小説の、最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。 「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。

兄の名前は汐崎正義、妹の名前は持田優羽。

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。

蜂須賀恵理子は、悲嘆に暮れている。自慢の息子が痴漢行為を咎められ、逃げようとして地下鉄に轢かれ、死んだのだ。

努力家の珊瑚。だらしない翠。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。

古民家の解体中に発見された謎の日本人形。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。

だれもが平等に迎え、年を取るお誕生日。喜びにあふれ、生まれたことに感謝するはずの、甘く楽しいお誕生会。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

憧れの家庭教師だった真壁が結婚を前に脅されていることを知り、僕は尻込みする彼にかわり探偵事務所に調査を依頼。

交通事故の被害者と加害者、その両方に殺しの依頼が入ってきた。ふたりの殺し屋がそれぞれの視点で推理を進めた先には…。

油絵画家の井口は、泥棒に転職した蓮野を連れて、数十年前に置時計を譲ってもらった、ロデウィック氏という発明家の富豪の元へ訪れる。

大阪で活動する三人組女性地下アイドル「ベイビー★スターライト」は、様々な問題を抱えて危機的な状況にあった。

島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。

第20回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。

「みんな、わたしをばかにして。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

ある大雨の夜、冴えない中年男・戸沼暁男が刺殺された。

「退職理由を自己都合から解雇に変えて!」元社員が怒鳴り込んできた。

社労士4年目のヒナコのもとに、家具会社のワンマン社長から、男性社員の育休申請の相談が持ち込まれた。

87歳の元小学校教師が殺された。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

学習塾からアルバイト講師の時間外労働の相談が持ち込まれた。

無菌病棟、通称《クレイドル》。

悪党が殺された。 疑われたのは、最も立場の弱い技能実習生だった。

古民家カフェの崩壊事故に巻き込まれ、一緒にいた盛岡颯一を喪った日羽光は、 彼を見捨てた医療従事者らしき二人の男を探す。

大ヒット『逆転美人』の衝撃ふたたび。驚きの「逆転トリック」がまたも炸裂する。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

本物の“贄”は誰かーーいきなり文庫の比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾! 怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾!

季節バイトをしに北海道に集まった七人の男女。ある晩一人が遺体となって見つかり、荷物から脅迫状が発見された。

「ノゾミくん、こっちにおいで」海のそばで合わせ鏡を作り、そう唱えるとノゾミくんがやってきて願いを叶えてくれるのです――。

大手銀行に勤める４１歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

金沢東部署刑事課長の比留は公私ともにがんじがらめの大ピンチ。妻を病気で亡くし、娘は高校を不登校。

田舎暮らしの夢を叶えた父が遺してくれた「海が見える家」で暮らす文哉。

第67回江戸川乱歩賞受賞作! 「事件が面白い」「登場人物が魅力的」「警察の描写がリアル」と選考委員が称賛! 博士号を持ちながら30歳で北海道警察の警察官となった沢村依理子。

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。

大仏ホーム経理部のOL・阿久津麗子は、同僚の天野ゆいかを誘ってランチ合コンへ。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

演劇全国大会の前日、出演予定の部員たちが何故か次々と体調を崩す。

初めての試合! 自分で自分のことを認めてやらなくて、誰が認めてくれる? 大ヒット『書店ガール』著者の弓道“胸アツ”青春シリーズ、第3弾! 発足したばかりの武蔵野西高校(通称ムサニ)弓道同好会は、女子三人男子三人で初めて試合に挑む。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で高齢女性の絞殺死体が発見されたとの報を受け、モーズビー首席警部率いる捜査班は現場に急行した。

三つの世代を超えて挑む、夏目漱石・名著の秘密。

昨年、夫の孝之が事故死した。まるで二年前に他界した義母佳子の魂の緒に搦め捕られたように。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

31歳、独身の綾は過去の恋愛で、ことごとく理不尽なフラれ方をしていた。

黒沼の畔に建つ曾祖母宅に、母、姉、弟と4人で引っ越してきた亮介。

倒産の危機に瀕する老舗のアパレル会社・ゴーラム商会を救うため、 弁護士の美馬玉子は先輩の剣持麗子とともに「会社を倒産に導く女」と噂される経理課の女性の身辺調査を行うことになった。

小学3年生の時に誘拐された経験をもつ設楽真輝。

夢に出てきた理想の男性。これこそ運命の人だと思い焦がれたOL月子の行動が思わぬ殺人事件を呼んで…。

あの世とこの世の橋渡しを担う登天郵便局には死者が残して行く手紙や、 生者の書いた届けられない手紙がたどり着く。

第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作が文庫で登場! 主人公の元傭兵・鹿島丈は、イラクで起きた自爆テロで恋人を失い、帰国後、傷心の日々を送っていた。

男に騙され、会社も辞める羽目になってしまった元OLの神戸美菜代は、 凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。