毒入りチョコレート事件

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種別
長編
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あらすじ

2025年12月18日 毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)

【名作ミステリ新訳プロジェクト】ある夫妻が譲り受けたひと箱のチョコレート。夫妻はともにそれを食べ、夫は一命をとりとめたが、妻は死亡した。中に毒が仕込まれていたのだ。迷宮入り寸前の事件に興味を抱いたロジャー・シェリンガムと、彼が創設した〈犯罪研究会〉の面々は、それぞれが探偵として事件を調査し、ひと晩にひとり、推理を披露することに――。謎めいたチョコレートをめぐる究極の推理合戦。ミステリ史に燦然と輝く傑作、著者序文を追加収録した新訳決定版!(「BOOK」データベースより)

評判

毒入りチョコレート事件の評価:

6.88/10点 レビュー 8件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.88pt

毒入りチョコレート事件の総合評価:

7.38/10点 レビュー 56件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(4pt)

真実は一つ、推理は無限

本書は多重解決ミステリの先駆的作品として有名です。事件の概要はシンプルながら、事件に登場するあらゆる人物が容疑者として推理が並べられ、奥深いものとなっています。
ミステリのジャンルの一つである多重解決を初めてテーマにした作品として有名です。私は深水黎一郎氏の『ミステリー・アリーナ』しか多重解決作品を読んだことがありませんでした。同作が非常におもしろかったため、同じ系統の本作を読もうと思った次第です。
ミステリー・アリーナのレビューは、いずれ改めて読み返した際に行いたいと思います。

本書を読み終えた感想は、うーん、なんだか残念だなというものでした。先のレビューで、非常に文章が読みやすいとありましたが、私にはそんなことなかったです。いかにもな古典的作品であり、とっつきにくい文章でした。直訳的な文章が、頭に入ってこなかったからでしょうか。ホームズ作品を読んでいる気分でした。
登場人物に魅力が乏しく、誰の名前のどの推理を指摘しているか伝わってきません。一文が長く、セリフが多すぎ、指示語が多いことも難点でしょう。訳者は本当に頭で理解しながら翻訳してるのかと懐疑的に感じました。そのため少し辛い読書体験でした。
洋書慣れしてない方は苦痛に感じると思います。少なくともエラリー・クイーンや、クリスティーの作品で感じた感動はありませんでした。

本書はアンチ・ミステリの要素もあります。前に披瀝された推理の欠点を指摘し、六人がそれぞれまったく異なる人を犯人として挙げる趣向はおもしろかったです。特に、限定型と開放型のミステリという着眼点には、なるほど、おもしろいと思いました。

多重解決の先駆的作品であることへの敬意とアンチ・ミステリとしてのおもしろさを総合したとしても、私は☆4の評価止まりでした。期待が大きかったせいかもしれません。

bamboo
NU17PFML
No.1
(5pt)

毒入りチョコレート事件の感想


 毒の仕込まれたチョコレート製品を食べてしまった夫妻。夫は一命を取り止めるも夫人は死亡、しかもそのチョコレートは夫妻とは違う人物に贈られた代物だった。迷宮入り寸前警察が助けを求めたのは「犯罪研究会」の面々、斯くして風変わりな面々の推理合戦が始まった。


 推理合戦ものの祖という古典中の古典。推理合戦といえば「ミステリーアリーナ」や「聯愁殺」など素人探偵たちが独自勝手に推理を披露しながら真相に進んでいく形式。本作は素人探偵ながら警察以上の捜査能力や人脈を見せつけ、迷宮入り寸前の事件のはずなのに新事実が出てくる出てくる。登場人物は被害者も含め貴人が多く、端々にお硬い感じが見られる。

りーり
9EDFH0HC

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.48
(2pt)

伝説化し過ぎた

いつからそうなった?
毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488123112
No.47
(5pt)

実験的な書き方なのか著者のクセなのか

登場人物たちのセリフの中に括弧書きが多数あり、それがそのセリフを吐いている人の心理描写ではなく読者に対する補足説明的な内容である点が珍しい。
冒頭辺りで展開(犯人ではない)が予測できてしまうのはご愛嬌だが、買って損したとは思わない本だった。
毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488123112
No.46
(4pt)

推理小説の解決とは……

何とも魅力のないタイトルの本作、’多重解決’ の元祖で推理小説史上の名作だということです。これまでの訳本は日本語が複雑怪奇で非常に難解、一読で理解できないことも多く行きつ戻りつ、読み進めるのが大変でした。この新訳は格段に読みやすくなっています。それでもまだ、まどろっこしい表現がありますが、きっと原文がこうなんでしょう。
毒入りチョコレートによる殺人事件を素人探偵マニアの「犯罪研究会」の会員が一人ずつ順番に推理を披露し、一見見事にキマった解決を次の発表者が否定していくという構成(前の解決が否定される時、それまで明らかでなかった情報や証拠が後出しで初めて提示されるのは、読んでいてあまり気分のいいものではありません)。
そういう展開なので、最後の発表者の推理が正解に決まっていると思ってしまって途中はいい加減に読んでしまいがちです。でも、誤りを指摘される推理もその過程では急所を突いていて、真相(らしきもの)にたどり着くためにはそれらの推理を総合しなければならないので、テキトーに読み流すわけにはいきません。
結局、真犯人は誰なのか、最後の発表者の推理は正解なのか、はっきり明示されませんが、ある人物の最後のページでの振る舞い、捨て台詞は自白と考えていいのでしょうか?
本作を読むと、これまで沢山読んできた推理小説での名探偵の推理、解決は果たして正しかったのだろうか、他の解釈もできたのではないだろうか、真犯人は別にいたのではないだろうか、と思わずにはいられません。なにしろ、(異説があるようですが)本作の原型とされている『偶然の審判』(同文庫『世界短編傑作集3』所収)の鮮やかな解決を、ここで著者自ら否定しているのですから。
毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488123112
No.45
(5pt)

ちょっとずるいなぁ

冒頭で事件の概要が提示されると、「なーんだ、答えは簡単じゃないか」と私は確信しました。その後、とんちんかんな推理は斜め読みして、240ページぐらいで私の「答え」が提示されたのを確認。しかし、まだ100ページ近く残っているのはなぜ?……ここから二度どんでん返しがあるとは。さすが傑作。でも、あいつが犯人であることは、冒頭の事件の情報から推理できるはずがないので、その点はフェアではないように思いました。(だから私は悪くない!)
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.44
(5pt)

綺麗な状態でした。

無事に届きました、有り難うございます!
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058

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