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通過者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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グランジェの作品は読んだのは初めながら、映画は数本見ていて十分面白かったのだが…本は別次元の完成度。 2段組、しかも細かいフォントで700ページ超で、日本のスカスカ小説なら5冊分くらいはあるので、読んでも読んでも減らない! しかし、冒頭から濃厚な文章でグイグイ引き込まれる。 無駄な描写はなく比喩や暗喩で密度の高い文章が最後まで続く。それも今まで誰も書いたことのないような不思議な設定! 最初に目次を見たとき、複数主人公の物語か?と思ったのだが…。こんな設定を破綻なく展開し、短いページで追うものと追われるものが一人称で交互に描かれるのだが、次々と切り替えられる舞台や設定の巧さ、多彩な登場人物もしっかりと描き分けられていて、違和感なく物語に入り込める。 この作品はTVシリーズ化されているらしいが、是非見てみたい! | ||||
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Kindle版を購入。ストーリーは楽しめたが誤字脱字や人名の間違いなどあって気になってしまった。 カタカナ表記も多くて、普通に日本語で訳してくれた方が私には分かりやすかった。 | ||||
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エルロイの代わりに、セバスチャン・フィツェック、フランク ティリエ、デイヴィッド・J. スカウなどの名前を入れても良いかもしれません。ここに挙げた作家の本を読んで楽しめた人は、この作品を読んでも、長さと価格に見合う、楽しい読書時間を満喫できると思います。 この作者の特徴として、導入部分からは想像できないような着地点に読者を導く点があると思います。最近読んだ同じタイプの作家に、セバスチャン・フィツェックがいますが、家族問題を核に据えるタイプのフィツェックに対して、この作者は組織的な陰謀に家族の問題を絡めて、物語の核とする点に違いがあると思います。 その意味においてエルロイのような、組織の論理に迎合するにせよ、反発するにせよ、その関わり方に登場人物の行動原理を求める作家にテイストが近いかもしれません。 いずれにせよ、このうなされるような熱気に満ちた作風は、スティーブン・キングとは、まったく異なると思います。 | ||||
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この分厚さは活字ジャンキーの方には嬉しくてたまらないでしょう。 ひとつの章は比較的短めで読みやすいリズムです。翻訳もちょうどいい こなれ具合で不自然さを感じません。ただ「ヴォルヴォ」はボルボと もっと一般的に訳せばよかったかなと思います。主人公の設定や周囲の 人間模様もこのストーリーにぴったりです。 | ||||
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届いたときには、覚悟のいる圧巻のページ数のほうにたじろぎましたが、 読み始めてみると、かなりスイスイと読み進めることになり、読み終えるまではあっという間だった。 概要は、精神科医のもとに運ばれた記憶喪失の大男を巡るミステリー。 ボルドーの駅の構内で発見された猟奇的な殺人、 短い章の積み重ねを経て、男の過去に迫る。 「クリムゾン・リバー」の著者のジャン=クリストフ・グランジェの作品ということもあり、 映像化してほしいという気持ちです。奥深い人格の謎と、ストーリーで明らかになる過去は、 小説ではあまりの展開に、すこし戸惑うところもありましたが、 映画ではそのあたりどのような見せ方になるのでしょう。 基本的にはストーリーに集中できる文章の構成だったので、余計なイメージがなく描写の想像ができましたが、 ストーリーの根っこを探るほどに、あれ?と思うこともしばしば…。 あまり詳しいことは書けませんが、 展開を楽しめる小説であることは間違いなし、です。 | ||||
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読み始めてすぐに、どんよりした文体に心が絡め取られます。 ひたすら薄曇りのような光景が読む者の心に侵食してきます。 あまりもの人数に、人物の名前を覚えられませんでしたが、 最初の人物紹介を何度も読み返すことで、なんとかなりました。 | ||||
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主人公の境遇の二転三転ならぬ五転六転に読みながら自分もぐったり疲れますが読み応えたっぷり。 | ||||
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圧倒的なボリューム感ですが、二転三転するストーリーで物語に引き込まれていく感じがたまらない1冊でした。 | ||||
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私は推理小説やミステリーが大好きで、月に2冊は必ず読んでいます。 そんな私からしてもこの小説はとても良く書かれた小説で、 本年のベスト5には入るといっても過言ではないと思います。 さて物語のレビューを書くときにはあらすじを書くレビューと 自身の雑感を述べるのみのレビューと大きく二つありますが、 この小説についてはとにかく話が二転三転するため、あらすじを 述べるのがなかなか難しく、また少しでも詳しく言及するなら ネタバラシの一部のなってしまうのでとても難しい。 そのため読みたくなるようなキャッチーな要素を書きつらねたいと思う。 著者は『クリムゾン・リバー』で有名なグランジェ。 主人公は二人。切断された牛の生首に切断された頭部が挿入された 奇怪な演出を施された殺人から始まるギリシャ神話になぞられた 連続殺人事件を追う刑事のアナスイ・シャトレと、事件の当日、 発見された記憶喪失の男性の治療を任された精神科医の マティアス・フレールである。アナスイもマティアスも二転三転する 事件に翻弄され巻き込まれていく。 細部に関しては粗い部分も多く、細かい問題を指摘することも可能だが この作品はそのリーダビリティと最後の驚きでもって全てを許せるような そんなミステリーである。とにかくここ最近の中でも特に面白いと 思えた本書、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思います。 | ||||
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レビュー評価が高いですが、高いだけのことはあるという作品。 読み応えありは全部で700ページ以上のボリューム。 そのため、無精者の私は読み始めるまでに時間がかかった(笑)。 しかし、読み始めると旅のお供に一気に読んでしまいました(^_^;) ネタバレになる内容は書けませんが、普通にエンターテイメント系の読み物が好きな人なら楽しめると思います。 その他のレビューも参考にご一読を(^_^;) | ||||
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分厚くて字が小さいので驚きましたが、読み始めてしまえば 一気にページが進みました。 翻訳の相性もあるのかもしれませんが、読みやすいです。 ミステリーやサスペンスが好きならハマるのではと思います。 難点はずっと持っていると手が疲れる事でしょうか・・・。 | ||||
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700ページの二段組とたいへん分厚く分量のある小説です。 淡々とした翻訳の語り口で、翻訳特有の変な言い回しとかがなく読みやすいです。 語り口は淡々としていても、内容がかなり猟奇的なショッキングさで引き込まれます。 ミステリーなので内容について語るとネタバレになってしまうため控えますが、 中盤以降怒涛の展開で最後まで飽きずに読み進められます。 | ||||
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とにかく、すんごいボリューム。手に取った時には正直「うっ」とくる。 それでも読んでみるとスラスラ読める。文章のテンポが良いんだろう。翻訳洋書にありがちな不自然な文章というのは全く感じない。 それでもミステリーなので登場人物は多め。カタカナの名前に馴染めなくって「え、誰だっけ?」という事もしきり。まぁこのての本が好きで慣れた人なら大丈夫なのかな。 ちょっとダークで凄惨な場面もあるんだけど、そういう場面を淡々と静かに描いているところが、またグッと恐ろしさを感じる。 個人的には二人の主人公が自分の中に抱える闇と葛藤し、徐々に向き合っていく姿にグイグイ引き込まれた。 読みごたえは十分だし、展開の緻密さも「見事」の一言。 軽い気分転換で・・・というノリで読める本ではないけど、じっくりと本格ミステリーを楽しみたいという本格派ファンにはうってつけの一冊。 | ||||
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705ページ上下2段で分厚い本ですが,読み始めると止まらない面白さです。 各章が短めで場面展開が早い割に,細かなところが巧みに描写されていて,濃厚なのにスピーディに読めるというところが気にいりました。時間があまりない中で読むには最適です。 映画化もされた「クリムゾン・リバー」の作者だけあって,イメージしやすく,長すぎてどうかとは思うものの,映画化しても楽しめそうなストーリーです。連続テレビシリーズに良さそうですが,内容が一般のテレビ放送に適するかどうかと思えるところもあるので,本で楽しむのが一番かもしれません。 フランス語からの翻訳であるため,訳者がいくら技量が高くても完璧なものにはなかなかなりません。本書の翻訳は日本語の側からみて素晴らしいという印象が強いのですが,ちょっとここは原書ではどうなっているのかなと思うところもところどころありました。英語であれば原書で読むところですが,フランス語なので翻訳を脳内解釈して楽しみました。内容に関わるところは触れない方がよいと思いますが,精神科医や司法警察の女警部が魅力的に描かれていることだけを記したいと思います。 | ||||
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700ページを超える大作で読み応えがありました。 個人的には重くて読みにくいので上下巻に分けてほしかったですね・・・。 内容の方も色々と伏線がはってあって飽きないです。 登場人物たちも個性的で生き生きしていて印象的でしたし、多重人格という設定もありですね・・・。 読み終えて、心の闇の深さと恐ろしさを改めて実感しました。 | ||||
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ミステリーにあまり耐性のない私が読んだのですが、ともかく「長い」、でもお話の起伏は楽しめました。でも長いなぁ。読むスピードはかなり速いほうだと思うのですが、結局1週間近くかかりました。読む人を選ぶという印象です。これ面白いから読んで見なよと気楽には勧められない。そういうタイプの本ではないのでしょう。最初、まだこんなにあるのかと正直うんざりしながら読み始めて、だんだん物語の世界にはまりこんで、その世界にじっくりはまり込むという感じでした。 | ||||
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睡魔に襲われながらも第一章の後半の展開で朦朧とした頭が冴えてきました。 ひとつの章がいくつもの節で区切られており、最初のうちはその細かさが煩わしくもありましたが、 読み進めていくと気にならなくなってきました。 過去作は読んだことは無く、「クリムゾン・リバー」の映画を一度見ただけですが、 この世界感は嫌いではなくむしろ好み。映像化されたものも見てみたいです。 | ||||
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まず、本の厚みと字の小ささに圧倒されますが、読み出すとけっこう速いペースで読むことができました。 訳された方の日本語のセンスもいいんでしょうね、物語のテンポに合わせたような言葉で綴られています。 | ||||
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短い章を積み上げていく手法で物語は進んでいく。 それぞれの章に少し長い題名がついている。 物語の最初から、これからのストーリーの進み方に対するワクワク感が半端ではない感じ。 この著者の本ははじめて読むが、読みやすい文章(訳がいいのか?)と相まってだんだん物語に引きこまれていくのが分かる。 小さめの文字と、久しぶりの上下二段組み、これはもう本書以外のことを全部脇に置いて最後まで読むしかないでしょ、といったところ。 とはいえ本書の厚みと重さを考えると持ち運ぶ気にはなかなかなりません。 装丁もよくて、書籍としての存在感もすごくあり書棚に置いてたまに手に取りたいと思うのだけど、やっぱりこれから本書の購入を考えている人にはKindle版をお勧めします。 そうすればずっと読んでいられるから。 久しぶりに物語に引きこまれました。 今後著者の旧作を読んでいく予定。 和訳された著書に新品で購入できるものはなく、中古だったらほとんどタダみたいな価格で販売されています。 | ||||
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「辞書か!」まず届いた本の厚みにびっくり!700ページを超える大作で、正直「上下巻2冊に別けて出せばいいのに・・」なんて思ったくらいの文章量。だが冒頭「互いに反発しながらも猟奇殺人事件の鍵を解き明かそうとしていた心に孤独と闇を抱えた二人の男女が一転追いつ追われつの展開に、そして事件の背後には・・・」という自分が予想にもしていなかった驚愕の展開と詳細に描かれた二人の主要キャラの心の内を描くのには、この文章量も納得であり読み終わるまで苦痛ではなかった。ただ「ここの文章もう少し意訳すれば良いのでは・・」と感じた直訳すぎる文章がちらほらと存在しそこが少々気にかかったが、読み応えがあるミステリーだった。 | ||||
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