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64(ロクヨン)



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64(ロクヨン)の評価: 8.13/10点 レビュー 24件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.13pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全15件 1~15 1/1ページ
No.15:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

低評価のレビューがいいねされてるのが目立ちます。
なぜ?
全然低評価じゃないです!
警察小説をほぼほぼ読んだことありませんが、本作を読むために
D県警シリーズを全部読みました。
後悔はしてません。
上下巻あって面白くない作品はたくさんありますが、この作品は面白いです。
正直言ってシリーズ関係ないのでこれから読んで大丈夫です。
ただ、ところどころ誰が喋ってるのかわからないのは否めない。
ノンストップになるまで下巻の途中まで読まないといけない。
この辺が10点ではない理由でしょうか。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

重厚


▼以下、ネタバレ感想

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masahiro
BPK69HFA
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

面白かった

警察内部の事情がよくわかる。ぐいぐい読めます。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

終盤までは、警察内部の組織間の攻防が熱く語られる。これはこれで、それなりに読みごたえがあるのですが、だんだんとある不安が膨らんできます。64自体はどうなるの?

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

骨太。
序盤は、警察内部の派閥争いをじっくり描いており、
後半は、いっきにたたみかける展開で、ひきこまれた。


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.10:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

当然ながら高いハードルを設定して読ませていただきました。
軽くとは行かないまでも、それをクリアしてくれた作品です。

昭和64年に起きた未解決の誘拐事件の話だという前知識はあり、さぁガッツリ誘拐事件、と思っていたのですが、そうではありませんでした。
物語の核となるのは、寧ろ、捜査の主役刑事部と事務方警務部の衝突です。
主人公の三上は、元刑事の広報官で事務方に属しています。
この「元刑事」というのがミソで、かつて所属し今も復職したいと願う刑事部と現在の所属である警務部の板挟みにあい自分の立場を見失いそうになります。
この手の警察小説の主人公は、自分の信念を曲げないビシっと1本筋の通った人物が多いのですが、三上はそうではなく、正直格好良くありません。
また事件解決に力を発揮できるポジションでないだけでなく、実際に彼の視点では今捜査状況がどうなっているのかも分かりません。
他の主要登場人物は筋が通っているだけに余計に・・・という感じです。
そんな人物の視点で彼の内面が長々語られる前半は少々退屈ですし、ラストのおいしいところも持って行かれます。
寧ろ奥さんの方が最後印象的な言葉を吐きます。
正直異色の切り口だとは思いましたが、個人的には正解だったのか若干疑問でした。

それでもこの作品に満足できたのは、ラスト100ページを切ってからの怒涛の展開。
一気に回収される伏線だけでなく、一つの事件に賭ける関係者の執念が爆発する。
残った者、去った者、去らざるを得なかった者、そして廃人にしか見えなかった者までが・・・
読んでるこちらまで、グワーッと込み上がってくる。
この作者の作品に泣きの要素を入れたら無敵だと思った。
ここでも主人公は蚊帳の外だった気がせんでもないが・・・まぁいいか。

梁山泊
MTNH2G0O
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

泣けました

怒涛の結末に感動しました。

わたろう
0BCEGGR4
No.8:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

熱く痺れて1番

究極の警察小説と謳われている本作。当然ながら読む前からハ-ドルが相当高く上がっているなか、読後の感想は、放心状態というか、こんなに熱く痺れて、すげぇ本だと思ってしまいました。

まず何と言っても登場人物一人一人の描写がリアルで印象的でちょっとしか登場しなくても、まるでそこに居るように息遣いが感じられるほど生きていて、また主人公の三上はヤバいです。
警察小説でありながら、主人公は事件を追う刑事ではなく、マスコミ対応の広報官であり、それが俯瞰的な事件の見方や警察内の動き、情報公開の質など、全く新しい。
それに加え、主人公三上は美人妻との子ども、その子が自分に似てしまった為の顔面コンプレックスで家出をしてしまい、その捜索に警察の力に頼ってしまった事から上司のキャリアの手駒にされ、家庭では家出した娘を心配する妻との会話、その主人公が置かれている立場があまりに読んでてつらく、これは以上は読めないって思ってしまいました。
それでも、仕事を全うする主人公三上と、題名でもある昭和64年の事件「64」とD県警の置かれた状況、そして新たな事件と、中盤以降は怒涛のような立て続けの展開の中にある緊張感と思わず目頭が熱くなる展開で止まりません。

クライマックスもほんのそこいらの警察小説にあるような展開・仕掛けとは訳がちがって、全てはそこに繋げる為の序章だと思ってしまうぐらいに、感銘を受ける。

数ある警察小説のなかで、これだけの視点で描かれたものは読んだが事がなく、究極かどうかはわからないが、今1番に薦める警察小説であるのは間違いない。




タカタソン
HU0OGV5Q
No.7:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

元刑事であった広報管が主人公の作品。
娘の失踪、新聞記者達との関係、警察内部の争い、そして、未解決誘拐殺人事件と、この1つの作品にこれらがギュッと詰め込まれています。
これだけの量の事が詰め込まれているにも係わらず、どのテーマにも手抜きが無く、緊迫感、葛藤、哀しみ、救い、希望等が文章からビシビシと伝わってきました。


▼以下、ネタバレ感想

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松千代
5ZZMYCZT
No.6:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

64(ロクヨン)の感想

久々の横山作品で、文庫版になるのをずっと待っていました。
相変わらずの読者を引きつける文章力はさすがで、ストーリーや落ちよりも文章にとことんまでこだわり、一字一句を読ませるところはブランクを感じさせませんでした。
ストーリーは、「陰の季節」でおなじみのD県警で、たたき上げの刑事から広報官になり、組織内で葛藤しながら、過去の未解決事件である通称「64」事件の秘密を追うというお話です。
同期のライバルで実質的な人事の実権を握る二渡(陰の季節の主人公)が陰で暗躍し、主人公と微妙なすれ違いを行っているシーンはD県警シリーズのファンならだれしもが「うっ!」と、唸るのではないでしょうか。
ラストの展開も見事でしたが、この作品の面白さは巧みな心理描写で、読んでいる人が主人公の葛藤をまるで自分のことのように感じて読み進めてしまう部分にあるのだと思います。
(なんでこんなに次から次へとピンチが続くのかと、読んでいて疲れてしまいましたが(笑))

フレディ
3M4Y9ZHL
No.5:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

D県警シリーズの第四弾というよりも、横山秀夫の集大成と呼ぶべき作品だと思います。
広報官という警察組織の中でもそれほどなじみのない役職からの視点でありながら、
主人公である三上の苦悩や息づかいは手を伸ばせば届きそうな距離に感じるくらいです。
これ程の臨場感にあふれた描き方には感動すら覚えます。
登場人物が多く人物名が混同してしまうことも少しありましたが、
ノンフィクションかと錯覚してしまうほどに緻密に計算されたサスペンスでもありミステリーでもある本作品は、
文句なしで傑作小説の一つだと思います。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.4:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

64を読むまで、広告官、その実態を全く知らなかった。凄い。横山秀夫は凄い。フィクションでありながらここまでリアルに。そしてなにより、いち広告官が主人公であるのにここまで緊迫したミステリーを書けるのだろうか?
とても面白かった。オススメの一冊である。

レオ
06G2TATX
No.3:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

64(ロクヨン)の感想

フィクションでありながら、これほどリアルに警察の世界を描ける方は少ないのではないでしょうか。
花形である刑事ではなく広報官という一般市民にはあまりなじみのない主人公ですが警察機構の中での部署の違いや、キャリア・ノンキャリアの違い、地本と中央、そしてマスコミと役所と言った対立の構図と、それぞれの葛藤や立場の主張があますところなく盛り込まれて非常に読み応えのある物語でした。

物語の本筋ではないものの、匿名報道についてのマスコミと警察側のやりとりは特に考えさせられました。
どちらの言い分にもそれぞれうなずけるものがあり、事件の報道の難しさを感じました。


▼以下、ネタバレ感想

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たこやき
VQDQXTP1
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

盛り沢山

横山さんの小説はこれまでに何冊か読んでますが、
この64にはその全てが含まれていると思った。
そのため、この64はかなりの長編です。
横山さんの小説は重厚な印象があるので
読みきれるか不安でしたが、全く問題なかったです。

▼以下、ネタバレ感想

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yu
2SFFJ1OB
No.1:14人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

7年、待ったかいがあった

横山秀夫の7年ぶりの新作ということで期待感いっぱいに読み始めたが、「待ったかいがあった」の大満足。横山ワールドの頂点といえるのではないか?
舞台はいつものD県警本部だが、今回の主人公は広報官というのが、まず意表をつく。警察の花形と信じて疑わない刑事部から異動になり、広報部門のリーダーながら、いまだ自分の職務に誇りをもてない三上警視は、娘の失踪という家庭内の深刻な問題を抱えたまま、警察内部の対立、報道陣との対立、さらに迷宮入りしていた幼女誘拐殺人事件の解明に取り組んでゆく。
ストーリーの本筋は、県警(地方、たたき上げ)と警察庁(東京、キャリア組)の主導権争い、報道の自由を巡る記者クラブと警察の対立、幼女誘拐事件の犯人探しの3本立てで、それぞれが密接に絡み合いながら、関係する個人をギリギリと締めつけてゆく。このプロセスのリアルさと緊張感は横山秀夫ならではの筆力で、読者はぐんぐん引き込まれてしまうしかない。
そして、犯人が明らかにされるクライマックスまでの仕掛けの周到さも、まさに横山秀夫ワールド。まいりました。
これまでのD県警シリーズに登場した人物が数多く登場するので、シリーズを読んでいた方が味わい深いとは思うが、もちろん単独作品としても非常に面白い。横山作品ファンはもちろん、初めての人にも十分楽しんでもらえる、オススメ作だ。

iisan
927253Y1

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