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世界樹の棺



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【この小説が収録されている参考書籍】
世界樹の棺 (星海社FICTIONS)

世界樹の棺の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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(8pt)

世界樹の棺の感想

☆7+1(好み補正)
ファンタジー×SF×ミステリ。
特殊設定ミステリの部類。その設定が隠されている為、モヤモヤの違和感を感じながらの読書。帯にある通り、終盤で明かされる秘密(設定)を把握した上で再読すれば話が理解できて複雑な試みが楽しめるといった作品。構成が複雑なので悪い意味で2度読みが必要。この点は好みが分れそうです。

正直、初回の読書では話が理解できませんでした。ただ理解できず違和感があれど話は面白く読めます。
物語は大きく2つのパートで進行します。
1つ目は石国と帝国の協定に関する物語でファンタジー寄り。協定に違法がないか世界樹を調査する話。<引き金屋>の異名を持つラインハルトが曲者で、戦争へ勃発しそうな緊迫感が漂う展開に手に汗握ります。
2つ目は別チーム視点で世界樹を調査する話。ただしこちらは世界樹の中で殺人(?)事件が発生するミステリパート。
この2つを同時進行で読むのですが、なんだかおかしいのですよね。この違和感の正体を読者はあれこれ想像しながら読む感じです。

特殊設定の秘密が分かれば、ミステリの真相や世界の姿も明らかになるのが見事。
そしてそれが何とも言えない心境になる。正にファンタジー×SF×ミステリな作品でした。
ファンタジー作品も許容範囲なら楽しめると思います。こんな複雑な構成にしないでも良さそうなのですが、初読の違和感と2度目の楽しみが面白さのポイントなのかも。
世界観共に好きな作品でした。

備忘録として自分なりの解釈をネタバレ側でメモします。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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