お誕生会クロニクル
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美味しそうなケーキの表紙を見て、大好きな『マカン・マラン』と一緒に友人の誕生日に贈ろうかな、と思い買いました。 読んでみると、どれも予想外にほろ苦い、というかトラウマになりそうな誕生日をめぐるエピソード。 色んな母がいて、子供がいて、全力で誕生日を祝おうとする人がいて、祝ってもらえない事に傷つく人がいて。 ああ、面倒臭いよね、と思いながらも登場人物たちを応援したくなるのは、自分にも覚えがあるからなのでしょう。 この本を誕生日プレゼントにするのはどうなのかしら、と悩みますが。 | ||||
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祝う側でも祝われる側でも、お招きする側でも、お招きされる側でも、楽しかった「お誕生会」より、胸が痛んだ「お誕生会」の方を覚えてるモンだなあ… 小学校のクラスで毎月開催されていたお誕生会は、残酷だった…「プレゼント」の量で「人気度」が可視化されていた。ひとつも「プレゼント」が貰えなかった子がいた …担任教師は、一番沢山プレゼントを貰った子に「分けてあげて」。貰った子の方は快く承諾したが、あげた方がおさまらない。沢山のプレゼントの中で、一番立派に包装してあった(←学年的に、多分中身は他愛のない工作物なんだけど)。 「だって、〇〇君へ、って書いゃったし」 「でも、〇〇君は沢山貰っているでしょう?○○君はひとつもないから、可哀相でしょう?分けてあげようよ」 う~ん。今だったらどういう「問題」になるだろう? 当時は言語化出来なかったが、クラス全員の前で「ひとつもない」をダメ押しされ「可哀相」呼ばわりされ、贈る側がしぶしぶ承諾したプレゼントは果たして嬉しい物だったろうか… 心優しい女の子が「可哀相で、今折り紙折って渡してあげようと思った」と、周囲に聞えよがしに言って(←勿論実行はしなかった優しい子)いたのと、プレゼントを貰えなかった彼が、用意してきた紙袋を何度も覗いて確認していた様を覚えている。彼は嫌われてた訳ではないし、いじめられていた訳でもなかった。ただ、自分を含め、クラス全員もれなく軽んじていただけ お誕生日が「単なる平日」になって久しいが、全ての編で↑みたいな事を連想ゲームの様に思い出しながら読んだ | ||||
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