クラウドの城
- 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞 (16)
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国家機密を厳重に管理するデータセンターという「密室」で起こる殺人事件は、もちろん唐突なものでなく、犯人には理由と伏線となる過去もあります。ただし、それほどの重要な機密を預かっているとすれば「IDカード」の入場と退場、「警備員」の目視だけで管理しているものなのでしょうか? 「防犯カメラ」「指紋」「虹彩」「顔」「静脈」「歩行」などありとあらゆる「認証」テクノロジーを導入していると思います。犯人はほぼ限定されていきますので「ミステリー」「密室」「ハードボイルド」という要素よりも「漢(おとこ)の純愛」が最高の読ませどころです。 余計なお世話ですが・・・。「P・128 ここは山の中でコンビニも何もないからね。」「P・155 でも(データセンター)<グリーンフォレスト>の近くのコンビニは、いつも灰皿から溢れるほど吸い殻が捨てられていますよ。」コンビニ、ある?ない? 主人公が次の流浪先で活躍するシリーズ化に期待します。 | ||||
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データセンターの施設警備員という、これまでにない主人公、これまでにない舞台が新鮮で、興味深く読み進めました。スリリングでテンポのいい描写、意外な展開、リアルな世界観で、ぐいぐいと物語に引き込まれていきます。 ラストシーンは切なくて、美しい。 「私の立ち位置は、地上の座標軸ではここ大沼で、魂の座標軸では丈さんだと思っている。そこに立たなければ、世界は車窓の景色と一緒で、すぐに消え去ってしまう」という可菜の言葉が心の奥へ落ちてきました。 『クラウドの城』は秀逸なタイトルですね。この物語にはこのタイトルしかありえないというほど。大沼の美しい自然の描写と対になり、深く考えさせられました。 | ||||
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