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(短編集)

あんじゅう 三島屋変調百物語事続



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あんじゅう 三島屋変調百物語事続の評価: 9.00/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読む人に喜怒哀楽を感じさせる素晴らしい物語

前作『おそろし』の続きになります(未読の方は先にそちらを読むとより楽しめます)
私は宮部さんの作品は、心情描写が細かく描かれている一方、それ故の読み辛さ、読み疲れから敬遠しがちなのですが、このいわゆる「百物語シリーズ」は大好きです。
それというのも、この作品には読者を引き込む要素が多いのです。毎話ごとに語り手の話に出てくる妖怪(?)たちはとても個性的で、それが巻き起こすトラブルによって「一体どうなるんだろう」と読者は毎回引き込まれながら、さもそれをはたから見ているような気分になるのです。
そして迎える各話の最後は、宮部さんらしい人間味溢れる締めくくりがなされます。
読み終わると、いつのまにか次のページをめくっている。また新たな物語に引き込まれていくーー
そんな面白さを感じて、いつもの読み辛さをすっかり忘れて読みふけるのです。
ですからミステリーというよりは、本当に一つの人間物語を見るような感覚で、是非読んで頂きたいなと思います。

アルバトロス
CRRRDTJB

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