「不思議な夢が続き、寿命が喰われていく。これは『夢喰い』だ」 堀越教授はそう言い残して死んだ。

大学生の天崎悟は、家出した妹の帰りを待っている。ある日、家に見知らぬ老婆がやってきた。

長谷川祐子は、霊視の依頼で来た客から、悩んでいる若い夫婦を紹介された。

最後の退校希望者は、誰だ? 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが、警察学校だ。

私の名は進木独行。五年以上前にデビューしたホラー系作家である。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化です! どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。

東京都内の一軒家で、おびただしい血痕と三つの左手の小指が見つかった。

刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。

ヘルペスウイルスの研究をしていた大学教授の首なし死体が発見された。

上場企業『ザイゼン』の社長財前彰太は、妻の由布子、娘の美華と三人で幸福に暮らしていた。

「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」 警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が、魂を込めて描いた、圧巻の歴史改変警察小説。

強盗容疑で勾留されていた竹迫和也が弁護士と接見中に脱走。

フリーの漫画編集者・醍醐のもとに突如舞い込んだ、編集長就任依頼。

平成31年4月1日。秋に警視庁捜査一課に復帰予定の五味にとって、最後の教え子となる学生が入校してきた。

娘はボダ子と呼ばれた。ボーダーだからボダ子。

学園一のアイドルが死んだ。事故か、自殺か、それとも事件か――。

母親がもたらすストレスで精神を病んだ大西恵子。父・浩平は娘のために親子二人暮らしを決意し、神戸へ。

一号機が爆発した。原発事故の模様をテレビで見ていた木島雄介は、これから何かが変わると確信する。

4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。

紀州雑賀崎を発祥の地とする一本釣り漁師船団。

アマゾンの奥地に調査に向かった日本の研究者たちが、未知の民族を発見した。

新宿署の刑事・鮫島は、捜査中に北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。

都内の幼稚園へ赴任してきた神尾舞子。

「犯人はここにいる全員です」ーーリゾート旅館の支配人が惨殺され、従業員6人が自首したが、彼らの供述にはあいまいな殺意しかなく、支配人が殺された理由がわからない。

小幡弘海巡査部長は、二年前に忽然と姿を消した。生活安全課に異動した矢先のことだ。

東日本大震災に匹敵する災禍「アウターライズ」に見舞われた東北だったが、規模に比して抑えられた被害状況を公表した。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

「十五年前の通り魔殺人事件の犯人を知っている。直接会って話したい」。

管内で発生した殺人事件の被害男性が、同時期に都内の別の場所で殺された女と接点があったことが判明。

14歳の少年Aによる20年前の女児殺害事件。その残酷な犯行映像が闇売買された。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

不毛の原野、存在せぬ牛、架空ファンド 隠岐と因幡── 詐欺の天才ふたりに売れないものなど、ひとつもない。

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

警察官であるより前に、一人の人間として、常に正しくありたいんだよ―「警察官の鑑」と誰からも尊敬されていた熊倉警部。

銃撃テロを生き延びた五人。

「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。

真相が二転三転する様は、まさに圧巻！ 驚異のミステリー長編！ 人口の1%は存在すると言われるサイコパス。

強い殺人願望を抱く高校生。かつて残虐な連続強姦事件を起こした鬼畜。

気鋭のミステリ作家が挑む「山岳×日常の謎」の新機軸! 架空の山小屋を舞台にそこで起こる不思議な事件を解決していく中編集。

20年前ほど前の連続殺人事件<ハッピーデー・キラー>以来、事件も事故もめったにないのどかな町――だったはずの辛夷ヶ丘で、悪徳(?)警察官の砂井三琴は今日も大忙し。

一気読みできて、何処からでも読める!?文学の新たな手法に挑む問題作!この本は、100人の物語(インタビュー)で繋がる。

女刑事×微生物学者のタッグがテロリスト集団を追う、驚愕のサスペンス! 微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。

「ここじゃないどこか」に行きたい幼なじみのワタルとタカトは、5年前に地元の島にできた総合カジノ施設「レイ・ランド」の恩恵など受けることすらなく、ヤクザの下働きをするチンピラ。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、次々に殺される事件が起きた―。

百白荘のゲストハウス、キューブハウスから施工業者が転落して死亡した。

まほりとは?蛇の目紋に秘められた忌まわしき因習とは?前代未聞の野心作 大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。

巡査部長チャンドラーが勤めるオーストラリア西部の小さな警察署に、土埃と血に塗れた男が駆け込んできた。

他人の家とは何かが「ズレて」いる――。

伊豆諸島の「神ノ出島」でミイラ化した女性の遺体が発見された。首吊りの痕跡から、解剖医は自殺と断定。

東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久と捜査に加わった。