クリムゾン・リバー
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ジャン・レノ主演で日本でもヒットしたフランス映画の原作。派手な事件と個性的な登場人物でどんどん突っ走っていく、サスペンス作品である | ||||
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ミステリー小説というよりも、映画の台本っぽく。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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型破りな警視正とアウトローのアラブ系警部の登場も細部のエピソードも荒唐無稽であり、いくら小説でも限度があると思う。 本作が映画化されたそうだが、DVDを入手してまで観る気にはならない。 ピェール・ルメトールの『その女アレックス』も駄作だが、評者はフランス・ミステリーがどうしても好きになれない。 | ||||
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映画を観てその面白さから原作を購入したはずなのだが、年月が経ちすぎて観たはずの映画のストーリーすら思い浮かばず、全く新鮮な目でこの本を読んだ。最後になってやっと謎解きがされるのだが、設定に無理があると言わざるを得ない。ミステリー小説としてはよくできているが、そんなにうまくいくか?という思いもある。 | ||||
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事件発生から48時間くらいの物語。驚くべきスピードと仕事量。登場人物よし、ストーリーよし、結末よし。口八丁の中身なしとフランスを馬鹿にしてましたが改めます。 | ||||
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本作が映画化されたのは知っていましたが、「興味」は全くありませんでした。 其れが読む切欠となったのは、「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」で最も分厚く、別名「赤煉瓦」と呼ばれている「死者の国」を読もうと思った事です。 作者の名前も知りませんでした。 其れが、あの有名な映画の「原作者」だと知り、矢張り「死者の国」を読む前に、此の「出世作」を読んでからにしようと思ったのです。 なんか「ジャン・レノ」のイメージが強かったのですが・・・・。 処が、此れは「凄い作品」だったのですね。 何というか、犯人はワリと早くバレるのですが、此の小説の肝は単なる「Who done it?」では無く、空恐ろしい世界に読者を引き込みます。 2人の刑事が「出会う」のも全体の4分の3(300ページ越え)してからです。 其処から先は、もう、「解説」で言及されている「スティーブン・キング」「トマス・ハリス」では全く無く、寧ろ「横溝正史」の世界に近いモノを感じました。 所謂「おどろおどろの世界」です。 成る程、若い国アメリカでは、スティーブン・キングも、トマス・ハリスも、こんな作品は書けないでしょう。 矢張り「歴史のある国」でなければ。 一例を挙げれば何気なく登場するカトリック修道会が「カルメル会」、然も「十字架の聖ヨハネ修道院」とは、なんとも凄い設定です。 スペインの聖人「十字架の聖ヨハネ」には「暗闇」という著作があります。 「暗闇」は、本作品の「キーワード」の一つなのです。 恐らくカトリックを余り知らない普通の日本人が読んでも、気付かないでしょうけれども。 そんな細かな処にもグランジェの「拘り」が現われているのです。 此れで安心して「赤煉瓦」(死者の国)に取りかかれます。 普通の「ミステリ」に飽き飽きしている方に、お勧めです。 因みに映画はDVDが出ていますが、私は観ない事にしました。(脚本はグランジェだそうですが、1行たりとも無駄の無い本書の全てを「映像化」するのは不可能だと思いますので) | ||||
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本書は各ページに小さい文字が詰め込まれている旧世代の文庫作りで、お世辞にも読みやすくはないです、 翻訳文はもちろんこなれているが、 最近新版が発売されたが、本書が解説を入れて493ページ、新版の商品欄には500ページと記載されているのでページの組み方はそのまま再刊されたのだと思う、 よって新刊が欲しければそちらで、読めればO.Kの読者は旧版で十分かと思う、 私は映画版の大ファンで、今回ようやく原作小説を読了、 映画の脚色は予想を超えて大胆だったことに驚くとともに、本書の流れそのままではけして大ヒット映画にはならなかったとも思う、 健康な読書方法ではないが、脚色の上手さには驚きを超えた新鮮さを改めて感じた、 本書はこれはこれで素晴らしい、 フランス製ノワール・スリラーとして今後も読み継がれてしかるべき充実があると思う、 主人公二人ともにろくでなし刑事であり、それぞれのキャリアに相応しいカタルシスも書き尽くされていると思う、 実行される犯罪のおどろおどろしさに相応しくないフランスの片田舎描写にも魅力を感じる、 で、一点興味深い事実がある、 本書では主人公刑事をニエマンスと表記している、 映画を見れば瞭然だが、フランス語の発音ではニーマンス、もしくは小さくエの発音を入れたニェ-マンスなのである、 アルファベットではNIEMANSらしい、 かつてJエルロイ「ブラック・ダリア」を読んだ時に、あちらも刑事コンビが活躍するバディものだが、主人公二人が、アルファベットではBLANCHARDとBLEICHARDであり似てはいるが一目瞭然の違いがあるのだが、和訳ではブランチャードとブライチャードと実に紛らわしく、はなはだしく読み辛かった記憶がある、 ところが映画版を見ていると英語の発音ではブランチャードとブライカードと表記できるように発音されており区別がしやすいのだった、 そこで思うことが、翻訳に際して本国に簡単な発音についてさえ問合せしない出版社や担当者の怠慢なのである、 さて、それは作品にほんとうに愛情があるのかとも感じる、 | ||||
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