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水底の棘 法医昆虫学捜査官



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水底の棘 法医昆虫学捜査官の評価: 7.00/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

海もいけるんだ

 
 法医昆虫学捜査官シリーズの第三作。 遺体の第一発見者となった赤堀さん、今回は蟲を追って河から海へ・・・。
自然に晒された屍は想像もよらない変貌を遂げる。 科学の力でどれだけ真相に近寄れるか見物です。 流石の安定したシリーズ★は7つ

りーり
9EDFH0HC
No.2:
(7pt)

水底の棘 法医昆虫学捜査官の感想

法医昆虫学捜査官赤堀涼子シリーズの3作目。
良くも悪くも相変わらずの安定感ですが・・・それにしても、レビューを描きづらいシリーズだなぁ。
今作の赤堀は水死体の第一発見者。
赤堀が第一発見者ならでは、の展開はなかったのですが、今作は解剖医の見解を覆す活躍を見せます。
今作は水死体を扱うため水中生物がメインで、残念ながら蛆虫は少なめ(笑) なので「虫の声」を聞いての驚く推理、というこのシリーズ最大の面白味が影を潜めてますかね。
あと、岩楯、鰐川のコンビがあんなハンパな連中に窮地に陥るというラストの展開は不要かな。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

水底の棘 法医昆虫学捜査官の感想

明るい天然、しかも変人の赤堀涼子の三作目です。
大吉昆虫コンサルタントの助っ人で、荒川で大量発生しているユスリカの駆除にやってきた赤堀ですが、中洲で死体を発見してしまいます。
解剖の結果絞殺体と判断されるのですが、身元が全くわからず捜査は難航します。

とっかかりは、寒い時期にはいるはずのないハエなのですが、いくつかの川が合流する近くとあって、死体がどこから流れ着いたのかが焦点になっていきます。

過去2回の事件捜査でそれなりに警察の信頼を得た赤堀は、相も変わらず空気を読まないマイペースで、説得力のある事実を積み重ねていくのですが、そのペースにすっかりはまっていく岩楯刑事と鰐川刑事のコンビがとてもいいですね。
直接事件とは関係のない岩楯刑事の禁煙にまつわる話は、最高に楽しめます。

今回はグロテスクな虫の話はちょっと少な目で普通の警察小説の比重が多くなっていますが、それでも自然界に対する愛情はひしひしと感じます。実際に実践されているのかはわかりませんが、冒頭の殺虫剤を使わない駆除というようなことが色んな意味でひろがっていけばいいなと思いました。

事件そのもののミステリー度はそれほどでもないのですが、虫の薀蓄が最高に面白いです。
シリーズとして続けて行ってほしいですね。

たこやき
VQDQXTP1

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