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電脳山荘殺人事件
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.40pt |
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金田一少年のノベライズは全体的に漫画よりレベルの高い作品が多いと思いますが、これは中でも評価が高い作品ですね。 | ||||
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ジッチャンの名にかけて、の金田一一のノベルス版ですが、ミステリのガジェットをいくつも使った本格ものでけっこう楽しめました。雪で閉ざされた山荘を舞台にしたクローズド・サークルものですが、集まった七人はチャットでミステリ談義に盛り上がる仲間のオフライン・パーティという設定です。この設定で思い起こすのは歌野晶午の「密室殺人ゲーム王手飛車取り」でしょう。しかし、こちらは1996年4月。歌野晶午のは2007年1月でアイデアとしてはこちらが先といえます。ハンドル・ネームを使い、本名も素性も明かさない七人。何者かに次々と犠牲になる七人。動機は読む者に入り込みやすい良く考えた設定で、被害者となる人物を上手く動かす犯人のアリバイ・トリック。ハンドル・ネームだけの事実誤認などが読者を迷わせるトリックとして有効に使われています。一の邪な計画で美雪と二人が偶然辿り着いた吹雪の山荘で遭遇する連続殺人事件。ミステリの王道ですがプロットがしっかりしているので犯人が簡単には読めません。そこを金田一一が推理で追い込んでいくところは楽しめます。 | ||||
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