総監へのレクチャー中、部下の拳銃自殺を知った。

箱根駅伝出場を逃がした大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。

欲と打算に隠された“聖域"を暴く警察小説 第一線の刑事として活躍する夢を抱き続けた結城がようやく着任したのは、「生活安全特捜隊」という組織だった。

柴崎令司警部は、今回も綾瀬署を離れることができなかった。その一方で、同世代のキャリア・坂元真紀が署長に着任。

大学陸上部で同級生だった三人が、オリンピック男子マラソン代表・最後の一枠の選考レースに出場する。

大晦日に発覚した一家皆殺しという残虐な犯罪。

オリンピックで4つの金メダルを獲得した天才女性スウィマーが30年後、リスボンで拳銃自殺を遂げた同じ夜、彼女を破滅に追い込んだ医師が射殺された。

五輪柔道金メダリストの沢居弘人は、スポーツ省から、国の特別強化指定選手「SA」の陸上選手・仲島雄平のサポートを命じられる。

ニューヨーク、マンハッタン。高層アパートの一室で、死の床にある大女優が半世紀近く前の殺人を告白した。

ミステリー作家の石岡は女子大生の里美に誘われて英会話学校に通い始めた。

横浜税関から国際小包に大麻と覚醒剤が入っているとの情報が、生活安全特捜隊に入った。

奄美大島の海岸に流れ着いた一枚のフロッピー。そこに記されていたのは奇怪な日記だった。

ヒトと呼ばれた種が地球上から姿を消して、二百年が経った。

石岡和己、犬坊里美、そして加納通子―。雪に閉ざされた龍臥亭に、八年前のあの事件の関係者が、再び集まった。

人気の動物アイドルユニット・チタクロリンのミニコンサート中におきた指切り事件。 そこからさらに連鎖する指切断事件。

死刑執行前夜、密室状態にあった別々の独房で、二人の囚人はなぜ斬殺されたのか――。

警視庁捜査一課所属、自称酒豪、宮藤希美。彼女には奇癖があった。

変態する変態助教授・増田米尊のストーキングフィールドワーク中、ターゲットの女性が公園のトイレで惨殺される。

何十年に一度、開花するという竹の花。その撮影のために鳶山と猫田は、大隅半島の南端に近い竹茂村を訪れた。

高知の漁村に取材で立ち寄った、植物カメラマンの猫田夏美。

沖縄・やんばるの森は、人の手の入っていない自然がいまだ残る原生林だった。

アマゾンの奥地に調査に向かった日本の研究者たちが、未知の民族を発見した。

箱根、富士屋ホテルに飾られていた一枚の写真。そこには1919年夏に突如芦ノ湖に現れた帝政ロシアの軍艦が写っていた。

犯人は人か妖怪か！？　傑作本格ミステリ！河童、天狗、鬼……。人の手には不可能と思われる状況で起こった殺人事件の数々。

「特ダネ ゴーダニュース」の社長・郷田とバイトの智己は災害現場へ突撃取材するが、なぜかいつも災害の陰に怪しい事件が! ブラックなギャグとダークな欲望が軽快に展開し、意表を突くトリックと鋭い推理もたっぷりの傑作ミステリ。

奇想、天を焦がし、城を堕とす。 ときは戦国。

植物写真家・猫田夏海が訪れた岩手県の寒村に住む滝上家は 代々“イヅナサマ”を操り託宣を下す霊能力を持つという。

犯人はなぜ木々を移動させるのか? 三十メートルの巨樹までもが移動し、さらには墜落死体が発見されたとき、植物写真家の猫田夏海は旧知の〈観察者〉探偵に助けを求めた!

相変わらず度々妄想の世界に旅立ってしまう、警視庁捜査一課所属、宮藤希美。

ある朝目覚めるとゴキブリになっていた元人間のペリプラ葉古。

一流ホテルの厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。

数学科助教授は、異常な興奮状態に陥ると天才科学者に変態し、これまで数々の論文をものしてきたという。

導師と名乗る男に拾われ、共同生活を送りながらロックバンド“ディシーヴァーズ”を結成したストリート・キッズたち。

ロックバンド「鉄拳」が神話的存在になったのは、あまりにも衝撃的なデビュー公演のためだった。密室状態のライブハウス。

明治三十六(一九〇三)年春―。那智勝浦で奇怪な少年の姿が目撃される。

女優は腹を切り裂かれ、内臓を抜き取られ、かわりに石を詰め込まれた惨殺死体で発見された。

暗雲立ち込める山中のサナトリウムの前に、20年前解散した伝説的ロックバンド鉄拳の元メンバーが集結した。

殺人、脅迫、誘拐、テロ…一見単純だが、どれもこれも一筋縄ではいかない複雑怪奇な事件が、次々と起こる綾鹿市。

当代一流の前衛芸術家たちが創作を競う私設ミュージアム・日暮芸術館。

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

高野が警察手帳を紛失したらしい。柴崎警部は頭を抱えた。

“妻が自分の夢を応援してくれません。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。

一月十日午後九時、未帰宅者の一報を受け柴崎警部は高野朋美巡査らを急行させた。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

江東区でストーカー事件が発生。被害者の長井由里は、無言電話、誹謗中傷のビラに見舞われ、地下鉄内で突き落とされてしまう。

箱根駅伝を走りたい―そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。