないような着地点に読者を導く点があると思います。最近読んだ同じタイプの作家に、セバスチャン・フィツェックがいますが、家族問題を核に据えるタイプのフィツェックに対して、この作者は組織的な陰謀に家族の問題を絡めて、物語の核とする点に違いがあると思います。 その意味においてエルロイのような、組織の論理に迎合するにせよ、反発するにせよ、その関わり方に登場人物の行動原理を求める作家にテイストが近いかもしれません。 いずれにせよ、このうなされるような熱気に満ちた作風は、スティーブン・キングとは、まったく異なると思います。 | ||||
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まだ読んでる途中だけど、スナイパーだなんて話がやや幼稚。 それに初めてこの出版社の本を読んでるんだけど、校正不足で人名や日時に誤りが多い。例えば283ページ、ここにアナイスは出ないよね。他にもおかしいところが多い。 | ||||
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とても面白そうなのだが、二段組みの小さい字で、なかなか読み進まない。 暗い雰囲気だということもあり、寝る前に読むナイトキャップには不向きです。 寝ながら読むと顔の上に重量のある本が落ちてきて痛い。 休暇などかなり時間を取れる時にお勧めします。 | ||||
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この分厚さは活字ジャンキーの方には嬉しくてたまらないでしょう。 ひとつの章は比較的短めで読みやすいリズムです。翻訳もちょうどいい こなれ具合で不自然さを感じません。ただ「ヴォルヴォ」はボルボと もっと一般的に訳せばよかったかなと思います。主人公の設定や周囲の 人間模様もこのストーリーにぴったりです。 | ||||
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届いたときには、覚悟のいる圧巻のページ数のほうにたじろぎましたが、 読み始めてみると、かなりスイスイと読み進めることになり、読み終えるまではあっという間だった。 概要は、精神科医のもとに運ばれた記憶喪失の大男を巡るミステリー。 ボルドーの駅の構内で発見された猟奇的な殺人、 短い章の積み重ねを経て、男の過去に迫る。 「クリムゾン・リバー」の著者のジャン=クリストフ・グランジェの作品ということもあり、 映像化してほしいという気持ちです。奥深い人格の謎と、ストーリーで明らかになる過去は、 小説ではあまりの展開に、すこし戸惑うところもありましたが、 映画ではそのあたりどのような見せ方になるのでしょう。 基本的にはストーリーに集中できる文章の構成だったので、余計なイメージがなく描写の想像ができましたが、 ストーリーの根っこを探るほどに、あれ?と思うこともしばしば…。 あまり詳しいことは書けませんが、 展開を楽しめる小説であることは間違いなし、です。 | ||||
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読み始めてすぐに、どんよりした文体に心が絡め取られます。 ひたすら薄曇りのような光景が読む者の心に侵食してきます。 あまりもの人数に、人物の名前を覚えられませんでしたが、 最初の人物紹介を何度も読み返すことで、なんとかなりました。 | ||||
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代表作『クリムゾン・リバー』で有名なフランス作家ジャン・クリストフ・グランジェの小説は今回がファーストコンタクトとなります。さすがフランスのスティーブン・キングと評されるくらい、優れたストーリーテラーであることを実感しました。二転三転ストーリーが目まぐるしく揺れ動くなか、退屈なエピソードや描写は皆無だったような気がします。ただそれでも本書は二段組700頁強の長めの長篇です。欲を言えばもう少し端正に整理整頓されたストーリー構成が望ましかったです。メインキャラである精神科医と女性警部の2人があまりにランダムな形で交互に語られていくのでその都度かなり戸惑ってしまいました。それぞれのパートをきちんと交通整理していれば完成度がもっと高められたような気がします。ところで本書のテーマは<解離性フーグ(遁走)>です。このテーマのアイデア自体は悪くないのですがこれに神話的猟奇殺人事件や巨大企業の陰謀、さらに主人公自身の出生の秘密を絡ませたりして相当複雑化しているため一度読んだだけではじゅうぶん理解することが困難でした。ミステリ小説ならできるだけシンプルな読後感が望ましいでしょう。それに解離性フーグを暗喩する邦訳『通過者』も何やらわかりにくいですよね。 | ||||
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主人公の境遇の二転三転ならぬ五転六転に読みながら自分もぐったり疲れますが読み応えたっぷり。 | ||||
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圧倒的なボリューム感ですが、二転三転するストーリーで物語に引き込まれていく感じがたまらない1冊でした。 | ||||
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私は推理小説やミステリーが大好きで、月に2冊は必ず読んでいます。 そんな私からしてもこの小説はとても良く書かれた小説で、 本年のベスト5には入るといっても過言ではないと思います。 さて物語のレビューを書くときにはあらすじを書くレビューと 自身の雑感を述べるのみのレビューと大きく二つありますが、 この小説についてはとにかく話が二転三転するため、あらすじを 述べるのがなかなか難しく、また少しでも詳しく言及するなら ネタバラシの一部のなってしまうのでとても難しい。 そのため読みたくなるようなキャッチーな要素を書きつらねたいと思う。 著者は『クリムゾン・リバー』で有名なグランジェ。 主人公は二人。切断された牛の生首に切断された頭部が挿入された 奇怪な演出を施された殺人から始まるギリシャ神話になぞられた 連続殺人事件を追う刑事のアナスイ・シャトレと、事件の当日、 発見された記憶喪失の男性の治療を任された精神科医の マティアス・フレールである。アナスイもマティアスも二転三転する 事件に翻弄され巻き込まれていく。 細部に関しては粗い部分も多く、細かい問題を指摘することも可能だが この作品はそのリーダビリティと最後の驚きでもって全てを許せるような そんなミステリーである。とにかくここ最近の中でも特に面白いと 思えた本書、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思います。 | ||||
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レビュー評価が高いですが、高いだけのことはあるという作品。 読み応えありは全部で700ページ以上のボリューム。 そのため、無精者の私は読み始めるまでに時間がかかった(笑)。 しかし、読み始めると旅のお供に一気に読んでしまいました(^_^;) ネタバレになる内容は書けませんが、普通にエンターテイメント系の読み物が好きな人なら楽しめると思います。 その他のレビューも参考にご一読を(^_^;) | ||||
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分厚くて字が小さいので驚きましたが、読み始めてしまえば 一気にページが進みました。 翻訳の相性もあるのかもしれませんが、読みやすいです。 ミステリーやサスペンスが好きならハマるのではと思います。 難点はずっと持っていると手が疲れる事でしょうか・・・。 | ||||
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700ページの二段組とたいへん分厚く分量のある小説です。 淡々とした翻訳の語り口で、翻訳特有の変な言い回しとかがなく読みやすいです。 語り口は淡々としていても、内容がかなり猟奇的なショッキングさで引き込まれます。 ミステリーなので内容について語るとネタバレになってしまうため控えますが、 中盤以降怒涛の展開で最後まで飽きずに読み進められます。 | ||||
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とにかく、すんごいボリューム。手に取った時には正直「うっ」とくる。 それでも読んでみるとスラスラ読める。文章のテンポが良いんだろう。翻訳洋書にありがちな不自然な文章というのは全く感じない。 それでもミステリーなので登場人物は多め。カタカナの名前に馴染めなくって「え、誰だっけ?」という事もしきり。まぁこのての本が好きで慣れた人なら大丈夫なのかな。 ちょっとダークで凄惨な場面もあるんだけど、そういう場面を淡々と静かに描いているところが、またグッと恐ろしさを感じる。 個人的には二人の主人公が自分の中に抱える闇と葛藤し、徐々に向き合っていく姿にグイグイ引き込まれた。 読みごたえは十分だし、展開の緻密さも「見事」の一言。 軽い気分転換で・・・というノリで読める本ではないけど、じっくりと本格ミステリーを楽しみたいという本格派ファンにはうってつけの一冊。 | ||||
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705ページ上下2段で分厚い本ですが,読み始めると止まらない面白さです。 各章が短めで場面展開が早い割に,細かなところが巧みに描写されていて,濃厚なのにスピーディに読めるというところが気にいりました。時間があまりない中で読むには最適です。 映画化もされた「クリムゾン・リバー」の作者だけあって,イメージしやすく,長すぎてどうかとは思うものの,映画化しても楽しめそうなストーリーです。連続テレビシリーズに良さそうですが,内容が一般のテレビ放送に適するかどうかと思えるところもあるので,本で楽しむのが一番かもしれません。 フランス語からの翻訳であるため,訳者がいくら技量が高くても完璧なものにはなかなかなりません。本書の翻訳は日本語の側からみて素晴らしいという印象が強いのですが,ちょっとここは原書ではどうなっているのかなと思うところもところどころありました。英語であれば原書で読むところですが,フランス語なので翻訳を脳内解釈して楽しみました。内容に関わるところは触れない方がよいと思いますが,精神科医や司法警察の女警部が魅力的に描かれていることだけを記したいと思います。 | ||||
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