高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。

3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。

歴史的な条約締結のため、韓国の大統領が来日する。 警察が威信をかけてその警備にあたる中、現職総理大臣の孫娘が誘拐された。

続発する詐欺的な訪問販売に、それとの関連が疑われる押し込み強盗殺人の真相。生活保護も受けずに餓死したまだ若い母娘の謎。

東京吉祥寺に住む若夫婦が営みの最中に手斧で惨殺された。

あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。

予備校の英語講師にしてミステリー作家の矢崎には、同じく作家を志す兄がいた。

八歳の女児が乗用車に撥ねられ死亡する。運転手は不起訴処分になるが、そこには罪深い大人たちの様々な打算が働いていた。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、一戸建てに暮らす。

琉北大学の職員・島本龍也は、学生の御園百合菜から指導教授のセクハラの相談を受けた。

なぜ男は、１０人を殺害し、６人の女とともに集団自殺を遂げたのか。 一九八四年七月四日。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか―。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

小学5年生のときに東日本大震災に遭い、離ればなれになった幼馴染の6人。

「しばらくの間でいい。

教師夫婦が謎の失踪を遂げた「川口事件」。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

私立大学で教授を務める私が、病死した妻の葬儀を終えて帰宅した夜の10時過ぎ、自宅のインターホンが鳴った。

鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。

犯罪心理学教授である高倉孝一が対峙する奇妙な「隣人」たち。大型客船での旅路で出会った夫妻、大学講師や学生、音楽家…。

ゴールデンウィーク明けの朝、出勤した警視庁捜査一課・碓氷警部補の元に、都内で起こった二件の自殺と二件の殺人の報が入る。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

都内大手企業の女性課長が金沢で絞殺された。所持品は泉鏡花記念館のパンフレットだった。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

この怖さ、動悸がするほどヤバすぎる！ 新宿の男装ホストクラブで働く百合には、声優になる夢があった。

殺人者は、いつの時代にも存在する。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

「検察側、完黙崩せず」 実在の未解決事件の奥に待つのは光か、更に深い闇か 小4男児が自宅を出たまま失踪した。

腐乱自殺死体の爆発事件を皮切りに、続々と起こる異常な自殺事件。

元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。

東京大学卒業のノンキャリ刑事・無紋大介は、都内の弁天代署の生活安全課で派手な事件とは無縁な日々を送っていた。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

「彼女の心は男性だったんです」親友の焼身自殺に疑問があると、若い女性が杉並中央署生活安全課「何でも相談室」通称0係を訪れた。

犯罪心理学者の高倉孝一が「高倉犯罪相談所」を開設した。

やんちゃが少し過ぎた俺は、祖父の差し金でマンションの管理人見習いに。だがそこは、「なんでもアリ」の殺し屋専用住居だった。

廃屋で見つかった5人の女性の死体。そのどれもが身体の一部を切り取られ、激しく損壊していた。

とびきりの謎、五連発、最凶の「禁止フェスティバル」開宴! しかも、切れ味は本格派! 熱狂的なカルトを生んだ深夜番組「放送禁止」。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

真に「手を触れてはならない」者は誰か? 映画化『クリーピー』著者の新たな代表作! 「凡戦の帝王」と呼ばれた元プロボクサー。

新人刑事・藤堂比奈子が里帰り中の長野で幼児の部分遺体が発見される。

警視庁公安部の「アンタッチャブル」と、捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが巨 大テロの脅威に挑む。

都内で、不法薬物を製造していたと見られる場所からの火災が連続していた。

正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自然に重たいその体内には、大量の小銭や紙幣が詰め込まれていた。

カンタベリーへの道中、同じツアーの参加客が各自、とっておきの不思議な話を披露し合うことに。

警視庁管轄内にて、野原という税理士の妻子が誘拐されたとの一報が入る。

わたしを裏切った男と侮辱したあの女は絶対に許せない!ふたり同時に復讐するには、あの方法しかない―男に妻も子どももいると知った愛人の心に燃えたぎった嫉妬と殺意。

無双大学文学部の教授で、ミステリー作家でもある芥川竜介。