世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

遺されたデータに込められた想いと秘密をめぐるミステリ、待望の第3弾! 遺品整理のアルバイトを始めた真柴祐太郎はある日、かつての雇い主である『dele.LIFE』の所長・坂上圭司の失踪を知る。

少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。

おしゃべりと食べることと仕事が大好きな33歳のひまりは、ある夏の日交通事故に遭ってしまう。 目が覚めると体が動かない。

かすみとの偶然の出会いは、過去の恋に縛られていた僕の人生を大きく動かした。

葬儀店のひとり娘に産まれた森野、そして文房具店の息子である神田。同じ商店街で幼馴染みとしてふたりは育った。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

『dele.LIFE』は依頼人が死んだときに動き出す。託された秘密のデータを削除するのが、この会社の仕事だ。

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。

死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。

父親が暴力団会長の陸人。虐待を受け児童養護施設で育った航。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

二度と戻らないつもりでいた桜の町に彼を引き戻したのは、一本の電話だった。

運動能力、聴力、記憶力…に常人とはかけ離れた能力を持つ昴、沙耶、隆二、良介。

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。

戦慄の世界を新感覚で描くアクシ

凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。

運動能力、聴力、記憶力…に常人とはかけ離れた能力を持つ昴、沙耶、隆二、良介。

死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。手がかりは若かりし頃の彼女の画。

1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。

耳の中に棲む私の最初の友だちは 涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。

孤独な少女・翼と、風俗店「ピーチドロップス」のオーナーで大学生の早瀬俊。

江戸川乱歩『黒手組』風の暗号ラブレター、夏目漱石『こころ』みたいな三角(?)関係。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

1話5分でわくわくできる、本にまつわる18のストーリー。

「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する」。

横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

視線を動かすだけで、世界は一変する。

こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。

レジェンドへのリスペクトを胸に 人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、 女子高に潜入する火村とアリスや 不可解なダイイング・メッセージに挑む 江神たちEMCの面々まで。

「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。

亡くなった妻への後悔を抱えた老紳士。SNSの炎上から将来に思い悩む30代OL。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

202×年7月。 長年危惧されていた南海トラフ地震が発生し、日本列島の太平洋側は壊滅状態に。

32歳無職、天草美晴は高額報酬につられ、ゴミ屋敷の掃除を引き受けた。

絵本作家として活躍する高城好子はかつて美弥子の継母だった。

あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病「シムネス」は、星嶺医大附属病院の伝説的外科医・火神郁男の命までも奪った。

雇っていたバイトが自殺未遂し、周囲の態度と激務に苦悩するコンビニの雇われ店長。

群馬県警本部捜査一課の刑事、白澤蕗の前に、数年ぶり現れた兄・然。

日向由衣は裁判官に任官して三年目。念願がかなって志波地方裁判所の刑事部に配属された。

東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。

死が、かけがえのない生を輝かせる。 啓栄大学演劇研究会卒業生の元に届いた脅迫状。

本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

「人を轢いたかもしれない」 厳格な父親からの一本の電話。

我々は、なぜ小説を読むのか。

日本の聾学校ではじめてできた理髪科を卒業した第一号であり、自分の店を持った最初の人。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

かつて、名探偵の時代があった。