猟犬
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あらすじ
三冠受賞!「ガラスの鍵」賞、マルティン・ベック賞、ゴールデン・リボルバー賞証拠捏造疑惑をかけられた刑事は、名誉をかけて事件の真実を探る。北欧のミステリ賞を独占した傑作警察小説。17年前の誘拐殺人事件で容疑者有罪の決め手となった証拠は偽造されていた。捜査を指揮した刑事ヴィスティングは責任を問われて停職処分を受ける。自分の知らないところで何が行なわれたのか? そして真犯人は誰なのか? 世間から白眼視されるなか、新聞記者の娘リーネに助けられながら、ヴィスティングはひとり真相を追う。しかしそのとき、新たな事件が起きていた……。北欧ミステリの最高峰「ガラスの鍵」賞をはじめ、マルティン・ベック賞、ゴールデン・リボルバー賞の三冠に輝いたノルウェーの傑作警察小説(「BOOK」データベースより)
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評判
猟犬の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
猟犬の総合評価:
8.06/10点 レビュー 17件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2013年の「ガラスの鍵」賞の受賞作。ノルウェーでは絶大な人気を誇る「ヴィスティング警部」シリーズの第8作で、日本では本作が初めての紹介になるという。
オスロ郊外の警察に勤務するベテラン刑事ヴィスティングはある日、17年前に捜査責任者として関わった女性誘拐殺人事件での最重要証拠が「警察によるねつ造だった」と新聞にスクープ記事を書かれ、停職処分を受けることになった。スクープ記事を掲載した新聞の記者でヴィスティングの娘であるリーネは、父親の記事を一面から外すような大きな記事を書こうとして、ある殺人事件の取材に全力を傾けるが、父の記事を外すことは出来なかった。
証拠ねつ造の記事が虚偽ではなかったことを知ったヴィスティングは、身の潔白を証明するために、組織には頼らずひとりで真相究明に立ち上がる。一方、取材を進めたリーネは、殺人事件の被害者と17年前の事件の容疑者の軌跡が交差していることを発見した。父と娘は協力し、過去と現在の事件のつながりを暴き、2つの事件の真相を解明する。
50代で思慮深く人間味にあふれる父と20代で行動派の娘が、それぞれの持ち味を生かした思考と行動で謎を解明して行くストーリーは展開が早く、しかも論旨が明快で非常に読みやすく、ひとつひとつのシーンが目に浮かんでくる。かといって薄っぺらな訳ではなく、主人公の二人を始め味のあるキャラクター揃いで読み応えがある。
これまでの北欧警察小説に比べて読みやすく、理解しやすい作品で、北欧ミステリーの重さが苦手な人にもオススメだ。