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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数128

全128件 101~120 6/7ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.28: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

夜のピクニックの感想

あまりにも有名で高評価、しかし普段読まないタイプの作品ですが、コレは良いですね。少女マンガみたいに出て来るのは美男美女ばかり。舞台が進学校なので、更にみんな頭も良い。その辺は読んでて若干落ち着きませんが、高校時代は遠すぎて何も思い出せない私でも一気に読ませる力がありました。
友達って大切だね、それが一番感じた所です。ホントに良く出来た青春小説。確かに名作でしょ。
夜のピクニック (新潮文庫)
恩田陸夜のピクニック についてのレビュー
No.27: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密室殺人ゲーム2.0の感想

前作のラストを受けてどうなるかと思いましたが、こう来たか、と感心させられました。完全な続編でしたね。各話の完成度の高さはこちらの方が上だと思います。いずれにしてもリアリティは皆無で、純粋に推理パズルを楽しめば良いでしょう。
前作に引き続き強烈な世界観に圧倒される。出て来る人達が基本的にみんな狂人なので、読んでると結構疲れます。それなのに、三部作の最終作がいまからかなり楽しみ。こういうのがクセになるのはマズイかな?
密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム2.0 についてのレビュー
No.26: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

隻眼の少女の感想

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞作だそうです。美少女探偵が警察から情報を貰いながら捜査する、と言う設定ですのでリアリティは全くありません。ただ、現代の横溝正史風な感じと思えば良いのかなと、1部終了の頃にはそれなりに面白く納得してました。そして2部へと続きますが、ラストで明かされる衝撃の真相には愕然としました。コレは凄いですね、後味の悪さが半端ないです。
スマートなミステリーを希望の方にはおススメ出来ませんが、少々変でも驚きたい方は是非お試し下さい。
今作以降を書いた続編が出れば、読んでみたいと思います。あくまでも2部終了以降の話を。
隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー
No.25: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

トーキョー・プリズンの感想

巣鴨プリズンを舞台に、密室殺人事件を推理する話。だと思っていたのですが、戦時下の狂気と、終戦後その事実と向き合いどう生きて行くか、がテーマの戦争反対ミステリーでした。
密室トリックはやや強引ですが、そこはメインでは無く、もっと大きな仕掛けがラストで待っています。終盤明らかになる、貴島の捕虜虐殺はあったのか?を含めて社会派、ハードボイルド、本格推理がごちゃ混ぜになったこの作品を楽しんで欲しいと思います。
何と言っても、登場人物のキャラクターが非常に魅力的です。もっと貴島とフェアフィールドの絡みが読みたかった。ラストも凄く良い。おススメします。
トーキョー・プリズン (角川文庫)
柳広司トーキョー・プリズン についてのレビュー
No.24:
(8pt)

オリンピックの身代金の感想

主に3人の視点で進みますが、時間軸が前後しており当初は戸惑います。慣れてくると、犯行後とその背景を交互に進める事で、犯人、刑事両方の側に感情移入出来た様な気がします。
前半は当時の東北の貧しさを、中盤は犯人が事件を起こすに至る経緯を、後半はクライマックスへどんどんエスカレートする様を描いています。
かなり面白かったので、ぜひおススメします。少し有る不満はネタバレにて。

▼以下、ネタバレ感想
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オリンピックの身代金
奥田英朗オリンピックの身代金 についてのレビュー
No.23: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

模倣犯の感想

とても長い話でしたが、読み易くて連休中に一気に読めました。ただし事件の内容は凄惨であり、登場人物それぞれの家族に対する書き込みが凄いので、相当重たい気分になりました。
この様な事件が起きると、被害者も加害者もその家族もボロボロになってしまいます。世間的には事件は終わっても、関係者の中ではいつまでも終わらない。残された人達が早く前向きに生きられる様に、と祈りたいです。
タイトルの意味は最後に分かります。興味のある方は長さに負けず是非読了して下さい。色々考えさせられる事の多い傑作でした。
真犯人に付いての感想はネタバレにて。

▼以下、ネタバレ感想
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模倣犯1 (新潮文庫)
宮部みゆき模倣犯 についてのレビュー
No.22: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

硝子のハンマーの感想

以前ドラマを見た事がありました。1部を読んでいる時は、推理している試行錯誤が正直退屈でした。トリック知ってますので。しかし、2部に入って全く印象は変わります。最初誰の事を書いているのか良く分からない(作者の狙いの様ですが)。最後にストーリーが一つにまとまった時の気持ち良さは、なかなかの物です。作者ならではのうんちくがすごいので、ページが多いですが、結構ストーリに交じって今回は読み易い気がします。日本推理作家協会賞受賞作。読んで損はありませんよ。
硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
貴志祐介硝子のハンマー についてのレビュー
No.21: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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氷舞 新宿鮫VIの感想

10年以上積んであった本ですが、久しぶりの新宿鮫はかなり面白かったです。当時よりも警察小説を読む機会が増え、リアリティが無さ過ぎて醒めるかな、と思ったのですが、大沢在昌のエンターテイメント性は素晴らしい。アクションあり、恋愛ありで派手に展開しますが、最大の美点はそれぞれのキャラが立っている所ですね。またこの世界に戻って来たくなる、そんな魅力があります。絶対1作目から順に読んだ方が良い。間違いなくオススメ。
氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)
大沢在昌氷舞 新宿鮫VI についてのレビュー
No.20: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

天使のナイフの感想

テーマは少年犯罪。被害者も加害者も、それぞれの家族もみな苦悩の中立ち直れない。
更生を見守るべきか、厳罰を処せるべきか、正解の無い問題にそれぞれの立場から多層的にストーリーが構成されています。次々に真実が明らかになるたびにそれまでの見方ががらりと変わり、どこへたどりつくのか、素晴らしい内容に引っ張られ一気に読みました。
後半の展開がテレビドラマみたいだ、との意見を見かけましたが、スピード感があり分かりやすいという事で、良かったのでは無いでしょうか。
乱歩賞受賞作、デビュー作にして傑作と呼べる作品です。オススメします。
天使のナイフ 新装版 (講談社文庫 や 61-12)
薬丸岳天使のナイフ についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

五匹の子豚の感想

いわゆる「回想の殺人」テーマと呼ばれるそうですが、正に本格推理という感じで、かなり面白かったです。5人の証言は微妙にずれており、同じ人間を見ているのに印象が全然違う。また、皆すべて本当の話ばかりはしない。しかし嘘ばかりでもなく、うっかり忘れている事や、曖昧な記憶の事もある。そんな当時の話や書いてもらった手紙を元に、最後は意外な真実へとたどり着きます。納得できる良い結末だったと思います。一般的にはマイナーな作品でしょうが、安楽椅子物が好きな方は読んで損は無いですよ。是非。
五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティ五匹の子豚 についてのレビュー
No.18: 7人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

そして誰もいなくなったの感想

この作品が基準となり、後の類似した設定が生まれて行ったのでしょうから、若干トリックや犯行方法にゆるさがあるのは、仕方ないと思います。参考書があって後からいじるのは、楽で当たり前。最初に思いつき、この完成度で書ききったのが、本当に素晴らしい。現代までミステリーの代名詞となるのも、納得の名作。邦題もいいね。
緊張感が最後まで続き、真相には驚かされる。犯人全然分かりませんでした。ネタバレを聞く前に未読の方は是非お早めに。
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ゴメスの名はゴメスの感想

タイトルはずっと以前から知っていました。50年前の作品ですが、今回やっと読む事が出来ました。舞台はベトナム戦争が始まる直前のサイゴン。友人の行方を探す内に、スパイの争いに関わって行く事になります。巻き込まれると言うよりもあえて飛び込んで行くと言うイメージです。誰が敵か味方か分からない、サスペンスに満ちたストーリーも良いですが、何と言っても文章が良い。設定にも会話にも品がある。更に、ベトナムの情景描写が素晴らしい。当時は取材旅行に行ける時代ではなく、聞いた話と想像で書いたらしいですが、とてもそうは思えない。
ホントに古さは全く感じません。未読の方は勿体ないので是非読んで見て下さい。ハードボイルド好きなら特にです。
ゴメスの名はゴメス (光文社文庫)
結城昌治ゴメスの名はゴメス についてのレビュー
No.16:
(8pt)

虹の谷の五月の感想

船戸与一の作品は救いが無い。良い人はすぐ死んでしまうが、悪い奴も結局死ぬ。基本的に出て来るのは貧しい地域の人々なので、金ですぐ裏切るし、差別は酷いし、環境が過酷で読んでいて辛くなる。
本作は珍しく主人公が少年の成長物語で、13歳から15歳までの5月に起きた3つのエピソードが描かれています。やはりいつもとは少し感じが変わりますね。ただ、誇り高き気持ちの良い男も何人か出て来ますし、戦闘シーンはさすがの職人芸で、最高の緊張感を味わえました。そこはご心配なく。
とにかく、男も女も、子供も大人も次々死にますので、それだけは覚悟して下さい。船戸ファンには改めて言うまでも無い事ですが、直木賞受賞作の為、それ以外の方も読まれるかも知れませんので。
虹の谷の五月〈上〉 (集英社文庫)
船戸与一虹の谷の五月 についてのレビュー
No.15: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

虚無への供物の感想

探偵小説における三大奇書の一つであり、反推理小説(アンチミステリー)の傑作と呼ばれる古典作品です。どういった感じなのか興味深く読みましたが、想像以上に手ごわかったです。謎が解明されないまま次々と不可解な事件が重なり、登場人物達の語る蘊蓄の多さと会話の回りくどさに眩暈がします。面白いのかと聞かれれば評価は難しい。そして終章までたどり着き茫然としてしまう、これがアンチミステリーと言う意味なのか。この作品に何を求めるのかで、見方は変わるのでしょう。
万人にオススメはしませんが、このサイトに立ち寄られる方々なら、一読してみてはいかがでしょうか?他の方の感想も聞いてみたいです。
虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)
中井英夫虚無への供物 についてのレビュー
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

贄の夜会の感想

サイコサスペンスですが、警察小説でもあり、ハードボイルド小説でもあります。猟奇的殺人者、プロの殺し屋、警察官と3つの視点で物語は描かれますが、割と読み易く引き込まれてしまいました。
ストーリーも実際の事件を下敷きとしておりかなり面白いのですが、本作最大の魅力は登場人物達のキャラクターだと思いました。沢山死人が出るのが勿体なく感じます。
結構想像通りの展開で意外性はあまりありませんでしたが、逆に納得の進み方ではあり、エンディングまで間違いなく楽しめると思います。ぜひ多くの方に知って欲しい作品です。
贄の夜会〈上〉 (文春文庫)
香納諒一贄の夜会 についてのレビュー
No.13: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クリムゾンの迷宮の感想

主人公が目覚めたのは見覚えの無い異様な場所。記憶が定かで無く、何が起きているのか最初は分からない。やがて、閉じ込められた9人のメンバーが、ゴールを目指して競争するゲームに参加している事が分かって来る。ただしそれは全員が敵であり、命の保証は無いサバイバルゲームだった、という話です。
面白くて一気に読みましたが、かなり期待していたので、その分不満が残りました。インシテミルを先に読んでいたので、同じくクローズドサークルでのゼロサムゲームなら、ホラーテイストの本書より、本格テイストのあちらの方が好みだ、という事なので仕方無いのですが。同じグロイ描写でも、やはりホラーの方がエグイです。
とは言え、全体を通してだれる所の無い、緊張感が途切れない傑作です。特に本書のラストは余韻があって実にいいです。
サバイバル、ホラー、RPG、ゲームブック、この辺りが気になる方に特にオススメします。100冊目。
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
貴志祐介クリムゾンの迷宮 についてのレビュー
No.12:
(8pt)

ジェネラル・ルージュの凱旋の感想

チーム・バチスタシリーズ3作目で、救命救急センター部長速水の収賄疑惑がメインの話になっています。本作は、前作のナイチンゲールと同じ時間に起きていたもう一つの事件、となっていますので、登場人物やエピソードが共有されています。是非両作品共に読まれる事をオススメします。
今回は推理小説ではありませんが、著者には無理に殺人事件など起こすより、こんな感じの医療エンターテイメントが向いていると思います。かなり面白かったので、是非この路線で進んで欲しいです。
難点は、著作を発表順に全部読んでいく必要がある所で、キャラクターや過去のエピソードを読者が知っている事を前提にしている所が有る為、シリーズファンなら高評価、作品単体でみれば平均点、と言うのが海堂作品では無いでしょうか。
私は今の所はまってしまいましたので、この得点は割り引いてもらった方が良いかも知れません。
新装版 ジェネラル・ルージュの凱旋 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
海堂尊ジェネラル・ルージュの凱旋 についてのレビュー
No.11:
(8pt)

ブラックペアン1988の感想

本作は推理小説ではありませんので、犯人も謎解きもありません。しかし極上のエンターテイメントであり、今まで読んだ中では著者の最高作だと思います。
特別な事件が起きなくても、手術場面は十分にサスペンスで緊張感がありますし、チームバチスタシリーズに出て来る人達の、若き日を見せるサービス精神も良かったです。また、外科医1年生の語り手が色々な質問をして、それを説明するという形で読み易くする工夫がされており、この熱い青年の青春小説としても素晴らしいと思いました。「チームバチスタの栄光」より絶対こちらが余韻が深い、間違いなくオススメ。
新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)
海堂尊ブラックペアン1988 についてのレビュー
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悪果の感想

大阪府警のマル暴担当刑事が主人公の警察小説です。とにかく出て来るのが悪人ばっかりで、みんな自分の事しか考えていない。本当の警察官はもっと真面目だと思いますが、著者の筆力は凄まじく圧倒的なリアリティで、本当にこんな事してるのか?と思ってしまいました。
少々話が長くて人間関係やストーリーが複雑に思えた所と、エンディングが気に入らなかったですが、相当取材を重ねた力作には間違いありません。
登場人物達の熱量に圧倒される事になるでしょうが、軽妙な大阪弁の会話も楽しいですし、ぜひ多くの方に読んでいただきたい傑作です。特に大人の男達にオススメ。
悪果
黒川博行悪果 についてのレビュー
No.9: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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リピートの感想

現在の記憶を持ったまま過去の自分に戻れる、と言うSF的設定と、その後に起こる連続殺人事件の謎を解く、と言う本格推理要素が合わさった作品です。これはかなり面白いです。中でも一番気に入ったのは主人公の大学生でした。恋愛にしても他の人間関係や物の考え方、行動、すべて身勝手。最初の印象からどんどん変貌して行く感じで、すごかった。人間の本能って所詮こんな物かも知れません。大きな謎と主人公の気持ち悪さで最後まで飽きずに読めました。細かい矛盾は気にせず、ぜひ楽しんで読んで下さい。
リピート (文春文庫)
乾くるみリピート についてのレビュー