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子供の眼



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【この小説が収録されている参考書籍】
子供の眼
子供の眼〈上〉 (新潮文庫)
子供の眼〈下〉 (新潮文庫)

子供の眼の評価: 9.00/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(9pt)

またまたやっちゃいました!

前作を読まずにこちらの方を先に読んでしまって・・・。
でも、それなりには楽しめました。
ミステリーとしてはおおよそ想像の出来る範囲内で、目新しい展開はありませんでしたが
一つ一つが詳細に書かれていて(でも、くどくはなく、アッサリ?してます)
ふむふむと理解しながら読み進められました。

かなりの長編ですが、そんなに重くもなく、ストーリーがしっかり組み立てられているので
疲れることもなく、読書をしたぞ!という満足感が得られました。
未読の方には是非お薦めしたい作家さんです。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(9pt)

子供の眼の感想

前作『罪の段階』の続編です。前作でもすでに危うい雰囲気を出していたテリの夫リッチーが、殺されてしまい、動機が山のようにあるクリスが逮捕されてしまいます。前回のキャレリ裁判で判事をしていたキャロライン(今回は弁護士となっています)に弁護を頼みますが、次々と不利な証拠が出てくる上に証人にもならないことを頑なに貫きます。しかもそこに政治的な陰謀もからんでくるのですが、公判の場面は緊迫感があり、とても読み応えがありました。前作のような煮え切らなさがなく、キャロラインの弁護ぶりがすばらしく、自分がもし陪審員だったらどうするだろうと思いながら、ページをくる手を止められませんでした。

真相については途中でなんとなくわかったのですが、それにしても虐待の連鎖や、親子であることの因果というか、内容は重くて考えさせられました。あそこまで極端でないにしろテリの葛藤(親子としての)に共感できる女性は結構いるのではないでしょうか?
子どもにとっては親は選べないわけで、親としてのあり様を問われているようでもありました。
前作を読んでからこちらを読むことをお薦めします。

たこやき
VQDQXTP1

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