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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数204

全204件 101~120 6/11ページ

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No.104:
(7pt)

蜃気楼・13の殺人の感想

村おこしのマラソン大会で13人の参加者が消えてしまう。マラソンコースは一種の密室であり、途中で抜け出る事は出来ないはず。その後も次々と事件が起きるが、それは全て150年前の古文書に書かれていた事だった。謎はかなり良い、トリックも綺麗に納得できて面白い、人物のキャラ付けも良く出来ている。ただ、探偵役が二人おり、それぞれバラバラに謎を解いて行くため、視点がぐしゃぐしゃで分かり辛い。これが結構致命的かも。しかし、東京で会社を辞め、この村に溶け込むしか無い、と思い詰める主人公は鬼気迫る物があり、読み応えが有った。
蜃気楼・13の殺人 (光文社文庫)
山田正紀蜃気楼・13の殺人 についてのレビュー
No.103:
(7pt)

待っていた女・渇きの感想

凄く真面目な中年探偵を主人公としたハードボイルド。今まで知らなかった事を後悔するほど面白かった。周りにいる沢山の協力者たちも皆魅力的だが、なんと言っても健気な娘が可愛い過ぎる!。信じては裏切られ、真実は隠され、誰が本当の味方なのか分からない。自分の眼で見える範囲以外には確信が持てず、疑心暗鬼と不安を強がりと軽口で吹き飛ばす。ハードボイルドのストーリーはそうやって展開して行くと思うんですが、本作はそこで娘の存在が効いてくる。絶対に捨て身には成れない探偵、シリーズの今後も読んで見たい。私も娘が欲しかったなぁ。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)
東直己待っていた女・渇き についてのレビュー
No.102:
(7pt)

てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書の感想

著者の初短編集。「大阪府警捜査一課シリーズ」で、色々な刑事が出て来ますが、かなり面白かったです。30年くらい前の作品ですので、科学捜査の部分では時代を感じる。今では成立しないトリックも有るし。しかしそれは仕方ない所なので、大阪弁の軽快な掛け合いを楽しみながら、捻りの効いたオチで更に楽しむ、おススメです。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)
No.101:
(7pt)

貴族探偵対女探偵の感想


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貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)
麻耶雄嵩貴族探偵対女探偵 についてのレビュー
No.100:
(7pt)

黒百合の感想


▼以下、ネタバレ感想
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黒百合 (創元推理文庫)
多島斗志之黒百合 についてのレビュー
No.99: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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水車館の殺人の感想

再読ですが内容は忘れているので、新鮮に読み返す事が出来ました。館の構造が中々頭に入らず、平面図を繰り返し確認するのが面倒だったかな。現在と過去の事件が交互に進むのですが、視点が異なります。スケキヨマスクを着けている人は、入れ替わっていて当たり前。しかも過去は三人称、現在は一人称とわざとらしい。敢えて入れ替わって無いのか?と疑いながら、手紙が見えなかったのはやはり?と推理するのが楽しかった。秘密の仕掛けがあるのが館シリーズの特徴なら、ラストの演出は作者の特徴でしょう。これも本格推理のバリエーションの内かと。
水車館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人水車館の殺人 についてのレビュー
No.98: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

テロリストのパラソルの感想

第41回乱歩賞と第114回直木賞をW受賞し、文春ミステリー1位、このミス6位と言う掛け値無しの傑作。十数年振りの再読だが初読の記憶は全く無し。ハードボイルドの王道を征く主人公のキャラには痺れたが、浅井が更に格好良い。いずれにしてもこの手の作品は文体とキャラで読ませる物なので、ミステリーとしての完成度は二の次。主人公、相棒、ヒロインまでは気に入ったが、敵役が少々私好みでは無かったかな。作中では全共闘世代は40才過ぎだが、今では自分の歳が追い越してしまった。作品は面白いのだが、それが読んでる間切なくて参った。
テロリストのパラソル (講談社文庫)
藤原伊織テロリストのパラソル についてのレビュー
No.97:
(7pt)

相棒の感想

著者初読み。幕末の二大ヒーロー、土方歳三と坂本龍馬を「相棒」とさせる為に、事件は後付けで考えたんでしょうね。良く出来た設定で、西郷、桂、岩倉等々オールスターが集合し、中々楽しめました。ただ、事件解決の為に出来る事は聞き込みだけなので、中盤まではやや単調だったかも。敵対する二人が、二日間と言う限られた時間の中で徐々に認め合う関係になる、その会話の変化なんかが面白かった。物語の始まりは龍馬暗殺直前の時期、新選組も終焉に向かい出す時期。幕末は切ない。敵も味方も文字通り命を懸けている。なので、ラストは蛇足だよな。
相棒
五十嵐貴久相棒 についてのレビュー
No.96:
(7pt)

贋作『坊っちゃん』殺人事件の感想

先日「坊ちゃん」を読んだので、内容忘れないうちに本作を続けて読了。前半は文章といい、登場人物の行動といい、まんま続編を読んでいるかの様に楽しめました。中盤から後半はミステリー色が濃くなりますが、段々つじつま合わせが苦しくなったかな?。しかしながら、本家をかなり気に入った私としては、あの世界にもう一度帰れた気分だけで、かなり満足しました。ただミステリーとしては、ラストはあまり好みじゃ無いねぇ。途中の伏線も、回収仕切ったかどうか微妙だし。いっその事ミステリーにせず、作者には「続坊ちゃん」書いて欲しいなぁ。
贋作『坊っちゃん』殺人事件 (集英社文庫)
柳広司贋作『坊っちゃん』殺人事件 についてのレビュー
No.95: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鈴木ごっこの感想


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鈴木ごっこ (幻冬舎文庫)
木下半太鈴木ごっこ についてのレビュー
No.94: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

天久鷹央の推理カルテの感想

医療系ミステリーの短編集。前半の2篇は事件自体がいまいちで、デフォルメされたキャラクターのドタバタに醒めてしまった。27歳で600床ある病院の副院長?こんな病院無いだろうって。しかし後半の2篇は中々緊迫感があり、引き付けられましたね。全体を通して、事前に思ったより面白かったです。設定がかなり強引なので、今後のシリーズ展開がどうなるのか、続けて読んで見たいですね。ただ、一つ気に入らないのは、主人公の医師が誰でも「お前」呼ばわりする事。患者やその家族に対して言うのは、違和感では無く不快感を感じた。そこは残念。
天久鷹央の推理カルテ 完全版 (実業之日本社文庫)
知念実希人天久鷹央の推理カルテ についてのレビュー
No.93:
(7pt)

高い城の男の感想

著者初読み。第二次大戦において、枢軸国側が勝った世界が舞台。日本とドイツが支配するアメリカで、敗戦国の屈辱に耐えるアメリカ人、虐殺されるユダヤ人、とにかく沢山の人が出て来て、散文的にエピソードが紡がれて行きます。物語を貫いているのは、「易経」によって行動を決定する、と言う価値観と、連合国側が勝った架空の世界を描いた「イナゴ身重く横たわる」と言う小説の存在です。この小説を書いた作者が、「高い城」に住んでいる「男」な訳ですが、ここまで説明を読んで頂いても、何の話だか分からないと思います。つまり、そう言う事。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)
フィリップ・K・ディック高い城の男 についてのレビュー
No.92: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

神様の裏の顔の感想

著者初読み。第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。神様のように慕われていた元教師が亡くなってしまい、そのお通夜でのお話。本当に先生は神様のような人だったのか?それとも裏の顔が有ったのでは?と遺族含めた関係者が推理(と言うか想像)を繰り広げる事になります。以下ネタバレにて。

▼以下、ネタバレ感想
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神様の裏の顔 (角川文庫)
藤崎翔神様の裏の顔 についてのレビュー
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(7pt)

グッバイ・ヒーローの感想

エンタメ作品としてとても面白く読めました。少しのユーモアと少しのミステリー、真っ直ぐな主人公と謎の相棒?との友情。周りには理解ある仲間と憎々しい敵。どんどん転がるストーリーに追われるタイムリミットサスペンスです、第一部も二部もね。しかし、このハートウォーミングな世界観が作者の本来の持ち味なんでしょうね、乱歩賞受賞後第一作とはとても思えない(笑)。やはり新人賞は分析、作戦、テクニックを駆使して獲得、受賞すればこっちのものなんですな。「再会」結構好きなんで、両方の路線の作品を作者には期待しています。おススメ。
グッバイ・ヒーロー (講談社文庫)
横関大グッバイ・ヒーロー についてのレビュー
No.90: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

機龍警察の感想

近未来を舞台とした警察小説。ただし架空の組織、架空の機甲兵装が登場するので(何せ警察が傭兵雇ってます)、設定にリアリティは無いです。それなりには面白かったですが、登場人物の誰にも感情移入出来ず、共感も同情もほぼ感じなかったのが残念。文体は悪くないのですが、敵味方共感情的で感傷的過ぎ、渋く乾いた雰囲気があまり出て無かったかな?。以降ネタバレにて。

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機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
月村了衛機龍警察 についてのレビュー
No.89: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

麒麟の翼の感想

今回のテーマは親子、格差社会、被害者家族等々。なので、社会派推理の側面は強いです。ただ、最近の加賀シリーズは人情物でもありますし、コツコツ捜査を進める警察物でもあります。犯人は誰なのか?、被害者はそこで何をしていたのか?等々、伏線が回収され謎が徐々に解けていくのは、推理物として楽しい。しかし、その裏にある人間ドラマは重く、深く、哀しい。なぜもっと良く話し合えなかったのか?、この物語で亡くなった人達に残された家族は、ずっと考えてしまうでしょう。そして、それはたぶん加賀恭一郎にとっても言える事なんでしょうね。
麒麟の翼 (講談社文庫)
東野圭吾麒麟の翼 についてのレビュー
No.88: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ユージニアの感想


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ユージニア (角川文庫)
恩田陸ユージニア についてのレビュー
No.87:
(7pt)

プレゼントの感想

最近葉村晶シリーズの文庫化が進んでますので、とりあえず最初から読んでみました。小林警部補の話と両方が入っていますが、結構読み口が違いますね。しかし、いずれも最後は意外な結末と言うか、皮肉な終わり方になっています。作者の作品は1作しか読んで無いので良く分かりませんが、作風なのかな?本作は可もなく不可もなく、と言う感じでしたので、もう少し追いかけて見たいと思います。いつもの通り、先にもうシリーズ全部買っちゃったし。
プレゼント (中公文庫)
若竹七海プレゼント についてのレビュー
No.86:
(7pt)

何者の感想

現代の若者も大変ですねぇ。バブル時代の人間には、あまり共感する部分は無かったかな。それとも一流大学生じゃ無かったからかも(笑)。人間裏表は誰しも有るでしょうが、透けて見えるもんかも知れませんね。ラストはある意味どんでん返しです。ミステリーでは無いですが、結構おススメの作品、直木賞だし。
何者 (新潮文庫)
朝井リョウ何者 についてのレビュー
No.85:
(7pt)

スカウト・デイズの感想

著者初読み。プロ野球のスカウトを題材とした作品。作中に「人買い」と有りますが、希望の選手を自チームへ引き込む為の、他チームへ問題のある選手を採らせる為の方法は、虚々実々で結構面白かったです。ストーリーの先が気になり一気読みでしたが、キャラクターの誰にも感情移入出来無かったので、総合評価はまずまずと言った所です。騙し合いの中で傷つく選手が多く、倫理的にと言うか、人道的な部分で気分が悪くなった所がリアルなんだろうなぁ、厳しい世界。プロ野球ファンの方ならまた感覚も違うでしょう、私には最初から選択ミスだったかな。
スカウト・デイズ
本城雅人スカウト・デイズ についてのレビュー