名探偵に薔薇を

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初版刊行(参考)
種別
長編
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165
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あらすじ

1998年06月30日 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)

怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に? 第八回鮎川哲也賞最終候補作、文庫オリジナル刊行。(「BOOK」データベースより)

評判

名探偵に薔薇をの評価:

8.00/10点 レビュー 14件。 S ランク

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平均点8.00pt

名探偵に薔薇をの総合評価:

8.03/10点 レビュー 63件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(7pt)

名探偵に薔薇をの感想


▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.4
(7pt)

名探偵に薔薇をの感想

著者初読み。読み始めて見ると、文体や使う漢字が独特で、物語全体に妙な違和感がある。「小人地獄」と言う毒薬の非現実感もあり、キャラクターも全て作り物めいて見えてしまう。「名探偵を呼びます。」なんてセリフは、ねぇ?第一部を読んだ時点では、割とあっさりしてるな、という印象でした。第二部になると、物語の視点が別の人物に変わります。そしてここからが本番でした。展開は二転三転で、最後は何がどうなって、結局誰が、なぜやったの?何も信じられずに怒涛のラストへ。面白かった。

なおひろ
R1UV05YV
No.3
(7pt)

名探偵に薔薇をの感想

序盤からの見立て殺人や非現実的な毒薬ならではの推理展開が面白く、コテコテのミステリを楽しみました。完全犯罪可能な毒薬やメルヘン見立てが、演出の為だけではなく、ちゃんと意味がある設定は好きです。

また、事件パートも然ることながら、それを解決する名探偵の苦悩がとても表現されていた作品でした。
真実を明かすことが本当に良い事なのか。これ系の名探偵の悩み本はありますが、全編通して繋がる完成度は高く、哀愁漂う読後感は久々でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2
(8pt)

名探偵に薔薇をの感想

『メルヘン小人地獄』
とあるわるい博士は世とびきりすごい毒薬を作ろうとしました。
毒薬の材料は小人でした。
博士は小人の村へ行き、小人壺を投げては小人の首を捻切りました。
小人の村は血に染まりました。
小人は博士に復讐をちかいますが、博士はぽっくり死んでしまいました。
この恨みをどうしてはらそうか。
ハンナは吊るそう
ニコラスは煮よう
フローラは剥こう
復讐が成されて小人は大喜びしました。
「小人地獄」はご存知か。
三橋荘一郎は突然薄気味悪い男にそう声をかけられた。
男は三橋の家庭教師先の母親である恵子にそう伝えろと言ってきた。
恵子に伝えると、恵子は心なし嬉しそうな様子で、三橋に他言しないよう求めた。
不可解に思うこと数日、恵子が遺体で発見された。
全裸で逆さ吊り状態にされ、血は滴り肉は弛んでいた。
現場には小人の足跡のスタンプと「ハンナは吊るそう」というメッセージがあった。
猟奇的な殺人事件。
はたして犯人は誰なのか。
「小人地獄」とはいったい何なのかー・・・

第一部「メルヘン小人地獄」第二部「毒杯パズル」の二部構成です。
第一部は一つのミステリであり、かつ、第二部のための前置きでもあります。
人物像や人間関係、そして本作の鍵である「小人地獄」についてなど。
警察は無能だったり傲慢だったり苛立たせる人物像のパターンも割合ありますが、本作では柔軟で苛立つことはありません。
また、とても面白いミステリですが、凄惨な描写が多いので、注意が必要です。
第二部は第一部の前置きがあるからこそ不可解な謎になります。
第二部の犯人は割りとすぐにわかりますが、メインは犯人当てではなく、名探偵の宿命です。
第一部が「どうやって」事件が起きたか、ならば第二部は「なぜ」事件が起きたかが、謎解きになります。
そこで、名探偵が真相を「暴く」ということについて、考えさせられます。
第二部は第一部と異なり凄惨な描写はありませんが、第一部より心が痛みます。

探偵によるミステリとしても十分面白いです。
叙述トリックでもないのに、ミスリードに引っ掛かり、物語が二転三転します。
推理して大団円ではなく、二部構成にすることで、名探偵の孤独にスポットライトを当てている点がまたいいです。
読了すると、タイトルにも意味があるように思われます(深読みかもしれませんが)。
しいていえば個人的に第一部の方が面白いと感じたのと、少し登場人物が人間離れしている気がします。
しかし、十分面白いミステリなので、凄惨な描写が大丈夫という方にはオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.1
(8pt)

名探偵に薔薇をの感想

名探偵の活躍よりも、名探偵という存在が背負う宿命に焦点を当てた作品。
グロテスクな見立て殺人が続く第一部と、真相が二転三転するのが面白い第二部。
私は第二部がお気に入りです。
名探偵・瀬川みゆきのその後を読んでみたい…。

青鳥の如き囀るもの
QV33BIU3

Amazonレビュー

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未読の方はご注意ください

No.49
(3pt)

これは貶されても仕方ないでしょう。ただの凡作、失敗作だと思います。

名作『スパイラル 推理の絆』の原作者、城平京さんのデビュー作。いつか読みたいとずっと思っていたのを、やっと読みました。
終盤の途中までは良かったのですが、最後に真相が明かされてからが駄目でした。真相に説得力がないのと、名探偵個人の問題が何も解決していないのが問題ですね。
最後の真相はともかく、名探偵個人の問題を読者が納得出来る形で上手く解決していれば良作だったかもしれない。
ミステリー特有の、謎が明かされた瞬間に大きな感動や興奮が起きるみたいな面白さが全くありませんでした。
読んでても、「ふ~ん」ってなるだけでしたね。
二転三転するストーリー展開もミステリーじゃよくあるので、この程度じゃ特に驚きは感じないです。
おそらく真相に説得力を感じなかったので、謎が明かされても特に面白さを感じなかったんですね。
あと文章が分かりにくくて読みにくかったです。すらすら頭に入ってこないというか。
正直、私は「城平京さん、文章下手だな」と思いましたね。
もっと、分かりやすく書けるだろうに。
それと電子書籍で買ったのですが、電子書籍には解説が載っていないそうです。読んでみたかったのに、なぜ解説を外したのか。
城平京さんは『スパイラル 推理の絆』1巻の あとがきでこの小説について、「すっごくほめてくださる方がいるかと思えば親の仇のようにけなす人もいますし」と書かれていますが、こりゃあ貶されてもしかたないでしょう。むしろ褒めている人は、この作品のどこをどう褒めているのか聞いてみたいものです。
なんでも『第8回鮎川哲也賞』の最終候補作らしいですが、正に実力不足の新人が書いた小説という感じの作品でした。
名探偵に薔薇を (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)より
4488423019
No.48
(3pt)

普通

普通でした。
名探偵に薔薇を (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)より
4488423019
No.47
(4pt)

何とも切ない最後でした。続編が読みたい気がします。

先がどうなっていくのか、真相はどこにあるのか、ストーリーに引き込まれて眠くても先が読みたくなりました。ただ主人公の女探偵のイメージがわきにくく、あまり現実的ではないな、という印象です。もしかして、本当は男性なのかなとも思いましたが、やはり女性でした。同じ女性の探偵が主人公でも、若竹七海さんの不運な女探偵、葉村晶の方が現実的に思われました。この作家さん漫画のストーリーも描いておられる方、と知って、なるほど、だから、全体に現実離れしているのかなとも思いました。ドキュメンタリーではないので、現実感がないのは別に構わないとは思いますが。諸々の理由により面白かったけど星4つ。
名探偵に薔薇を (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)より
4488423019
No.46
(4pt)

最初から最後まで城平節全開

初めて触れる城平京作品としては劇物だと思います。
冒頭からいきなり目に飛び込んでくる「メルヘン小人地獄」というシュールで胡乱な固有名詞からして、城平節が全開です。シリアスな笑いと〇〇のない展開で「先生デビュー作からこうだったんだなぁ」としみじみしてしまいました。
結末は慣れてる読者なら予測がつくと思います。「頼むから外れてくれ」と祈りながら読み進めて、読み終えたあとは「どうして……」頭を抱えながらしばらく呆然としました。
個人的には、初めて城平京作品に触れるならミステリというよりファンタジーだけど「雨の日も神様と相撲を」から読むのがおすすめです。胡乱成分たっぷりで割と平和なので。2025/1/29現在Kindle Unlimited加入者なら無料で読めます。
次が虚構推理。この作風が合うなら、漫画ですが同作者が原作の「スパイラル~推理の絆~」や「ヴァンパイア十字界」や「絶園のテンペスト」、漫画版「虚構推理」も読んでほしいです(天賀井さんは案外ふつうは今読んでるところなので評価保留)。
名探偵に薔薇を (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)より
4488423019
No.45
(1pt)

あれ?

一応ひと通り読んだはずなのに、何も印象に残ってない…。
名探偵に薔薇を (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵に薔薇を (創元推理文庫)より
4488423019

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