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回廊亭殺人事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
回廊亭殺人事件 (光文社文庫)

回廊亭殺人事件の評価: 6.75/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.75pt

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(5pt)

回廊亭殺人事件の感想

本間菊代は回廊亭へ訪れた。
亡き夫の親友、一ケ原高顕が死去したためだった。
高顕は一代で莫大な財を成したが、妻子がいなかった。
そのため、遺産は一族に相続されることとなり、回廊亭にて遺言書を公開することとなった。
その場に菊代は関係者として招待された。
しかし、菊代の目的は別にあった。
半年前、回廊亭にて高顕の女性秘書が恋人に無理心中を図られ、火事が起きた。
秘書は一命を取りとめたが、その後自殺した。
警察はあっさり捜査を打ち切ったが、不可解な点がある事件だった。
菊代は心中事件の真相を探りに来た。
また、菊代にはもう一つ重大な秘密があった。
莫大な遺産相続にあたり、一族誰もが白にも黒にも思えた。
その夜、新たな殺人事件が起きた。
はたして菊代は自身の秘密を隠したまま、真相に辿りつけるのか―・・・

主人公の設定は面白いです。
秘密がばれる危険を抱えつつ、真相究明のため一族と接する展開は緊張感があります。
犯人が二転三転する展開や、少しずつ心中事件と遺産相続の問題が明かされる展開も面白いです。
しかし、わざわざ回廊亭という舞台を用意した割に、回廊亭自体には面白味はありません。
また、終わり方は微妙です。
途中緊張感があって面白いだけに、最後の急な駆け足展開は残念で、興奮も冷めてしまいます。
そのため、作品の印象が面白いミステリから、通俗的なドラマのようになってしまいます。
東野圭吾氏の作品は読みやすく、そこそこ面白いです。
しかし、私には微妙に合わないのか、すごく印象に残るものでもないかなと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB

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