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(短編集)

四人組がいた。



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【この小説が収録されている参考書籍】
四人組がいた。

四人組がいた。の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

現代人の肥大した自意識を嗤う(非ミステリー)

高村薫が初めて挑戦した社会風刺小説。当サイトにはなじまない作品なのでオススメ投票はしないが、傑作であることは間違いない。
儲け話に敏感でヒマを持て余している過疎の村の四人の年寄りが、村人や都会からの客や、はたまた山に住む動物たち、畑のキャベツやケール、さらには閻魔大王までを巻き込んで引き起こす大騒動は、高村薫ならではの毒を含んだ批評眼にさらされ、現代人の肥大化した自意識をあらわにする。
高村薫には、昔のような緊迫感に満ちたサスペンスを書いてもらいたいのだが、これはこれで面白かった。

iisan
927253Y1

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