観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。

街中で喪服姿の妻を見かけ不審を抱いた慎一は、弔われた故人の名が、結婚前の妻と同じ「斉藤響子」だったことを知る。

小蔵屋を営むお草は、新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、その娘のミナホのことが気にかかっている。

紅雲町にある五軒だけの小さな商店街「ヤナギ・ショッピング・ストリート」。

一年前のあの日、香映は自殺してしまった。何の前触れもなく。

中学生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。けれど周囲では次々と事件が発生し、2人暮らしの日々は何かと騒がしい……。

北関東の小さな町で、コーヒー豆と和食器を扱う店「小蔵屋」を営むおばあさん、杉浦草。

祖母のかわりに、札付きの外国人専門アパート「ランタン楼」の大家となった青年の、悪戦苦闘の日々。

中学3年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。

父が遺したアトリエ兼自宅で革製品の修理をして生計を立てている透子。

砂浜におりる階段の下にころがった死体がアンジェラのものなら、誰もが他殺と決めてかかり、少しも驚かなかったろう。

計75万部突破、人気シリーズ第9弾! 助けを求めているのは、いったい誰? 一枚のメモが謎を呼ぶ。

高校生になった滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。

「このあたりでは評判らしいですよ。

天才的な版画家が美しい蝶の木版画を残して失踪した。

物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。

僕の名は有馬次郎。京都でも指折りの貧乏寺、大悲閣千光寺の寺男だ。

誰彼なしに顎でつかい、お高くとまった言動は数知れず。

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰! 塩断ちを機に次々と家族を襲った身も凍るほどの怪異、妖を呼び寄せる声をもった女中の奉公話、世にも奇妙な写本の話……人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――清濁すべての感情を併せ呑む、

東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。

都会を走る移動図書館「本バスめぐりん」。

「紅雲町珈琲屋こよみ」の著者が放つ書き下ろしサスペンス! タクシードライバーの千春には、正当防衛で人を殺した過去があった。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。

「僕は信じてるんです。

善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。

福島の田舎町で、ポルノ漫画家の母と暮らす男子高生・海色。

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。

名古屋で駄菓子屋「ことぶき屋」を営む波川まつ尾(74歳)。

このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。

働かず、ひたすら酒代をせびる父から逃げるため、泥酔した父の前に農薬の小瓶をおいた青年・聖人。

若だんなと長崎屋の妖(あやかし)たちが、不幸のどん底に!? 大人気「しゃばけ」シリーズ最新刊! 病弱若だんなの許嫁・於りんの実家から人がいなくなっちゃったってぇ! まさか一家で夜逃げ……? こんな一大事に、兄やの仁吉は嫁取りを強要され、しかもお相手は天狗の

万城目学の最新作にして、大傑作！！！ 琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。

コロナ禍で厳しい日々の続く飲食店業界。〈パ・マル〉でも、テイクアウト・メニューを考えたり、料理教室を始めたり……。

東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。

犬の最期を看取る「老犬ホーム」で働くことになった智美。

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。

もう一度あの「食」に出会えたら、彼の本当の気持ちがわかると思ったんです―。

浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。

春めく浅草は、今日も多くの人でにぎわう。そんな陽気につられてか、甘味処栗丸堂はどこか落ち着かない。

花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。

大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

書店員がその年一番売りたい本を選ぶ書店大賞。今夜はその授賞式。

高校3年生の千紗は、横浜のタウン誌「ハマペコ」編集部でアルバイト中。初恋の相手、善正と働きたかったからだ。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。

愛する人を想う気持ちが生み出した、不器用でやさしい4つの「嘘」。

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。

おちかに代わり三島屋次男坊・富次郎が新たな聞き手に。心揺さぶる極上の江戸怪談、新章突入─。

御用人である萩原敏益のもとを訪れたのは、子どもの姿をした神様・久久紀若室葛根神。

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。

静かな町で衝撃的な事件が発生。大雨で増水した川を花嫁姿の若い女性の遺体が流されていったのだ。

「江戸が終わって20年。

驚異のミリオンセラー、ビブリオミステリ最新刊 ビブリア古書堂に迫る影。