盟約の少女騎士
- ファンタジーミステリ (54)
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| 温暖化によって現代文明が滅びた後の世界(西暦3000年頃)に於ける、少女騎士を主人公に据えた中世騎士物語。他の評者のご指摘にも有りますが、登場人物が多く何回も前に戻って確認が必要でした。しかし世界観は秀逸で良く錬られて居り、一般のライトノベルより文芸的な作風です。自分的にはモリスのサンダリング・フラッドが第一印象で浮かびました。或いはデュマかディケンズか、エリザベス朝の英国風というか。作中の禁書は、現代のゲームのムック本で日本語で書かれている事が暗示されていたり中々芸が細かいです。作中人物の関係や人となり、世界の説明が大体済んで本編はこれからという感じですが、もう続刊は難しいのでしょうね。スーの動機やサラの歩みが読みたかったです。 | ||||
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| 良い点 ・王道の中世西洋っぽいファンタジー ・ミステリアスな世界感で、今後の真相解明が気になる 悪い点 ・ストーリー展開のテンポが遅くて、一気に読める本ではない ・登場キャラが多すぎて、いまいち誰が誰かわからない | ||||
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| ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 『華文本格推理の俊英』や『中世ファンタジー×ミステリー』の謳い文句ながら, そのあたりはほとんど感じることができす,確かに奇妙な出来事は起きるのですが, 果たしてあれが帯などで大きく煽るほどの事件なのか,しかも事の起こりまでが遅く, それ以降も騎士として悪を退治する流れになり,謎解きやトリックの類は見られません. このほか,序盤から登場人物が多く,名前や関係はもちろん,立場の把握に戸惑い, さらには,人物や土地,行動など,三人称視点もあってか,あれこれ説明をしすぎで, 読むというより,一方的に聞かされている感覚となり,なかなか絵が浮かべづらいです. 『あとがき』には,主人公の少女騎士の冒険や成長,挫折や経験が記されていること, また,『女騎士萌えの物語(原文まま)』の一方,ミステリーの要素もとありましたが, 確かに少女騎士の色合いは濃いものの,ミステリーは期待とはだいぶ違っていた印象です. なお,百合の香りはかすかに…という程度,翻訳による違和感はほぼありませんでした. | ||||
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